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コインベース、自社ウォレットからDApps検索機能の削除を検討

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update 2021.08.31 15:29
コインベース、自社ウォレットからDApps検索機能の削除を検討

update 2021.08.31 15:29

AppleのApp Storeポリシーを遵守するための対応を熟考

大手仮想通貨取引所のCoinbase, Inc.(本社:548 Market St #23008 San Francisco, CA94104[1])【以下、コインベースと称す】が、同社の仮想通貨ウォレットであるCoinbase WalletからDApps(分散型アプリケーション)検索機能の削除を検討していることが明らかになった。[2]

コインベースのCEOであるBrian Armstrong氏によると、同社はApple(アップル)のApp Storeにおけるポリシーを遵守するために、Coinbase Walletの機能見直しを行うことを決定したものの、最終的な判断はまだ先になるという。これまでコインベースはCoinbase Walletのモバイルアプリケーションを介してDAppsの検索機能を提供してきたが、今年8月にはWalletLinkを通じてデスクトップブラウザー向けにも同様の機能を実装している。そのため仮に、コインベースがCoinbase Walletから検索機能を削除しても、ユーザーはWalletLinkを利用して引き続きDAppsにアクセスすることができるようだ。

Armstrong氏は、DAppsの重要性に関して次のようにコメントしている。

これは本当に残念なことですが、AppleはApp StoreからDAppsを排除しようと試みているようです。AppleユーザーがDAppsを利用できるようにするためには、何らかの方法で同社に要望を伝える必要があります。既にDApps上では数百万ドル相当の仮想通貨が利用されており、App Storeのポリシーが変わらなければ、その流通が滞るだけでなく、金融分野のイノベーションを妨げる結果となるでしょう。

Brian Armstrong, CEO of Coinbase, Inc. - Redditより引用

このコインベースの動きはGoogle(グーグル)がDAppsプラットフォームとイーサリアム(Ethereum)ウォレットのMetaMaskをPlay Storeから排除した出来事に続く形となった。Googleはアプリケーションにポリシー違反があったと説明しているが、この流れにコインベースや他の仮想通貨関連企業はどのような反応を見せるのか、今後も仮想通貨市場の動向に注目していきたい。

release date 2019.12.30

出典元:

ニュースコメント

DApps開発企業、大手IT企業との関係性を決める重要な局面に差し掛かる

これまでコインベースはiCloudやGoogle Driveなどの主要なクラウドサービスと連携し、Coinbase Walletにバックアップ機能を実装するなど、AppleやGoogleのパートナー企業という立ち位置で開発を進めてきたが、今回、同社はこれらの企業との関係性を決定づける重要な判断を迫られている。特にAppleは今年5月にApple Watch向けの仮想通貨ウォレットをリリースし、仮想通貨市場との距離を縮めているだけに、コインベースやその他のDApps開発企業と競合になる可能性を秘めているようだ。この業界の動向を察してか、バイナンスはDappReviewを買収し、既存のプラットフォームに依存しない独自のインフラを整えつつある。コインベースの方針には不透明な部分も多いが、どちらにせよ同社の決断が仮想通貨市場全体にとって大きな意味を持つことには変わりないと言えるだろう。


Date

作成日

2019.12.30

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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