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Bakkt、仮想通貨関連商品の拡大を示唆

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update 2021.08.31 15:29
Bakkt、仮想通貨関連商品の拡大を示唆

update 2021.08.31 15:29

代表のAdam White氏がテルアビブでの会合に出席

インターコンチネンタル取引所(Intercontinental Exchange)【以下、ICEと称す】が手がける仮想通貨取引プラットフォームのBakktで代表を務めるAdam White氏は、イスラエルのテルアビブで非公式に開催された会合に出席し、仮想通貨の未来やそれを普及させる方法、同取引所がイーサリアム(Ethereum)を対象とした仮想通貨関連商品を提供する可能性について議論した。[1]

コインベースの元ゼネラルマネージャーでもあるWhite氏は、今回、仮想通貨の普及に向けてイスラエル証券局(The Israel Securities Authority)【以下、ISAと称す】と議論したことを明かしている。最近、ISAはデジタル市場の拡大を促進しており、White氏と当局の議論はそれに関連するものだったという。また、この会合の中でWhite氏は、規制下にない取引所が抱える課題について触れ、各国政府がマネーロンダリング防止(AML)や顧客確認(KYC)の欠如に対する措置を取る可能性があると言及した。

2019年9月にローンチされたBakktは、米国政府の規制下にあるワンストップソリューションであり、透明性の高い環境でビットコイン先物などの取引を可能にする。Bakktは親会社のICEと協力し、同社の事業を推進するために世界各国の規制当局に働きかけているようだ。Bakktの将来について尋ねられた際、White氏はビットコイン以外にもイーサリアムを対象とした商品の提供を見据えており、米商品先物取引委員会(Commodities and Futures Trading Commission)もそれを承認する可能性があるが、それ以外のアルトコインに関しては未だ検討段階にあると述べた。

Bakktの前CEOでICEの仮想通貨部門の責任者でもあるKelly Loeffler氏は、米国上院議員に選出されており、White氏も同氏が仮想通貨関連の法案を推進する中心的な人物になり得ると期待を寄せているようだ。昨年末、Bakktのビットコイン先物の建玉が100万ドルを突破し、その勢いを増しているが、2020年はどのような動きに出るのか、今後も同社の動向に注目していきたい。

release date 2020.01.30

出典元:

ニュースコメント

ビットコイン先物のローンチを検討するナスダック

米国ではBakktを筆頭に、CMEやKraken(クラーケン)などの取引所がビットコイン先物を取り扱っており、最近では、世界第2の規模を誇る証券取引所のナスダック(Nasdaq)が同デリバティブ商品のローンチを検討しているという。既にナスダックは子会社のナスダックベンチャーズを通じて仮想通貨取引プラットフォームであるErisXに投資し、間接的に仮想通貨デリバティブ市場へのアクセスを得ているが、より直接的な方法で差別化されたビットコイン先物を開発する意思があるようだ。仮想通貨市場の拡大に伴い、ナスダックはこの分野に接近しており、2019年にナスダックは仮想通貨取引所への技術提供を開始している。仮想通貨関連企業の活躍が目立つ中、ナスダックはこれまで培ってきた技術や信頼を強みに仮想通貨市場に参入しているが、これが業界にどのような変化をもたらすのか、今後も同社を中心にその状況を見守っていきたい。


Date

作成日

2020.01.30

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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