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UAEの証券・商品委員会、ライセンススキームを大幅刷新

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update 2022.01.13 12:54
UAEの証券・商品委員会、ライセンススキームを大幅刷新

update 2022.01.13 12:54

先進国水準のサービスを提供すべく統一的な金融システムの構築を模索

アラブ首長国連邦(UAE)の証券・商品委員会(Securities and Commodities Authority)【以下、SCAと称す】は7月9日、海外FXブローカーを含む金融サービス会社を対象とした統一的な金融システムを構築すべく、ライセンススキームを大幅に刷新したことを発表した。[1]

今回の取り組みは、SCAのCEOであるObaid Saif Al Zaabi氏が主導するものであり、UAE Government Strategy 2020において定められた目標を達成し、同国の金融市場を先進国並みの水準に引き上げることを目指している。また、投資家保護のため規制を遵守し、先進国の金融機関と競合するまでに成熟したライセンス企業のシステム構築も目的としている。

同イニシアチブを通じて、グローバル金融市場のベストプラクティスに鑑みたライセンススキームの大幅刷新に加え、SCAのライセンシング・監督部門のエグゼクティブディレクターであるKhaled Ghaith Al Zaabi氏が率いる専門チームが、複数の法律を制定した模様だ。SCAは金融サービス会社に対し、最高水準の統一的サービスの提供や市場リスクのヘッジに寄与すべく、科学的見地及びプロフェッショナルな視点から明確な戦略を打ち出すことを求めているという。

新たなライセンススキームにおいては、ブローキング業務、投資ファンドなどの投資管理サービス業務、清算や受託及び保管業務、信用格付業務、投資アドバイザリー業務という5つのカテゴリーを設けている。SCAは同スキームを導入することで、異なる金融機関に適用されるライセンス取得のための基準を標準化する狙いがあるとのことだ。また同委員会は今回の取り組みに関して、市場関係者に対し30日間のフィードバック期間を設けている。今後も、金融サービスレベルの向上を目指すSCAの取り組みを見守りたい。

release date 2020.07.13

出典元:

ニュースコメント

金融市場の活性化が進むUAE

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを受け、4月20日に史上初めて原油先物がマイナス価格に転じた一方で、中東諸国は不安定な原油市場の影響を最小限にすべく、様々な取り組みを実践している。中でもサウジアラビアと並び中東の盟主に君臨するUAEは、産業の多様化を推進しており、脱石油依存のロールモデルとして市場からの注目が高まっている。また中東地域の金融ハブとして機能するUAEにおいては、同地域最大のデリバティブ商品取引所を運営するDGCXのFX取引需要が拡大していることに加え、多くの海外FXブローカーが同国に進出するなど、金融市場の活性化が進んでいる状況だ。実際に、CFH ClearingがNoor Capitalと提携したほか、HotForexがUAEに新オフィスを開設している。加えて、サウジアラビアとUAEがデジタル通貨の発行で合意するなど、先進的なプロジェクトも進んでいる。今後もUAEが脱石油依存と魅力的な金融市場の形成に向け、画期的な取り組みを実践することを期待したい。


Date

作成日

2020.07.13

Update

最終更新

2022.01.13

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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