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バイナンス、dApp関連サービスのDappReviewを買収

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update 2021.08.31 15:29
バイナンス、dApp関連サービスのDappReviewを買収

update 2021.08.31 15:29

マーケティングや事業開発面でのサポートを提供

大手仮想通貨取引所のBinance【以下、バイナンスと称す】は、dApp(分散型アプリケーション)向けの情報配信プラットフォームであるDappReviewを買収したことを今月3日に発表した。[1]

バイナンスはDappReviewを買収したことで本格的にdApp分野への参入を果たし、ブロックチェーンの普及に向けた活動を推し進めるという。2018年2月に設立されたDappReviewは、13のブロックチェーン上で運用される合計3,900件のdApp情報を掲載しており、現時点で120カ国に月間30万人以上のアクティブユーザーを抱えている。DappReviewは今後も独立した経営を継続するが、マーケティングおよび事業開発面でバイナンスからのサポートを受けることになるようだ。

バイナンスのCFO(Chief Financial Officer)であるWei Zhou氏は、この買収に関して次のようにコメントしている。

オンチェーンアプリケーションは大規模なブロックチェーンの利用拡大に必要な要素です。DappReviewチームはこの分野への強力なコミットメントを示しており、設立から1年以内に世界的に有名なdAppプラットフォームを構築することに成功しました。バイナンスとDappReviewはブロックチェーンベースのアプリケーションを普及させるという目標を共有しているのです。この買収はdAppエコシステムにとって重要な一歩となり、近い将来、我社はより革新的な開発を手がけることになるでしょう。

Wei Zhou, CFO of Binance - Binance Blogより引用

一方、DappReviewの共同創設者兼CEOであるVincent Niu氏は、同社の事業に関して次のように述べた。

DappReviewのミッションはdAppエコシステムを構築し、ブロックチェーンの大規模な採用を促進することです。dAppの情報配信サービスとは別に、我社は資金調達から製品開発、マーケティングまでdApp開発者にフルパッケージのサポートを提供します。バイナンスによる買収はDappReviewにリソースを供給し、ビジネスの成長を加速させるでしょう。次の段階ではより多くのブロックチェーンと提携して、dApp情報を統合することでその普及を促したいと思っています。

Vincent Niu, CEO of DappReview - Binance Blogより引用

先日、バイナンスはWazirXを買収し、アジア市場へ事業を拡大する動きを見せている。また、今年8月末にバイナンスはBinanceXを立ち上げ、サードパーティ企業を取り込むと同時に、ブロックチェーン関連技術の開発に努めているが、次にどのような手を打ってくるのか、今後も同社の動向に注目していきたい。

release date 2019.12.04

出典元:

ニュースコメント

dApp関連サービスが盛り上がりを見せる

最近の仮想通貨市場ではdApp関連サービスが盛り上がりを見せており、先日もDappReviewと同様のサービスを展開するDapp.comがシリーズA(ベンチャーキャピタル等が最初に出資する段階)の投資ラウンドで100万ドルの資金調達に成功したことが報じられたばかりだ。また、来年上半期に仮想通貨ウォレットをリリースするカカオも、独自ブロックチェーンとdAppを核としたエコシステムを構築するために、韓国内で9,000万ドルの資金提供を受けた事実を明らかにしている。既にイーサリアム(Ethereum)やイオス(EOS)の主要なプラットフォーム上では数百個ものdAppがリリースされているが、異なるブロックチェーン環境をまたぐ統合的なレビュー機能が存在しないため、Dapp.comやDappReviewなど外部サービスの役割が重要度を増しているという。バイナンスがこの分野に参入したことは、仮想通貨市場全体にとってポジティブな影響をもたらすと言えるだろう。


Date

作成日

2019.12.04

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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