作成日
:2020.05.28
2021.08.31 15:32
英国・ロンドンを拠点とするフィンテック企業のWombat Invest Ltd(本社:71-75 Shelton Street, Covent Garden, London, United Kingdom, WC2H 9JQ
)【以下、Wombat Investと称す】は5月26日、投資初心者や少額投資を試みる投資家の取引を促すべく、無制限に取引手数料を無料とする端株取引サービスの提供を開始した。Wombat Investは、ボーダフォン(Vodafone)やバーバリー(Burberry)、グラクソ・スミスクライン(GlaxoSmithKline)、オカド(Ocado)などFTSE100やFTSE250に組み込まれる企業の端株取引サービスを提供する。Wombat Investは認知度の高い英国企業の端株取引サービスを開始することにより、トレーダーにとっては投資企業の事業を理解する良い機会になるとの見解を示すと共に、2020年後半には米国や欧州地域にまでサービスの拡充を図る方針だ。同社の調査によると、若年層や投資経験の浅い投資家層には、まとまった資金を要する企業への投資ニーズがあるという。尚、17,000人いるユーザーの内の63%が45歳以下であると共に、約半数が35歳以下であるとのことだ。
端株取引サービスの開始に際し、Wombat Investの創業者兼CEOであるKane Harrison氏は以下のようにコメントしている。
我が社が端株取引サービスを提供することにより、ユーザーは伝統的な投資プラットフォームでは取引できなかった企業への投資や取引プロセスの効率化を実践できるようになります。お客様が許容可能な範囲の少額で、且つポートフォリオの分散に寄与するサービスを提供し、毎月のトレードを自動化させ、一旦設定することでその後は調整を行わない方法(set-and-forget)による長期投資を実践できるようになります。ユーザーは間もなく、数百ドルもしくは数千ドルの資金を要したテスラ(Tesla)やグーグル(Google)、アマゾン(Amazon)などの銘柄を僅か10ポンドで取引できるようになるでしょう。
Kane Harrison, founder and CEO of Wombat - Finextraより引用
Wombat Investは端株取引サービスを開始し、幅広い顧客層のニーズに対応することで、更なる取引の拡大が期待できそうだ。
release date 2020.05.28
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により、グローバル株式が急落した3月以降、欧米のネット証券における新規口座開設が相次いでいる模様だ。また、ロックダウンにより自宅で過ごす時間の増えた個人投資家が、デイトレードを活発化させているという。これに呼応する形で、チャールズ・シュワブ(Charles Schwab)やフィデリティ(Fidelity)といった伝統的な金融機関に加え、ロビンフッド(Robinhood)などのフィンテック企業も投資初心者や投資経験の浅いトレーダーの囲い込みを図るべく、端株取引サービスを強化している状況だ。また、レボリュートが株式取引手数料無料サービスを開始した際、世界で初めて米国株式の端株取引を欧州で展開し始めたほか、DriveWealthがWealthfaceと提携し、中東・北アフリカ地域で同取引サービスを開始している。足元では投資家のモバイルシフトが進む中、Interactive Brokersがモバイルアプリの最新版をリリースするなど、モバイルアプリの開発競争も激化している状況だ。新型コロナ禍においてグローバル株式が大きく値下がりしたことをきっかけに、新規参入する投資家が急増する中、顧客基盤の拡大を模索する海外FXブローカーが繰り出すソリューションに注目したい。
作成日
:2020.05.28
最終更新
:2021.08.31
国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。
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