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作成日
：2020.09.04
シンガポール取引所（本社:2 Shenton Way, #02-02 SGX Centre 1, Singapore 068804）【以下、SGXと称す】は、英国の仮想通貨データプロバイダーであるCryptoCompareと提携し、iEdgeビットコイン（Bitcoin）インデックスおよびiEdgeイーサリアム（Ethereum）インデックスで構成される仮想通貨インデックス製品群を公開した。
今回、SGXが仮想通貨インデックスを公開したことに関して同取引所のSimon Karaban氏は、富の創造と蓄積が急速にデジタル化している事実に触れ、より多くの投資家が仮想通貨を採用し始めていることが背景にあると説明した。また、Karaban氏はSGXがアジア地域の投資家に仮想通貨インデックスを提供し、市場のニーズを満たすと同時にイノベーションの促進を目指すと言及している。一方、CryptoCopmpareのコマーシャルディレクターであるJames Harris氏は、SGXと提携することで同社製品へのアクセスを拡大できることを嬉しく思うとコメントした。
CryptoCopmpareによると、グローバル市場における仮想通貨関連ファンドの運用資産残高（AUM）は2017年3月の2億2,000万ドルから2020年6月の45億ドルにまで増加し、その年間成長率は148％を記録したという。現在、運用資産残高の多くは米国およびEMEA（欧州・中東・アフリカ）地域に偏っているが、仮想通貨市場におけるスポット取引量の43％を占めるアジア地域は、このバランスを変えるだけの潜在性を秘めている。
過去4年間、SGXはテーマ別投資、スマートベータ、先物、債権、マルチアセットソリューションなどのインデックスを上場してきた。今回、SGXはこのラインナップに仮想通貨インデックスを加え、仮想通貨市場へのアクセスを確立したが、これがどのような成果を上げるのか、今後も同取引所の取り組みに注目していきたい。
release date 2020.09.04
