Select Language

ブロックチェーン企業Chiliz、ユベントスFCのファントークン取引を開始

ブロックチェーン企業Chiliz、ユベントスFCのファントークン取引を開始

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:32
ブロックチェーン企業Chiliz、ユベントスFCのファントークン取引を開始

update 2021.08.31 15:32

FCバルセロナやパリ・サンジェルマンFCなどとも提携

ブロックチェーンを活用した仮想通貨投票プラットフォームを提供するChiliz(本社:Chiliz, 14 EAST Level 7, Sliema Road, Gzira GZR 1639 Malta[1])が、イタリアの世界的な人気プロサッカークラブであるユベントスFCのファントークン($JUV)取引を開始した。[2]

2018年9月、Chilizと提携したユベントスFCが独自ファントークンを発行する計画を明らかにしていた。そして今回、同トークンはChilizのモバイル取引プラットフォームであるSocios.comもしくはChiliz exchangeで購入することができるという。ユベントスFCのファントークンは、合計で2,000万枚発行されるものの、その一部を内部関係者に付与するため、実際の流通量はそれより少なくなる模様だ。

ユベントスFCのファントークン取引の開始に際し、ChilizとSocios.comの創業者兼CEOであるAlexandre Dreyfus氏は以下のようにコメントしている。

我々がリアルなスポーツの世界とデジタルアセット業界を結びつける新たな機会を創出したことにより、仮想通貨トレーダーとスポーツファンによるファントークン取引への関心を高められると考えております。Chiliz.net上でユベントスFCのファントークンの取引を開始したことにより、世界中の投資家が新たなデジタルアセット取引を活発化させるでしょう。

Alexandre Dreyfus, CEO and founder of Chiliz and Socios.com - Chilizより引用

尚、ユベントスFCのファントークンは、各種イベントなどの投票権として利用できるほか、リワードを受けることも可能だという。また、同トークンはBinance(バイナンス)やBitfinex(ビットフィネックス)、Upbit、Crypto.comなどの有力仮想通貨取引所に上場する、Chilizの独自仮想通貨であるChiliz($CHZ)と交換することができるとのことである。

Chilizは世界中に多くのファン層を抱えるユベントスFCのファントークンをリリースすることにより、同社が開発したプラットフォームを通じた顧客取引の拡大を期待できそうだ。

release date 2020.04.22

出典元:

ニュースコメント

注目高まるファントークン取引

世界初のスポーツエンターテイメント向け取引プラットフォームであるChiliz.Net上にリリースされたユベントスFCのファントークンは、トレード初日に当たる4月16日の取引開始後に一時17%上昇する場面が見られ、良好な滑り出しとなった模様だ。同トークンの価格は、ファンのセンチメント(心理)やユベントスFCが出場する各種大会の結果、同クラブ所属選手の移籍動向などに影響を受けるという。新型コロナウイルス(COVID-19)が猛威を振るうイタリアにおいて、ユベントスFCが所属するサッカー1部リーグ(セリエA)などのスポーツイベントが中止されていることに鑑みると、デジタルアセットの新たな取引商品として、同トークンがファン及びトレーダーの間で注目を集めていると推察される。また、ChilizはFCバルセロナと提携したほか、パリ・サンジェルマンFCやアトレティコ・マドリード、ガラタサライなど欧州サッカーのトップクラブとパートナー契約を締結し、これらのクラブの独自ファントークンをリリースする意向である。他方で、ユベントスFCはSorareと提携し、デジタルプレイヤーズカードをリリースしている。サッカーを始めとするスポーツ業界においては、最先端テクノロジーを活用したデジタルマーケティングの推進がトレンドとなっており、今後も関連ソリューションを提供するChilizとの提携動向などに注目が集まりそうだ。


Date

作成日

2020.04.22

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

XMはゴールド(XAUUSD)のスプレッドも広い?ボーナス取引で実質お得

XMTradingのゴールド(XAUUSD)はスプレッドこそ狭くないものの、スワップフリー口座や豪華ボーナス、約定スピードの速さで十分に利用の検討余地があると言えます。当記事ではXMTradingでゴールド取引が向いている・向いていないトレーダーを他社と比較しながら解説していきます。
update2025.10.22 19:00

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

PayPayを使って海外FXとの入出金が可能に?Binance JapanとPayPayが提携を発表

Binance JapanとPayPayが業務提携を発表し、PayPayマネーを使った仮想通貨購入サービスの提供などが検討されています。本記事では、Binance JapanとPayPayの提携内容や、PayPayを使った海外FXとの入出金フローなどを解説します。
update2025.10.17 19:00

SwiftTraderが資金難?SNSで出金トラブル報告が増加

2025年以降、SwiftTraderで出金拒否・遅延の報告がSNSで相次いでいます。本記事では報告されている出金トラブルのほか、GEMFOREXとの類似点やSwiftTraderをおすすめしない理由を説明します。
update2025.10.16 19:30

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

Exnessのスワップフリーが突然解除?!条件をサポートに直接聞いてみた

「Exnessのスワップフリーが解除された」という投稿がSNSの一部で話題になっていますが、解除の具体的な条件は公式サイトにも掲載されていません。そこで当サイトではサポートに直接条件を質問してみました。
update2025.08.25 19:00

海外FXへの仮想通貨送金にはBybitがおすすめ!FXトレーダーに最適なBybitの使い方

海外FXの入出金によく使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBybitがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBybitの使い方を紹介します。
update2025.08.29 20:00

XMTradingが新銘柄GAUUSDを追加!取引コストはGOLDより割高か

XMTradingが新たにGAUUSDなど4種類のゴールド銘柄を追加し、グラム単位で少額取引が可能になりました。この記事では、従来のGOLDとの取引コストやスワップを比較します。
update2025.10.10 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル