Select Language

Tradeview、MT5上で米国株式取引サービスを開始

Tradeview、MT5上で米国株式取引サービスを開始

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.05.12 14:21
Tradeview、MT5上で米国株式取引サービスを開始

update 2022.05.12 14:21

ニューヨーク証券取引所などに上場する株式のDMA取引が可能に

ケイマン諸島を拠点とするFX・CFDブローカーであるTradeview LTD(本社:103 South Church Street. Harbour Place, 4th floor, Cayman Islands, KY1-1102, Grand Cayman[1])【以下、Tradeviewと称す】は11月13日、MetaTrader 5【以下、MT5と称す】取引プラットフォーム上で米国株式取引サービスを開始したことを発表した。

これにより、Tradeviewの顧客はニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダック(NASDAQ)、アメリカン証券取引所(AMEX)に上場する株式をDMA(Direct Market Access、取引所に直接注文を出す形態)方式で取引することができるようになるという。FX業界においては、多くの海外FXブローカーが株式CFD取引サービスを提供しているものの、Tradeviewでは証券取引所に上場する個別株式の取引が可能であるため、投資家は株主となり配当を受け取る権利を得られるという違いがある。また、Tradeviewはリアルタイムに最高水準のプライシングを提供していく意向とのことだ。

Tradeviewは過去1年の間に、NY4データセンターを活用したコロケーションサービスやローレイテンシーを実現するリクイディティソリューション、主要な取引所へのアクセスを可能にするコネクティビティサービスなど、MT5上で利用できるテクノロジーの開発を推し進めている状況である。更に、株式取引において売りポジションを持つ際、借株が容易にできるか否かを分類する独自のオーダーエントリーボックスも開発している。

米国株式取引サービスの開始に際し、TradeviewのCEOであるTim Fureyは以下のようにコメントしている。

MT5上で個別株式取引サービスを提供することで、我が社は他の全ての海外FXブローカーと明確に差別化を図り、高い競争優位性を確保すると共に、お客様に最高クラスのトレーディングエクスペリエンスを提供していく考えであります。また、オーダーエントリーボックスを始めとするインフラ及びテクノロジーに対する投資は、最良執行を実現しお客様のトレーディング収益を最大化させる我が社のコミットを示しております。

Tim Furey, the CEO of Tradeview LTD - MetaQuotesより引用

なおTradeviewは、米国の金融業規制機構(Financial Industry Regulatory Authority, FINRA)に加盟する企業とパートナーシップ契約を締結したことを明らかにした。提携先の企業名は伏せているものの、米国株式取引サービスを提供する際に重要な機能を果たすプライムブローカレッジ関連の決済ソリューションを利用することができるようになるという。更に、TradeviewはTradeGATEHubをリリースし、ソーシャルトレーディングツールの提供を開始することで、新たな市場開拓を図る意向でもある。そして今回、グローバル投資家の間で人気の高い米国株式取引サービスを提供することで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2019.11.13

出典元:

ニュースコメント

圧倒的市場規模を誇る米株関連サービスを強化する海外FXブローカー

今回、Tradeviewがサービス強化を図る米国株式市場は、言わずと知れた世界最大の証券市場だ。世界を代表するニューヨーク証券取引所やナスダックの2019年5月末時点における時価総額は、それぞれ約2,482兆円と約1,181兆円に上り、主要な株式市場として位置づけられる東京証券取引所の約578兆円やロンドン証券取引所の約509兆円を大きく上回る圧倒的なプレゼンスを誇っている。売買代金においても他の証券取引所を引き離す米国株式市場においては、Tradeview以外にもFXTMがMT5で米株取引を開始したほか、PepperstoneがMT5で米株の時間外取引を開始するなど、多くの海外FXブローカーが従来からのFXやCFDに加え、世界中の投資家に人気の高い米国株式関連サービスを提供することで、更なる顧客基盤の拡大を図っている状況だ。米国が世界の金融の中心に君臨する現状においては、今後も海外FXブローカーが同国に関連したサービスの強化を図ると予想されることから、投資家にとってトレーディング環境の改善に寄与する画期的なソリューションが打ち出されることで、更なる取引の活性化に繋がることを期待したい。


Date

作成日

2019.11.13

Update

最終更新

2022.05.12

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

XMTradingがおみくじプロモ2025を実施!総額1,000万円越えのキャンペーン

海外FX業者XMTradingは、1月2日~1月31日までの期間限定で「おみくじプロモ2025」を実施すると発表しました。賞金総額は1,000万円以上であり、抽選で100名に最大75万円の現金がキャッシュバックされます。
update2025.01.06 19:00

このローソク足あと何秒!?残り時間を表示するMT4/MT5のインディケータを比較

MT4やMT5でトレードする際、インディケータを使えばローソク足が確定するまでの残り時間を表示できます。アラート機能付きや残り時間以外の情報も表示するインディケータもあります。本記事では、MT4・MT5にローソク足の残り時間を表示するインディケータを紹介します。
update2024.12.12 19:30

SONYのレイヤー2「Soneium」がIP侵害を理由にミームコインをブラックリスト化

ソニーグループによるイーサリアムレイヤー2のSoneium(ソニューム)が、メインネットローンチの同日に、IP侵害のあるミームコインをブラックリスト化し、SNSで話題となっています。本記事では、Soneiumの概要やブラックリスト化の内容、SNSでのユーザーの声などを解説します。
update2025.01.17 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル