Select Language

リフィニティブ、Refinitiv Matchingの最新版をリリース

リフィニティブ、Refinitiv Matchingの最新版をリリース

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:33
リフィニティブ、Refinitiv Matchingの最新版をリリース

update 2021.08.31 15:33

主にウクライナのFXトレーダーを対象にした新機能を搭載

金融情報会社Refinitiv(本社:5 Canada Square London E14 5AQ United Kingdom[1])【以下、リフィニティブと称する】は、主にウクライナのFXトレーダーを対象にした、Refinitiv Matchingの最新版をリリースした。[2]

セントラルリミットオーダーブックへのアクセスが行えるRefinitiv Matchingは、FXトレーダーを対象とし、クレジット関連のリアルタイムなスクリーニングや安定したプライシング提供、充実した流動性及び執行サービスを提供することで、FX業務の効率化やシステマティックな投資戦略の策定に寄与するという。同ツールはウクライナ市場向けに標準提供され、規制当局にとっても公正で透明性の高い市場の確保に活用できる模様だ。

Refinitiv Matching最新版のリリースに際し、ロシア及び中東欧で最大規模を誇るSberbankのウクライナ法人でチーフトレーダを務めるIhor Sarnatsky氏とリフィニティブの中東欧地域マネージングディレクターであるAntonio De Gregorio氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

Refinitiv Matching最新版のリリースは、的確に顧客ニーズを満たしており、ウクライナのFX市場の発展に大きく寄与すると見ております。

Ihor Sarnatsky, chief trader at Sberbank Ukraine - Refinitivより引用

ウクライナのFXトレーダーを主眼に置いて設計されたRefinitiv Matchingの最新版をリリースできたことを、我々は喜ばしく思っております。同ツールがリリースされたことで、我が社のお客様はエンドツーエンドの自動化されたワークフローを採用し、安定したプライシングや執行、自動レポートサービスを活用できるようになります。ウクライナのFX市場において取引ワークフローの自動化やデジタル化を図る上で、同国の中央銀行や民間銀行と協働したことは、コスト効率と透明性の高いインターバンク市場の形成に寄与すると共に、FX市場の更なる発展に繋がる画期的な出来事であったと見ております。

Antonio De Gregorio, managing director for Central and Eastern Europe at Refinitiv - Refinitivより引用

尚、リフィニティブはElektronとXcoreを統合したほか、リフィニティブはグローバルサステナブル戦略を公表するなど、多岐にわたる分野でサービス強化を図っている。そして今回、同社は顧客需要に対応する形でRefinitiv Matchingのアップグレードを行っており、更なる利用の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.06.08

出典元:

ニュースコメント

東欧市場の開拓を模索する金融サービスプロバイダー

リフィニティブを始め、多くの金融サービスプロバイダーがウクライナやベラルーシなど東欧市場の開拓を試みている。例えば、WisunoFXやCapital Comなどがベラルーシでライセンスを取得しているほか、仮想通貨分野においてはバイナンスがウクライナ政府を積極的に支援している。背景には、ロシア金融市場の魅力が大きく低下していることが挙げられる。2014年のロシアによるクリミア併合をきっかけに、欧米諸国が制裁を行い、ロシア経済の先行き不透明感への懸念が強まっているほか、2018年12月には、ロシア中央銀行がAlpariなど複数の海外FXブローカーのライセンスを剥奪したことで、FX市場から競争原理を排除した。更に、ロシア中銀がモルガンスタンレーの銀行ライセンスを取消など、複数の大手金融機関も同国での業務縮小を余儀なくされている。多くのトレーダーは、安定的且つ充実したサービスの利用が望めないロシアから隣国の東欧市場にシフトしている模様である。海外FXブローカーが各国の投資家動向や規制環境に適した画期的なソリューションを提供することに今後も期待したい。


Date

作成日

2020.06.08

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

Bybitが日本ユーザーの新規登録を停止!日本撤退で海外FXユーザーにも影響大か?

Bybitが2025年10月31日をもって日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。既存ユーザーは継続利用できるものの、締め出しも時間の問題と予想する声も少なくありません。本記事では、Bybitの発表内容や海外FXユーザーへの影響などを解説します。
update2025.11.06 19:00

FXGT破綻の噂がSNSで再浮上、CEOは「完全なデマ」と否定

海外FX業者のFXGT(エフエックスジーティー)が「経営破綻の危機にある」との噂が一部で広がっています。噂が流れているのは主にX(旧Twitter)で、FXGT公式はこれを否定しています。当サイトではFXGTにこれらの噂について、事実確認を行いました。
update2025.11.04 19:30

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

XMはゴールド(XAUUSD)のスプレッドも広い?ボーナス取引で実質お得

XMTradingのゴールド(XAUUSD)はスプレッドこそ狭くないものの、スワップフリー口座や豪華ボーナス、約定スピードの速さで十分に利用の検討余地があると言えます。当記事ではXMTradingでゴールド取引が向いている・向いていないトレーダーを他社と比較しながら解説していきます。
update2025.10.22 19:00

Exnessで10月に2度もサーバーダウン!?SL設定のユーザーは損失補填

海外FX業者のExnessで、10月に2度のサーバーダウンが発生しています。一連のトラブルが原因で、損失を被ったユーザーも少なくないようです。本記事では、報告されている不具合やExnessが実施した補償などについて説明します。
update2025.10.30 19:30

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

香港エキスポでAxiブースが襲撃される、規約違反のトレーダーによる抗議と判明

香港で開催された「iFX EXPO Asia 2025」の会場で、海外FX業者Axiのブースが襲撃される騒動が発生しました。騒動を撮影した動画がSNS上に投稿されたことで、一部の海外FXユーザーの間で注目を集めています。本記事では、今回の襲撃騒動の経緯とAxi側の説明などをご紹介します。
update2025.11.04 19:00

SwiftTraderが資金難?SNSで出金トラブル報告が増加

2025年以降、SwiftTraderで出金拒否・遅延の報告がSNSで相次いでいます。本記事では報告されている出金トラブルのほか、GEMFOREXとの類似点やSwiftTraderをおすすめしない理由を説明します。
update2025.10.16 19:30

PayPayを使って海外FXとの入出金が可能に?Binance JapanとPayPayが提携を発表

Binance JapanとPayPayが業務提携を発表し、PayPayマネーを使った仮想通貨購入サービスの提供などが検討されています。本記事では、Binance JapanとPayPayの提携内容や、PayPayを使った海外FXとの入出金フローなどを解説します。
update2025.10.17 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル