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KuCoin、ホワイトラベルサービスのKuCloudを開始

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update 2021.08.31 15:33
KuCoin、ホワイトラベルサービスのKuCloudを開始

update 2021.08.31 15:33

証拠金取引やステーキングなどの多様な機能を提供

今月20日、大手仮想通貨取引所のKuCoinは、KuCloudと呼ばれるホワイトラベルサービスを開始したことを発表した。[1]

発表によると、KuCloudはXCoinとXMEXを通じて仮想通貨のスポット取引および先物取引を実現する機能を提供し、72時間で独自ブランドの取引所を立ち上げることを可能にするという。これらの機能は、現在KuCoin SpotおよびKuMEX Futuresとして提供されているものと同等であり、証拠金取引やステーキング、法定通貨を利用した最大レバレッジ150倍の仮想通貨取引などにも対応できるようだ。

KuCoinの共同創設者であるJohnny Lyu氏は、KuCloudに関して次のようにコメントしている。

KuCloudの構想は、2018年に発案されたサブネットに由来しており、新しい取引所が別々の事業体として市場を拡大していくことが我が社のアドバンテージになると考えました。今回、サブネットをKuCloudにアップグレードすることで取引所を開設するための障害を排除し、全てのパートナーが流動性の確保と仮想通貨の普及に貢献しながら、独立した取引所を運営することを可能にしたのです。

Johnny Lyu, Co-Founder of KuCoin - PR Newswireより引用

先日、バイナンスもBinance Cloudを立ち上げており、同分野での競争が激化してくことが予想されている状況だ。バイナンスは、将来的にBinance CloudにIEO(イニシャルエクスチェンジオファリング)プラットフォームやOTC(店頭取引)サービスなどの機能を追加することを公表している。また、昨年Huobi(フォビ)も中東および北アフリカ地域を対象に、Huobi Cloudと呼ばれるホワイトラベルサービスを展開しているという。

これらの競合他社に打ち勝つために、KuCoinは無料でKuCloudを利用できるプロモーションを提供し、初期顧客の獲得に尽力している。仮想通貨市場での事業拡大を図るKuCoinだが、KuCloudがどのような成果をもたらすのか、今後も同社の動向に注目していきたい。

release date 2020.02.24

出典元:

ニュースコメント

競合の中華系取引所を追従するKuCoin

バイナンスやOKEx、Huobiなどの中華系資本を後ろ盾にする大手取引所と比較して、KuCoinは仮想通貨市場での事業展開に出遅れた印象がある。実際に日間取引量では、首位を行くバイナンスに大きく引き離されているだけでなく、これらの取引所の中で最下位に位置しているようだ。最近、KuCoinはオーストラリアに現地法人を設立するなど、グローバル市場に事業を展開する動きを見せているが、バイナンスやHuobiはそれ以上のスピードで各国市場に進出している。特にバイナンスはP2P取引でロシアルーブルのサポートを開始し、仮想通貨取引が禁止されている地域などでもその影響力を拡大している状況だ。また、Huobiは機関投資家向け仮想通貨仲介サービスを開始しており、新規事業による顧客獲得を活発的に行っているようだが、KuCoinはこの差を埋めることができるのか、今後も同社の取り組みを見守っていきたい。


Date

作成日

2020.02.24

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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