Select Language

リップル社、開発者向けプラットフォームをXpring.ioに統合

リップル社、開発者向けプラットフォームをXpring.ioに統合

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:29
リップル社、開発者向けプラットフォームをXpring.ioに統合

update 2021.08.31 15:29

モバイルアプリへの決済ソリューション実装が容易になる

仮想通貨関連テクノロジーの開発を手掛けるRipple, Inc.【以下、リップル社と称す】が、同社のブロックチェーン開発者向けプラットフォームであるXpringを介して提供される様々な機能をXpring.ioに統合したことが明らかになった。[1]

Xpring社の役員であるEthan Beard氏によると、今年10月に公開されたリップル社の開発者向けプラットフォームはユーザーアカウントを作成する機能の実装に2カ月必要になるなど、非効率なものだったという。今回、新しく公開されたXpring.ioではモバイルアプリケーションに決済ソリューションを組み込むことを容易にするために、開発者向けに仮想通貨ウォレットや開発ツール、仕様書、カスタマーサービスなどが提供されているようだ。これに関してBeard氏はXpring.ioが開発者に必要な全ての機能を提供し、セントラルハブ的な役割を担うと言及している。

Xpring.ioで提供される新しいSDK(ソフトウェア開発キット)はJavaやJavaScript、Swiftなどに加え、PythonやGoなどのプログラミング言語をサポートしており、テスト環境などを含むXRP Ledger上での開発を効率化する。Xpring社によると、このSDKは100行のコードを21行に圧縮することが可能で、XRP Ledgerでのトランザクション処理を簡素化できるという。また、開発者はXpring.ioを介して仮想通貨ウォレットにおけるアカウント資格者情報の管理、残高の表示、送受金の実行、トランザクション履歴の監視が利用できるようになったが、将来的には更に多くの機能が追加される予定だ。これに加えて、Xpring社はXRP Ledgerのバージョン1.4.0に対するアクセスも開放しており、最低15XRPの残高を持つアカウントのリカバリーなども可能となった。

昨年からリップル社の投資部門として活動しているXpring社は、開発者コミュニティの成長を促しており、XRPを軸としたネットワーク拡大を試みている。先日、リップル社はRippleNet Homeを発表するなど、製品を強化する動きに出ているが、今後も同社の事業展開に注目していきたい。

release date 2019.12.11

出典元:

ニュースコメント

Xpringの発表でリップル価格が底値から反転

ここ数日のリップル価格は1通貨あたり0.22ドル付近の底値を推移していたが、Xpring.ioの発表があった11日以降、買い圧力が高まったことで上昇トレンドが発生している。直近では0.23ドルの価格帯に存在する抵抗線がターゲットとなる可能性が高いものの、二重天井が形成されて上値が重いため、再び価格が下方向にリバウンドするリスクも懸念されているようだ。しかしながら、仮想通貨市場全体としてはビットコイン(Bitcoin)の半減期が半年後に迫り、マーケットセンチメントがポジティブな方向に振れていることから、主要な仮想通貨価格が高騰するとの期待感が高まっている状況だ。特に日本の大手取引所であるbitFlyerがリップルの取扱いを開始し、追い風が吹いているだけに、同仮想通貨価格がこのまま上昇を続ける可能性もあると言えるだろう。リップル社は開発者コミュニティの活性化を狙っているようだが、投資家はこの動きをどのように見ているのか、今後も仮想通貨市場の展開に注目していきたい。


Date

作成日

2019.12.11

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

コインチェックからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間についても解説

コインチェック(Coincheck)からBybitに仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験やSNSでの口コミなども交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.11.29 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

SONYのレイヤー2「Soneium」がIP侵害を理由にミームコインをブラックリスト化

ソニーグループによるイーサリアムレイヤー2のSoneium(ソニューム)が、メインネットローンチの同日に、IP侵害のあるミームコインをブラックリスト化し、SNSで話題となっています。本記事では、Soneiumの概要やブラックリスト化の内容、SNSでのユーザーの声などを解説します。
update2025.01.17 19:00

仮想通貨USUALの将来性は?RWA活用のステーブルコインプロトコルを解説

仮想通貨USUALは、ステーブルコインプロトコル「Usual」のガバナンストークンです。Usualは、BlackRockなどからRWA(現実資産)を集約してステーブルコインを発行し、その収益をコミュニティに再分配するプロトコルとして注目を集めています。
update2024.11.20 20:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル