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仮想通貨マイニング企業VBit DC、110万ドルの資金調達に成功

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update 2021.08.31 15:32
仮想通貨マイニング企業VBit DC、110万ドルの資金調達に成功

update 2021.08.31 15:32

カナダのアルバータ州に世界最大級のマイニング施設建設を計画

仮想通貨マイニンング企業であるVBit DCが、Golden Ageが主導するシードラウンドで110万ドルの資金調達に成功したことが明らかになった。[1]

発表によると、VBit DCはこの資金をカナダ・アルバータ州に開設予定のビットコイン(Bitcoin)マイニング施設の建設費用に充てることを予定しているという。この場所を選んだ経緯に関しVBit DCは、マイニング効率を高めてROI(投資収益率)を向上させるため、安価な電力供給にアクセスできる環境が必要だったと説明している。この新しいマイニング施設は200メガワットの電力供給が可能となっており、ビットコインマイニング専用のデータセンターとしては世界最大級の規模を誇るようだ。

VBit TechnologiesのCEOであり創設者のDanh Vo氏は同社の事業に関して次のようにコメントしている。

ビットコインマイニングは長い間、不透明で曖昧なものだと見なされてきました。我が社は手頃で効率的なサービスを提供し、人々の生活を変えるような衝撃を生み出せると考えています。我が社の新しいデータセンターはROIの明確さとアクセス性に優れているため、より多くの人に利用されることになるでしょう。これまでクライアントの収益に貢献したことを誇りに感じるが、我が社はこの取り組みを次の段階に進めています。私はビットコインのマイニング量だけでなく、受動的な収益が安定的に生み出されるという安心感が重要だと考えているのです。

Danh Vo, Founder and CEO of VBit Technologies - PR Newswireより引用

2018年にVBit Technologiesの完全子会社として設立されたVBit DCは、仮想通貨マイニングのパッケージサービスを提供しており、約3,000社のクライアント企業を抱えているという。今月、ビットコインの半減期に伴いマイナーの収益性が低下することが危惧されているが、VBit DCの新しいマイニング施設を活用したサービスはどのような成果をもたらすのか、今後も同社の取り組みに注目していきたい。

release date 2020.05.08

出典元:

ニュースコメント

北米で機関投資家向けのマイニングサービスが台頭

近年、仮想通貨市場ではマイニング企業の淘汰が進むと同時に、機関投資家向けの大規模なサービスが台頭してきている。特に大手企業が集中する北米市場ではその傾向が顕著に表れており、世界のマイニングハブとして機能し始めている状況だ。実際にNorthern DataはSBIと提携し、テキサス州のデータセンターでホスティングサービスを提供することを決定している。また同様の試みとして、ニューヨーク州にある発電所のGreenidge Generationが機関投資家向けにハッシュパワーを提供すると発表しており、マイニング事業者の注意を引いているようだ。一方で、米モンタナ州はマイニングによる消費電力対策を検討するなど、マイニング事業の拡大が地域の問題として認識されつつあるだけに、これらの企業は何かしらの改善策を講じる必要があると言えるだろう。


Date

作成日

2020.05.08

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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