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Tagomi、Libra Associationへの加盟を発表

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update 2021.08.31 15:28
Tagomi、Libra Associationへの加盟を発表

update 2021.08.31 15:28

Shopifyに次いで今月2社目のメンバー企業となる

仮想通貨のプライムブローカーであるTagomiが、Facebook(フェイスブック)のリブラ(Libra)の運営団体であるLibra Associationに加盟することが明らかになった。[1]

報道によると、TagomiはLibra Associationに1,000万ドルの資金を提供し、先日ShopifyがLibra Associationに加盟した発表に次いで今月2社目の新規メンバー企業になったという。このTagomiの決定とは裏腹に、ペイパルがLibra Associationからの脱退を表明して以来、同協会からは、Mastercard(マスターカード)やeBay(イーベイ)、Stripeなどの主要企業が相次いで撤退している。今の所、コインベースやXapoなどのメンバー企業は、Libra Associationに留まっているが、同協会との関わり方を再考している状況だ。

元ゴールドマンサックスのGreg Tusar氏やUnion Square VenturesのJennifer Campbell氏によって立ち上げられたTagomiは、仮想通貨向けの電子取引サービスに加え、流動性や注文決済システムを提供し、機関投資家のポートフォリオ管理や仮想通貨取引を手助けしている。最新の報告によると、Tagomiは毎週2,000万ドル程度、年間約10億ドルの仮想通貨取引を決済する実績を有しており、最近では実業家であるPeter Thiel氏のFounder FundおよびParadigmなどの企業から2,800万ドルの資金調達に成功したという。

Facebookは、今年後半にリブラがローンチされるまでに、Libra Associationに100社のメンバー企業を招き入れることを目標としている。しかしながら米国および欧州では、リブラに対して批判の声が強まっており、同社にとって好ましくない状況が続いているが、リブラのローンチは実現するのか、今後もその進捗に注目していきたい。

release date 2020.02.28

出典元:

ニュースコメント

仮想通貨市場参入に興味を示すゴールドマンサックス

機関投資家による仮想通貨市場への参入が続いており、既存の金融市場から資金が流入すると同時に、様々な仮想通貨関連サービスが誕生している。この流れを受け、米大手投資銀行のゴールドマンサックスも仮想通貨に関心を示し、実際に同社のCEOであるDavid Solomon氏は、競合のJPモルガンチェースがJPMコイン(JPM Coin)という名称の独自仮想通貨を発行したのと同様に、ステーブルコインを用いた決済システムの構築を検討していることを示唆したという。その他にもゴールドマンサックスは、ブロックチェーンを基盤とした証券や金融商品のトークン化など、幅広い分野で仮想通貨関連技術を取り込もうとしているようだ。ゴールドマンサックスと強いつながりを持つTagomiは、同社の仮想通貨進出で恩恵を受ける可能性があるが、両社はどのような動きを見せるのか、今後もこれら企業の取り組みに注目していきたい。


Date

作成日

2020.02.28

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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