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ユベントスFC、デジタルプレイヤーズカードをリリース

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update 2021.08.31 15:28
ユベントスFC、デジタルプレイヤーズカードをリリース

update 2021.08.31 15:28

ブロックチェーンゲーム企業Sorareと提携

イタリアのトップサッカークラブであるユベントスFCが、フランス・パリを拠点にブロックチェーンサッカーゲームを開発するSorareと提携し、世界的なスーパースターであるクリスティアーノ・ロナウド選手などのトレーディングカードをリリースすることが明らかになった。[1]

Sorareは、デジタルカードを用いたサッカークラブのマネジメントゲームを提供している。同カードは、イーサリアム(Ethereum)のブロックチェーンテクノロジーに由来するERC-721規格を基にしたノンファンジブルトークン(Non-Fungible Token, NFT)である。ユーザーは、デジタルカードを集めたり、トレードすることが可能だ。

Sorareは2月19日に締結したライセンス契約に基づき、ユベントスFC所属の選手ごとにユニークカードを1枚、スーパーレアカードを10枚、レアカードを100枚発行する予定である。クリスティアーノ・ロナウド選手の合計111枚のトレーディングカードは、2020年2月20日にリリースされるという。Sorareのゲームは、5枚のデジタルカードを用いて1チームが構成され、セカンダリー市場でトレードすることも可能だ。同社によると、ユニークカードの中には2,000ドルを超える値段がついているものがあるという。

両社の提携に際し、SorareのCEOであるNicolas Julia氏は、我々はイタリアの強豪サッカークラブであるユベントスFCと契約したことを大変誇らしく思っているという。また、ワールドワイドな一流サッカークラブを顧客として迎え入れ、世界中のサッカーファンにブロックチェーンゲームを提供するという目標の達成に向け大きく前進したとコメントしている。

尚、ユベントスFCはUEFAチャンピオンズリーグとインターコンチネンタルカップをそれぞれ2回制覇したほか、イタリアセリエAで35回のリーグ優勝を飾るなど、数々の優勝経験を誇ると共に世界中に多くのファンを抱えている。また、2018年にユベントスFCは独自ファントークンをリリースし、投票などを通じて得られるファンの意見をクラブ運営に反映させていく意向も示している。ファントークンのリリースに際しては、Sociosとパートナーシップ契約を締結した一方で、Sorareは既にアトレティコ・マドリードやFCポルト、ASローマなどとも契約を締結しており、積極的に業容拡大を図っている模様である。

ユベントスFCはSorareと提携し、最先端テクノロジーを活用したデジタルマーケティングを実践することで、更なるファンエンゲージメントの向上が期待できそうだ。

release date 2020.02.24

出典元:

ニュースコメント

デジタルマーケティング戦略を推進させるスポーツ業界

スポーツ業界においては、海外FXブローカーとのスポンサー契約を通じたスタジアムや各種イベントでの広告活動に加え、足元ではデジタル経済に即したデジタルマーケティングも実践している状況だ。例えば、FCバルセロナがChilizと提携したデジタルトークンをリリースする意向であるほか、ブラジルサッカークラブのサントスFCはHotForexと提携し、eスポーツ市場の深耕を図る見通しだ。日進月歩でテクノロジーが進化すると共に、それに呼応して消費行動にも変化が見られるなか、スポーツクラブは最先端テクノロジーを活用したデジタルマーケティング戦略を推進させることで、更なる顧客基盤の拡大を図っている模様である。他方で金融サービスプロバイダーの間でも、GMEXとDPNがハイブリッド型証券取引所を開設したほか、SBIがNorthern Dataと提携し、それぞれブロックチェーンを活用したデジタル関連ソリューションの開発を推進している状況だ。加えて、Huobiが機関投資家向けの仮想通貨仲介サービスを立ち上げている。今後も、スポーツクラブや海外FXブローカーなどが、最先端テクノロジーを積極的に活用した画期的なデジタルソリューションを開発することを期待したい。


Date

作成日

2020.02.24

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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