Select Language

FXCM Pro、Devexpertsと提携

FXCM Pro、Devexpertsと提携

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.05.26 14:32
FXCM Pro、Devexpertsと提携

update 2022.05.26 14:32

DXtradeへ流動性を供給

大手海外FXブローカーであるFXCM Group, LLC(本社:20 Gresham Street, 4th Floor, London EC2V 7JE, United Kingdom[1])の機関投資家向けビジネスを運用するFXCM Proは8月10日、Devexperts(本社:Riesstrasse 18, 80992 Munich[2])と提携し、同社が開発した取引プラットフォームDXtradeへ流動性を供給することを発表した。[3]

2020年5月、DevexpertsはリテールFX・CFD業界向けに、SaaS形式の取引プラットフォームであるDXtradeをリリースした。同社にとってFXCM Proとの提携は、機関投資家向けのリクイディティプロバイダー(流動性供給業者)として認知度の高い企業を通じた初の流動性供給事例となる。FXCM Proはリテールブローカーを対象に、同取引プラットフォームを通じて、マルチアセットに対応した流動性を供給する方針だ。

両社の提携に際し、FXCM Proのマネージングディレクター兼セールス部門グローバルヘッドを務めるMario Sanchez氏とDevexpertsの店頭(OTC)プラットフォーム部門バイスプレジデントであるConor O'Driscoll氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

過去6か月の間に、海外FXブローカーが提供するテクノロジーは、最も注目しなければならない分野になっております。市場のボラティリティが高まり、取引高が過去最高に達する中、ブローカー各社は迅速且つ効率的な顧客オンボーディングの実践が必要とされています。このような市場環境下において、競争力のあるプライシングは、最も重要なことであります。我が社がDevexpertsと提携することで、新たにFX・CFD業界に参入するブローカーは、革新的な取引プラットフォームを通じて、世界最高水準の流動性にアクセスできるようになります。

Mario Sanchez, Managing Director and Global Head of FXCM Pro Sales - FXCM Proより引用

FXCM Proは、世界中の海外FXブローカーへ、マルチアセットに対応した流動性を供給する有力リクイディティプロバイダーであります。同社の優れたサービスと我が社の取引プラットフォームが融合すると共に、DXtradeへ顧客を集約することで、FX・CFD業界の新規参入者向けに、割安なターンキーソリューションを提供できるようになります。

Conor O'Driscoll, VP of OTC Platform at Devexperts - FXCM Proより引用

FXCM ProはDevexpertsと提携し、機関投資家レベルの豊富な流動性を供給することで、更なる顧客基盤の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.08.12

出典元:

ニュースコメント

差別化要因となる取引プラットフォームの強化が進む

Devexpertsが開発したDXtradeは、海外FX・CFDブローカーを対象にした既製の取引プラットフォームだ。同ツールはフロント及びバックエンド共にカスタマイズが可能であり、リミットやリベート、マージン、スプレッド及び金融商品別の執行など、各種設定を柔軟に行える。そのため、各ブローカーは異なる顧客セグメントに対応したカスタムサービスを提供できるという。また、DXtradeにはトレードジャーナルやダッシュボード、高度なナビゲーション、モバイル版及びウェブ版に対応したユーザーインターフェースなど、ユーザーエクスペリエンスの向上や顧客獲得・維持に寄与する様々な独自取引ツールが搭載されている。O'Driscoll氏によると、競争が激化する市場においては、海外FXブローカー各社にとって、競合他社との差別化が重要であるという。このような市場環境下で、多くの金融サービスプロバイダーが、大きな差別化要因となる取引プラットフォームの強化を図っている状況だ。例えば、チャールズ・シュワブがTD Ameritradeと取引プラットフォームの統合を計画している他、Trade360がオンライン取引プラットフォームをリリースした。また、取引手数料無料の投資アプリBUX ZeroをリリースしたBUXはドイツのユーザー数が10万人を突破したことを発表している。同社は顧客ニーズにマッチした取引プラットフォームを武器として、順調に顧客基盤を拡大させている模様だ。今後も多くの海外FXブローカーが、トレーディングエクスペリエンスの向上に寄与する革新的な取引プラットフォームを開発することを期待したい。


Date

作成日

2020.08.12

Update

最終更新

2022.05.26

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

XMTradingがおみくじプロモ2025を実施!総額1,000万円越えのキャンペーン

海外FX業者XMTradingは、1月2日~1月31日までの期間限定で「おみくじプロモ2025」を実施すると発表しました。賞金総額は1,000万円以上であり、抽選で100名に最大75万円の現金がキャッシュバックされます。
update2025.01.06 19:00

このローソク足あと何秒!?残り時間を表示するMT4/MT5のインディケータを比較

MT4やMT5でトレードする際、インディケータを使えばローソク足が確定するまでの残り時間を表示できます。アラート機能付きや残り時間以外の情報も表示するインディケータもあります。本記事では、MT4・MT5にローソク足の残り時間を表示するインディケータを紹介します。
update2024.12.12 19:30

SONYのレイヤー2「Soneium」がIP侵害を理由にミームコインをブラックリスト化

ソニーグループによるイーサリアムレイヤー2のSoneium(ソニューム)が、メインネットローンチの同日に、IP侵害のあるミームコインをブラックリスト化し、SNSで話題となっています。本記事では、Soneiumの概要やブラックリスト化の内容、SNSでのユーザーの声などを解説します。
update2025.01.17 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル