Select Language

Pepperstone、MT5上で米株の時間外取引サービスを開始

Pepperstone、MT5上で米株の時間外取引サービスを開始

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.06.03 14:31
Pepperstone、MT5上で米株の時間外取引サービスを開始

update 2022.06.03 14:31

ポートフォリオの分散とリスク管理の向上に寄与

オーストラリア最大のリテールFXブローカーであるPepperstone Group Limited(本社:Level16, Tower One, 727 Collins Street, Melbourne, VIC 3008, Australia[1])【以下、Pepperstoneと称す】が、ロシアのソフトウェア会社MetaQuotes Software Corp.【以下、MetaQuotesと称す】が開発したMetaTrader 5【以下、MT5と称す】上で、取引データ提供料を無料とする米株の時間外取引サービスを開始したことが明らかになった。[2]

今回、Pepperstoneが開始するサービスは、通常の取引時間後にテスラ(Tesla)やアリババ(Alibaba)、アップル(Apple)など米国の大型株を取引することができるため、投資家はポートフォリオの分散が可能になるという。また、ほとんどの米国の主要な大企業は取引時間後に業績発表を行うため、Pepperstoneが提供するサービスのように、取引時間後にトレードを行えるようになることで、リスク管理の向上にも繋がるとのことだ。

新サービスの提供に際し、PepperstoneのCEOであるTamas Szabo氏は以下のようにコメントしている。

我々は顧客ニーズを満たし、新たな市場の取引機会を創出する革新的なサービスを提供するために、以前よりMT5上で提供する株式取引機能の改善を図ってきております。今回、米株の時間外取引サービスを提供することにより、お客様はポートフォリオの分散だけでなく、トレード機会を生み出す可能性のある業績発表後に、時間外取引ができるようになります。

Tamas Szabo, Pepperstone Group CEO - MetaQuotesより引用

なお、MetaQuotesが開発し高機能が付帯されたMT5を利用するブローカーは拡大傾向にあり、GBE Brokersがヘッジング機能付きMT5をリリースしたほか、FXFlatがMT5上でユーレックスとCME先物取引の提供を開始した。そして今回、Pepperstoneにとっては高い取引需要が見込まれる米株の時間外取引サービスを開始することで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2019.08.30

出典元:

ニュースコメント

矢継ぎ早に新サービスを提供し顧客の取引喚起を狙うブローカー

米株の時間外取引サービスを開始するPepperstoneは、世界中に73,000人を超える顧客を有し、150種類以上の多岐に亘る商品を提供しており、数々の賞を獲得するオーストラリアを代表する有力ブローカーだ。Pepperstoneの2018年度通期業績においては、売上高が前年度比54%増となる大幅な業績拡大を達成しているものの、今回新たなサービス展開を図ることにより、現状には満足せず更なる顧客取引の増加を目指す強い意志がうかがえる。顧客の取引喚起を目的として、新商品・サービスを提供するブローカーはPepperstoneに限らず、JPモルガンチェースが次世代型FXアルゴリズム取引ツールを開発したほか、CFIがMT4とMT5上で株式CFDの提供を開始している。更に、足元では伝統的な金融機関のみならず、チャレンジャーバンクのレボリュートが株式取引手数料無料サービスを開始するなど、最先端テクノロジーを活用することで既存の金融サービスの枠組みを塗り替える動きも出始めている。今後もブローカーやフィンテック企業などが競争を促進し、投資家にとって付加価値の高いサービスが提供されることで、取引の活性化に繋がることを期待したい。


Date

作成日

2019.08.30

Update

最終更新

2022.06.03

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨KAITOの将来性は?AI活用のWeb3情報プラットフォームKaito AIの特徴や評判を解説

仮想通貨KAITOは、Web3の情報アクセスを変革する次世代プラットフォーム「Kaito AI」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨KAITOの概要や将来性、Kaito AIが提供するYapsの仕組み、SNSでの評判などを解説します。
update2025.02.19 19:00

FXGTでの出金拒否報告が増加中、これまでとは違う危険な兆候とは?

FXGTの出金拒否の報告・原因のほか、ユーザーの流出状況などをまとめました。SNS上ではここ数ヶ月の間に出金拒否に関する投稿が増加しており、ユーザーの間では「自分も出金拒否されるのでは」「FXGTがつぶれるのでは」といった不安が広がっています。
update2025.02.14 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

仮想通貨SOSOの将来性は?AI活用の投資分析プラットフォームSoSoValueがトークン発行

仮想通貨SOSOは、中央集権型金融の効率性と分散型金融の透明性を組み合わせた投資分析プラットフォーム「SoSoValue」のガバナンストークンです。当記事では、仮想通貨SOSOの将来性やSNSでの評判、SoSoValueの特徴などを解説します。
update2025.01.24 19:30

Bybitからビットフライヤーに送金してみた!送金手数料や反映時間は?

Myforex編集部では、実際にBybitからビットフライヤー(bitFlyer)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、送金手順のほか、送金手数料やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2025.02.19 19:30

【全て無料】MT4/MT5を日本時間にできるインディケータのおすすめが決定!

MT4/MT5に表示されている時間は、インディケータを使えば簡単に日本時間へ変えられます。MT4/MT5を日本時間表示にしておくと、各市場のトレンドを把握しやすくなったり、経済指標の発表時間に合わせた取引がしやすくなったりと、何かと便利です。
update2024.12.04 20:00

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

MacのMT4/MT5はダウンロードしても使えない?文字化けや起動しない時の対策方法や最終手段を紹介!

Mac版のMT4やMT5は不具合が良く発生するため、自分の使い方が悪いのか不安を感じている人もいるのではないでしょうか。本記事では、Mac版のMT4・MT5のトラブルや解決方法を解説します。
update2024.12.04 20:30

コインチェックからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間についても解説

コインチェック(Coincheck)からBybitに仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験やSNSでの口コミなども交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.11.29 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル