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Shopify、Libra Associationに加盟したことを発表

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update 2021.08.31 15:28
Shopify、Libra Associationに加盟したことを発表

update 2021.08.31 15:28

消費者や小売業者向けの決済ネットワーク構築を目指す

大手eコマースプラットフォームのShopify(本社:150 Elgin Street, 8th Floor, Ottawa, ON K2P 1L4, Canada[1])は、Facebook(フェイスブック)のリブラ(Libra)を運用するLibra Associationに加盟したことを発表した。[2]

発表によると、Shopifyは人々により良い商取引環境を提供することを目的に、Libra Associationへの加盟を決めており、将来的に小売業者や消費者向けの決済ネットワークの構築に貢献するという。また、Shopifyは同社が抱える100万人以上の小売業者をサポートすることが最終的な目標であると説明し、セキュアで透明性の高いサービスを実現するインフラを確立したいと述べた。

昨年6月にFacebookがスイスに設立したLibra Associationには、当初28社もの企業が加盟していたが、ペイパルがLibra Associationからの脱退を表明して以来、Mastercard(マスターカード)、Visa(ビザ)、eBay(イーベイ)などの主要企業が相次いで離脱している。最近では、独自決済ソリューションの開発に注力することを理由に、ボーダフォンがLibra Associationから脱退することを決定したばかりだ。この一連の流れでLibra Associationの企業数は20社にまで減少していたが、Shopifyの加盟でその数は21社となった。

Facebookはリブラの開発を進めており、2020年半ばのローンチを目指しているものの、規制上の問題でそのスケジュールが不透明になっている。近頃、仮想通貨市場では中央銀行発行の独自デジタル通貨(Central Bank Digital Currency, CBDC)を含むステーブルコインの実用化に関する話題が盛り上がっているが、Facebookのリブラを取り巻く状況に変化はあるのか、今後もその動向を見守っていきたい。

release date 2020.02.26

出典元:

ニュースコメント

リブラのローンチ時期が遅延する可能性

これまでFacebookおよびLibra Associationは、今年6月中のリブラのローンチ時期を厳守する強気な姿勢を崩さず、各国の規制当局や中央銀行との協議を継続してきたという。Libra AssociationのディレクターであるBertrand Perez氏は、リブラが中央銀行の金融政策や通貨発行権に影響を及ぼすことはないと主張しているが、欧米諸国では依然として反発の声が上がっている状況だ。昨年12月末、Facebookがリブラのロードマップを新たに策定し、その内容からメインネット立ち上げや実運用開始までの基準確立、コミュニティへの教育などにある程度の時間が必要なことが明らかになっている。最終的にFacebookは、バリデータノードとしてLibra Associationに加盟する企業数を100社まで伸ばすことを目標としているようだが、リブラの早期ローンチは実現するのか、今後も同社の取り組みに注目していきたい。


Date

作成日

2020.02.26

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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