Select Language

Bottlepay、ビットコインウォレットサービスを再開する見通し

Bottlepay、ビットコインウォレットサービスを再開する見通し

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:33
Bottlepay、ビットコインウォレットサービスを再開する見通し

update 2021.08.31 15:33

ライトニングネットワークを戦略の中核に添える

英国のソーシャルペイメントアプリであるBottlepayが、第5次マネーロンダリング対策指令(The Fifth EU Anti-Money Laundering Directive)【以下、AMLD5と称す】に準拠し、今後数週間で同社のビットコイン(Bitcoin)ウォレットサービスを再開させる見通しであることが明らかになった。[1]

昨年末からBottlepayはサービスを停止していたが、現在、Reddit(レディット)やTwitter(ツイッター)、Discord(ディスコード)などのソーシャル機能を備えたビットコインウォレットを構築しているという。今年8月にローンチされるクローズドベータ版のウェイティングリストには、既に1,000人を超えるユーザーが登録しており、早くも再開に向けて期待が高まっている様子がうかがえる。BottlepayのCEOであるMark Webster氏は、ビットコインのライトニングネットワーク(Lightning Network)活用が肝になると述べ、同社がその開発に注力すると説明している。

Bottlepayの共同創設者であるPete Cheyne氏は、同社のサービスに関して次のようにコメントした。

ビットコイン購入で利用可能な予約決済機能の追加など、アプリネイティブな製品に移行するためにやることはまだまだたくさんあると言えるでしょう。ライトニングネットワークは、ユーザーがチャネルを管理する必要なくバックグラウンドで動作し、法定通貨と仮想通貨の取引にかかる手数料はわずかです。また、ユーザーは法定通貨を保有することができ、ライトニングコードをスキャンしてポンドまたはユーロ建てで決済を行うことも可能です。

Pete Cheyne, Co-Founder of Bottlepay - CoinDeskより引用

昨年、Bottlepayは200万ドルの資金調達に成功しており、2021年を目処に開発チームを35人にまで拡大することを計画しているという。これに加え、BottlepayはTelegram(テレグラム)関連機能を有効化し、米国市場向けにベータ版をリリースすることを模索しているようだが、今後も同社の取り組みに注目していきたい。

release date 2020.07.14

出典元:

ニュースコメント

欧州で仮想通貨市場の統制を図る動き

2020年、英国ではAML・CFTの規制に基づきFCAが仮想通貨関連企業の監督を行うことを発表しており、仮想通貨の犯罪利用に関するリスクを予防する動きが活発になってきているようだ。これに加えて、欧州委員会(European Commission, EC)もEU(欧州連合)加盟国に対してAMLD5に準拠するよう警告を促し、欧州圏内における金融システムの安全性および透明性を担保しようと試みている。実際に欧州委員会の指摘を受けたエストニアは仮想通貨市場の規制強化に踏み切っており、この流れに迎合する姿勢を示しているという。今年に入ってECBが独自仮想通貨の開発活動拡大を検討するなど関心が高まっているだけに、欧州では仮想通貨を受け入れるための市場環境の整備が望まれていると言えるだろう。


Date

作成日

2020.07.14

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

オオカミコイン(OKM)は怪しい?オオカミプロジェクトの特徴やSNSでの評判

オオカミコイン(OKM)は、オオカミカードを発行するオオカミプロジェクトの仮想通貨です。海外取引所のMEXCに上場していますが、SNS上では怪しいという声も見られます。本記事では、オオカミコインの特徴、SNSでの評判、怪しいポイントなどを紹介します。
update2025.04.11 19:00

Exnessの海外入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExnessで海外送金による銀行口座の凍結が発生している事例を取り上げていきます。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

ワールドコイン(WLD)の換金方法は?日本円に現金化する手順を解説

ワールドコイン(WLD)は、OpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏らが手掛ける仮想通貨プロジェクトです。登録したユーザーには、仮想通貨WLDが無料配布されます。当記事では、ワールドコインを日本円に換金する手順や、換金時の注意点などを解説します。
update2025.04.16 19:30

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

MT4のバックテストに正確なヒストリカルデータが必須!無料・有料データを比較

MT4でバックテストをする際にはヒストリカルデータの取得が必要です。ヒストリカルデータは無料と有料のものがありますが、どっちがいいのか、気になる人もいるでしょう。本記事では、ヒストリカルデータのダウンロード方法を詳しく解説します。
update2025.03.26 19:30

オンラインウォレットPeskaは本当に安全か?運営会社が怪しすぎる

オンラインウォレットPeskaの運営会社には怪しい部分があり、公式サイトに掲載されている情報と事実にいくつか矛盾も見つかっています。本記事ではPeskaを信用すると、なぜ危険なのか説明します。
update2025.03.17 19:00

Exnessの出金遅延はなぜ起きた?オンラインカジノ規制の影響とは

海外FX業者のExnessでは、国内送金の遅延が度々問題になっており、決済代行会社に関連したトラブルと言われています。なぜオンラインカジノ規制が海外FXに波及したのか説明するほか、今後考えられる影響も解説します。
update2025.05.28 19:00

やっぱり悪かった!XMTradingのドル円のスプレッドはコスト重視なら厳しい

Myforex編集部では、2024年11月20日〜2月20日の3ケ月間にかけて、XMTradingが提供する1分単位のスプレッドデータを独自に入手し調査しました。そこで分かったのが、XMTradingが巷で言われているほどスプレッドが狭くない、むしろ他社よりも広いという事実です。
update2025.05.23 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル