Select Language

VISA、CBDCの実現を見越した新技術の特許を申請

VISA、CBDCの実現を見越した新技術の特許を申請

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:33
VISA、CBDCの実現を見越した新技術の特許を申請

update 2021.08.31 15:33

デジタルフィアットを発行・管理するシステムを考案

大手クレジットカード会社のVISA(ビザ)が、中央銀行発行の独自デジタル通貨(Central Bank Digital Currency)【以下、CBDCと称す】実現を見越し、その基盤となる可能性を秘めた新技術の特許申請を行っていたことが明らかになった。[1]

米特許商標庁(US Patent and Trademark Office)が公開した情報によると、VISAは物理的な法定通貨をデジタル化するための技術を開発しており、昨年11月にその特許申請を行ったという。この申請書の中でVISAは、セントラルエンティティコンピュータ(Central Entity Computer)を用いてブロックチェーン全体のトランザクションを管理し、法定通貨を代替するデジタルフィアット(デジタル化された法定通貨)を軸としたシステムを構築することが可能だと主張している。また、VISAはデジタルフィアットに額面とシリアル番号が割り振られていることに触れ、ユーザーはこれを法定通貨と同じように利用できると言及した。

VISAはセントラルエンティティコンピュータが具体的に何であるかを明示しなかったものの、それがデジタルフィアットを生成できる唯一のノードであると同時に、通貨発行数を管理しながら同通貨の価値が法定通貨に裏付けされていることを保証する金融監督者としての役割を持つと説明している。加えて、VISAはこのシステムを成立させるためには、デジタルフィアットを発行するプロセスに信頼できる証明書を組み込む必要があると示唆した。

今回、VISAが特許申請を行った事実は、必ずしも同社が仮想通貨関連システムの開発に注力していることを意味するわけではなく、イノベーションを模索する段階にある可能性を示す。しかしながら今月12日、VISAはトークン形式でブロックチェーン上にロックされた資産を償還するためのシステムの特許も別途取得しており、同社が仮想通貨関連技術に将来性を感じていることは間違いないと言えるだろう。

release date 2020.05.19

出典元:

ニュースコメント

仮想通貨市場参入への期待が高まるVISA

米カリフォルニア州を拠点にするVISAは、1日あたり平均1億件のトランザクションを処理する巨大決済企業だが、これまで仮想通貨市場では目立った動きを見せていない。今の所、VISAは決済事業で仮想通貨取引プラットフォームとの連携を強めるだけに留まっており、最近新たな資金調達に成功したレボリュートとは、パートナーシップの拡大を発表している。しかしながら今年に入って中国政府が暗号法を施行したほか、EUではECBがCBDCの開発活動拡大を検討するなど、各国の仮想通貨市場の活動が流動的になってきている事実を背景に、VISAが本格的に市場参入を目指す可能性が出てきているという。実際に米国ではデジタルドル財団がCBDCの発行に向けてアクセンチュアと協業するなど、民間企業を巻き込んだ取り組みが加速しているようだ。この流れは米国の決済インフラを牛耳るVISAにとっても大きな機会になり得るだけに、今後も同社の動向に注目していきたい。


Date

作成日

2020.05.19

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

メタマスクが勝手に開く現象が多数報告!原因や対処法は?

PCでブラウザを立ち上げた際にメタマスクが勝手に起動する現象が起きており、SNS上でも話題になっています。Myforex編集部でもこの現象を確認しており、当記事執筆時点(2025年4月3日)ではGoogle ChromeとBraveのブラウザで発生していることが確認できています。
update2025.04.03 19:45

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

海外FX業者のXアカウントが凍結?金融庁による働きかけの可能性も

複数の海外FX業者の公式Xアカウントが凍結されました。凍結されたのは日本向けのアカウントで、同じブローカーの英語アカウントは現在も閲覧できる状態です。海外FX業者の公式Xアカウントが凍結された背景を解説します。
update2025.04.01 19:30

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

キャプテン翼-RIVALS- がJOHNトークンのエアドロを発表!LINEなどで遊べるMini Appの独自トークン

「キャプテン翼-RIVALS- Mini App」は、キャプテン翼のIPを活用したWeb3ゲームです。2025年4月にJOHNトークンのエアドロップが予定されており、注目を集めています。本記事では、JOHNトークンの特徴、エアドロップの仕組み、将来性などを解説します。
update2025.03.27 19:00

MT4/MT5対応の通貨強弱インディケータを徹底比較!無料で使えるおすすめは?

通貨強弱インディケータを使うと各通貨の強弱が一目で分かり、初心者でも視覚的に相場状況を把握できます。この記事では、無料のおすすめインディケータを比較し、選び方や活用方法を解説します。
update2025.02.05 19:30

MT4のバックテストに正確なヒストリカルデータが必須!無料・有料データを比較

MT4でバックテストをする際にはヒストリカルデータの取得が必要です。ヒストリカルデータは無料と有料のものがありますが、どっちがいいのか、気になる人もいるでしょう。本記事では、ヒストリカルデータのダウンロード方法を詳しく解説します。
update2025.03.26 19:30

MTF-MAでトレードのレベルを上げる。MT4/MT5で使えるインディケータを比較

MTF分析は複数の時間足を組み合わせて相場全体を把握する手法です。MTF分析を使いこなすことでエントリーの方向やタイミングを掴みやすくなります。本記事ではMTF分析を簡単にするインディケータや、エントリー精度を上げる方法を解説します。
update2025.01.21 19:15
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル