作成日
:2020.09.14
2021.08.31 15:31
今月9日、米下院エネルギー・商業委員会(The House Committee on Energy and Commerce)は、消費者保護をめぐる法律にブロックチェーン関連の提案を追加したことが明らかになった。
今回、同意委員会はBlockchain Innovation ActおよびDigital Taxonomy ActをConsumer Safety Technology Actに組み込むことを決定したという。これにより、人工知能などの新興テクノロジーのリストにブロックチェーンが正式に加えられ、消費者の潜在的なリスクを特定するため、商務省(Department of Commerce)【以下、DoCと称す】および連邦取引委員会(Federal Trade Commission)【以下、FTCと称す】の調査実施が義務付けらるようだ。
これに加え、FTCは仮想通貨に関する不正行為に対し、どのように対処するのが最善かについて、議会に勧告する主旨の報告書を提出する必要がある。この法案を提出したDarren Soto議員は、米政府が確実性を確保しながら仮想通貨市場の成長やイノベーションをサポートし、公共機関や企業、消費者が仮想通貨を利用するための規制を確立すべきだと語っている。また、Soto議員は最終的にDoC内にBlockchain Center for Excellenceと呼ばれる機関を設立することが目的だと述べた。
現在、Consumer Safety Technology Actは下院で調整に向けた議論が進められているが、どのような形で法整備が行われるのか、今後も米国での展開を見守っていきたい。
release date 2020.09.14
昨年6月にFacebook(フェイスブック)がリブラ(Libra)の立ち上げを発表して以降、米政府は仮想通貨およびブロックチェーン技術に対して強い関心を示し始めている。実際に米上院でFacebookのリブラに対する公聴会が実施されるなど、同仮想通貨や中国のデジタル人民元を脅威と認識した上で議論が行われているという。また、今年に入ってからは景気刺激法案の一環で米下院がデジタルドルを発行し、新型コロナウイルス(COVID-19)で困窮する国民にデジタルドルを給付することが提案されている。特に中央銀行発行の独自デジタル通貨(Central Bank Digital Currency, CBDC)に関しては、フィラデルフィア連邦準備銀行がCBDCにより商業銀行が不要になる可能性があるとの警告を発するなど、米政府にとって注目のトピックとなっているようだが、どのような対応を見せるのか、今後も米議会の動向に注目していきたい。
作成日
:2020.09.14
最終更新
:2021.08.31
米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Milton Marketsが夏トク15%入金ボーナスキャンペーンを開催!
2023.06.21 19:30
XMTradingがF1チームスクーデリア・アルファタウリとスポンサーシップを締結
2023.03.28 20:00
海外FX業者で取引できるエネルギー銘柄は?取引の種類やメリットを解説
2023.02.27 20:00
仮想通貨HOOKとは?将来性は?Hooked Protocolが提供するWild Cashも解説
2022.12.13 21:00
Huobi(旧Huobi Global)は日本居住者向けサービスを停止していない?
2022.12.08 19:30
分散型取引所dYdXの使い方をイチから解説!注意点も紹介
2022.12.01 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー