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BitGo、日本市場でSelf Managedカストディサービスを展開

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update 2021.08.31 15:32
BitGo、日本市場でSelf Managedカストディサービスを展開

update 2021.08.31 15:32

Bitgateを始めとする複数の取引所にソリューションを提供

米国の大手仮想通貨カストディ企業であるBitGo, Inc.(本社:DMCA Agent 445 Sherman Avenue, Suite 200, Palo Alto California 943066[1])【以下、BitGoと称す】は、日本の金融庁(Japan Financial Services Agency, JFSA)が課す法的要件を満たし、仮想通貨取引所のBitgateにSelf Managedカストディサービスを提供することを発表した。[2]

BitGoの発表によると、このソリューションはアジア市場向けに構築されたものであり、違反や損失につながる単一障害点を排除するマルチシグウォレットなどのセキュリティサービスの提供を可能にするという。BitGoのCEOであるMike Belshe氏は、今年5月に日本の改正資金決済法が施行された事実に触れ、Bitgateが同社のカストディサービスを採用したことは、国内市場でセキュリティに対する関心が高まっている表れだと述べた。また、Belshe氏は日本でコインチェックのネム(NEM)流出や、マウントゴックス事件などの大規模なセキュリティ侵害が発生したことに言及し、国内企業が仮想通貨のセキュリティについての考えを改めていると説明した。

現在、金融庁は仮想通貨取引所に顧客資産の大部分をコールドストレージで管理するよう義務付けており、国内市場でBitGoなどのカストディサービスに対する需要が高まりを見せている。今の所、BitGoは金融庁から認可を受けた仮想通貨交換業者24社の内、6社にソリューションを提供することに成功しているようだ。

先日、日本の金融庁長官が仮想通貨市場の規制緩和を懸念する旨の発言を行い、引き続き国内市場の統制を強化する方針を示しているが、この流れがBitGoにどのような影響をもたらすのか、今後も同社の日本での動向に注目していきたい。

release date 2020.09.04

出典元:

ニュースコメント

大手企業の参入で再興する日本の仮想通貨市場

2017年の仮想通貨バブル以降、日本ではビットコイン(Bitcoin)の取引量が下降線をたどっているが、その市場規模は依然としてアジア最大級を維持している。最近では、大手インターネット証券会社およびIT企業が仮想通貨市場に続々と参入してきており、数多くの仮想通貨関連サービスやブロックチェーン関連プロジェクトが誕生して盛り上がりを見せている。特に仮想通貨デリバティブ市場は次なるフロンティアとして開拓が進み、先日もSBIホールディングスのリテールFXブローカー事業を担うSBI FXトレードが仮想通貨CFDの取り扱いを開始するなど、改正金融商品取引法の施行に伴い、仮想通貨市場拡大の兆しを示している。今回、大手カストディ企業のBitGoが日本市場に参入してきたことは、これら仮想通貨関連企業の取り組みを後押しする可能性があるが、国内の仮想通貨市場はどのように変異していくのか、今後もその展開を見守っていきたい。


Date

作成日

2020.09.04

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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