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OKEx、Paxfulとの提携で決済オプションを強化

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update 2021.08.31 15:32
OKEx、Paxfulとの提携で決済オプションを強化

update 2021.08.31 15:32

160種類以上の法定通貨での決済が可能となる

大手仮想通貨取引所のOKExは、P2P(ピア・ツー・ピア)取引プラットフォームのPaxfulと提携し、新しい決済オプションを追加することを発表した。[1]

今回の発表によると、OKExはPaxfulのVirtual Bitcoin Kioskを統合し、ユーザーが同社のP2P取引ネットワークを直接利用できるようにするという。PaxfulのP2P取引サービスはロシアルーブルやベトナムドン、インドネシアルピア、ナイジェリアナイラ、コロンビアペソ、英ポンド、メキシコペソ、カナダドル、ユーロ、アルゼンチンペソを含む160種類以上の法定通貨に対応しており、仮想通貨を購入するための多様な決済オプションを提供している。既にOKExは複数のパートナーシップによってビットコイン(Bitcoin)と法定通貨の取引を実現しているが、豊富な種類の法定通貨に対応するPaxfulとの提携は、同社にとっても重要な差別化要素となり、特に規制が厳しい地域での有効なソリューションになり得る。

OKExのCEOであるJay Hao氏は、Paxfulとの協業に関して次のようにコメントしている。

OKExは同じ目標を掲げるPaxfulと提携してより多くの人々に仮想通貨取引サービスを提供できることを嬉しく思います。このパートナーシップを通じ、OKExはPaxfulのインフラおよび決済オプションを利用して発展途上地域へのアクセスを拡大し、Paxfulは我が社の先進的な技術や多様な製品群から利益を得ることでしょう。これは両社および仮想通貨業界にとって大きな前進になると言えます。

Jay Hao, CEO of OKEx - OKExより引用

PaxfulのユーザーはOKExのスポットおよびマージン、先物、DEXプラットフォームを介したオプションなどの様々な市場へのアクセスを得ると同時に、同取引所との更なる協業によるメリットを享受することになる。PaxfulのCEO兼共同創設者であるRay Youssef氏は仮想通貨コミュニティの成長を促したいとの抱負を述べているが、OKExとの協業がどのような成果をもたらすのか、今後も両社の取り組みに注目していきたい。

release date 2020.06.18

出典元:

ニュースコメント

世界的な拡大を続けるP2P取引サービス

近年、大手取引所は法定通貨の取り扱いを強化し、全世界に拡大する仮想通貨取引の需要に対応しようと試みているようだ。このトレンドを背景にPaxfulはバイナンスと提携するなど、P2Pプラットフォームとしての特性を生かして存在感を発揮している。また、Paxfulはビットコインによる金取引サービスの開始を発表し、コモディティ市場にも参入する動きを見せている。PaxfulのようなP2P取引プラットフォームは、中央集権型の取引所と比較して取り締まることが難しく、その取引量も年々増加しているという。実際にロシアでは中央銀行が仮想通貨取引の禁止を求めているものの、バイナンスがP2P取引でロシアルーブルのサポートを実現し、国民に仮想通貨市場へのアクセスを提供している。一部国家の規制当局は罰則を設けて対処しているが、この世界的なP2P取引の拡大が留まることはないと言えるだろう。


Date

作成日

2020.06.18

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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