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Blockchain.com、仮想通貨残高に利息を付与することを発表

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update 2021.08.31 15:32
Blockchain.com、仮想通貨残高に利息を付与することを発表

update 2021.08.31 15:32

付利口座に保有されるビットコインに年間4.5%のリターン

先月29日、仮想通貨ウォレットプラットフォームのBlockchain.comは、預け入れられた仮想通貨残高に対して利息を付与することを発表した。[1]

今回の発表によると、Blockchain.comはユーザーが保有するビットコイン(Bitcoin)に年利4.5%の利息を支払うことを決定したという。また、発表の中でBlockchain.comは、世界中の銀行が預金口座に利息をつけない、または、マイナス金利を課している現状を指摘し、同社の口座を保有するメリットが大きいことをアピールしている。この新しいサービスは米国およびカナダ、日本の居住者以外が対象で、KYC(顧客確認)プロセスを完了したユーザーであれば、誰でも直ぐに付利口座を開設することができるようだ。

2011年に設立されたBlockchain.comは、仮想通貨業界で最も古い企業のひとつであり、ビットコインウォレットを無料で提供していることで知られている。現在、Blockchain.comは事業を多様化することに焦点を当て、仮想通貨取引やレンディングの分野にまでサービスを拡大している状況だ。今の所、ユーザーに付与される利息がどのように支払われるかは明らかになっていないが、その他サービスの利用を促進するために、付利口座がレンディングプラットフォームなどに機能統合されることも考えられる。

近年、仮想通貨市場ではこのような利息付きの預金サービスが人気を博しており、仮想通貨ウォレットや分散型金融(DeFi)プラットフォームが同様のサービスをローンチしている。レッジャーXがビットコイン預金口座をリリースしたほか、Delta Exchangeが仮想通貨取引にも利用可能な付利口座を提供開始しているが、Blockchain.comのサービスは需要を獲得できるのか、今後も同社の取り組みに注目していきたい。

release date 2020.06.02

出典元:

ニュースコメント

ステーブルコインに利息を付与する大手取引所

これまで仮想通貨は投機以外の有効なユースケースが確立されずにいたが、仮想通貨レンディングや付利口座などの分散型金融サービスが登場し、幅広い層のユーザーに利用され始めている。昨年には、コインベースがUSDCリワードを開始するなど、大手仮想通貨取引所が提供するステーブルコインを用いた価格変動リスクの低いサービスに注目が集まっているようだ。仮想通貨市場ではこの分野でも既に競争が始まっており、競合であるバイナンスの仮想通貨レンディングサービスは米ドルを裏付けとする世界最大のステーブルコイン、テザー(Tether)に年利7%もの利息を付与することを売りにしているという。Blockchain.comのビットコインを対象とした付利口座はより高い価格変動リスクが伴うことになるが、仮想通貨コミュニティは同社の試みをどのように評価するのか、今後もこれら分散型金融サービスの動向を見守っていきたい。


Date

作成日

2020.06.02

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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