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Pepperstone、2018年度通期業績を発表

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update 2022.05.30 17:38
Pepperstone、2018年度通期業績を発表

update 2022.05.30 17:38

大幅な業績拡大を達成

オーストラリア最大のリテールFXブローカーであるPepperstone Group Limited(本社:Level5, 530 Collins Street Melbourne VIC 3000 AUSTRALIA[1])【以下、Pepperstoneと称す】は、2018年6月末までの2018年度通期業績を発表した。2018年度決算では、過去3年間の集大成となるべく驚異的な業績を打ち出すことに成功し、大幅な業績拡大が続いていることが明らかとなった。

発表されたPepperstoneの2018年度通期業績によると、売上高が2億5,630万豪ドル(約1億8,420万米ドル)まで伸びており、2015年度の6,000万豪ドルからは4倍超、2017年度の1億6,630万豪ドルからは54%増という、驚異的な業績拡大が続いていることが分かる。また、Pepperstoneの2018年度の税引き後利益は、前年比43%増の1億200万豪ドル(約7,330万米ドル)となっており、高い収益性を維持していることが伺える。さらに、顧客資産残高に関しては、2017年度の1億5,300万豪ドルから、35%増の2億700万豪ドルへと順調に資産を積み上げている。

一方で、Pepperstoneの業績拡大に大きく寄与しているイントロデューシングブローカー(IB)に支払ったリベートに関しては、2017年度の3,620万豪ドルから、2018年度には5,730万豪ドルまで増加しており、これまでのところ、Pepperstoneにとって最大の費用項目となっているようだ。また、直接法による会計処理に基づくと、2017年度の広告宣伝費が220万豪ドルであったのに対し、2018年度は480万豪ドルへ増加していることには、今後ある程度の注視が必要であろう。

なお、Pepperstoneの好調な業績を背景に、Pepperstoneの共同創業者であるOwen Kerr氏は、オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー紙(The Australian Financial Review, AFR)が10月末に発表した最新のヤング・リッチ・リスト(Young Rich List)にて、オーストラリアの40歳未満部門で第7位の富豪としてランクインしている。[2]Kerr氏の純資産は、Pepperstone株価の上昇を受け4億6,000万豪ドルへと膨れ上がっており、今回発表された調査の時点では、Pepperstoneの2018年度業績が考慮されていないことから、来年のリストでは更にランキングが上昇することが予想される。

Pepperstoneでは、2017年度と2018年度に同社の経営の根幹に関わる大きなイベントが重なっている。まず2017年10月には、英国・ロンドンを拠点とするFX・CFDブローカーであるIG Group(本社:Worting House, Church Lane, Basingstoke, Hampshire RG23 8PK, UK[3])のオーストラリア・ニュージーランド法人CEOでアジアパシフィック地域の責任者を務めていたTamas Szabo氏を、グループCEOとして迎え入れた。その後2018年9月には、Pepperstoneの想定を上回る成長を機に、最大の外部株主であったオーストラリア拠点のプライベートエクイティ企業であるCHAMPがPepperstone株を売却することに関し合意に至っている。CHAMP保有株式に関しては、MBO(Management Buyout、経営陣による企業買収)形式で、Pepperstoneの創業者とシニア経営陣、そしてCHAMPのマネージングダイレクターであるFiona Lock氏に売却される決定が下された。人事、株主構成を刷新したPepperstoneが、更なる業績拡大に向け打ち出す次なる一手に注目したい。

release date 2018.11.06

出典元:

ニュースコメント

高い収益性を誇る企業体への成長

Pepperstoneは、オーストラリアに本拠を置くPepperstone Group Limitedの完全子会社であり、ダラス、上海、バンコクにもオフィスを構えグローバルなサービスを展開している。Pepperstoneは、2014年に日本金融庁が行ったASIC(オーストラリア証券委員会)に対する圧力により、日本在住の顧客に対するサービス提供を停止するまでは、日本のトレーダーから爆発的に人気があった海外FXブローカーで、かなり多くの日本人ユーザーも抱えていた。日本撤退後は、2017年には新ツールであるPepperstoneのTrade Now、続いて、FXニュースやマーケット分析、教育リソースなどのサービスを行う新ウェブサイトであるPepperstoneのFXラウンジをリリースしているほか、 最近ではChasing Returnsと提携し、PepperstoneはPlayMakerというリスク管理ツールの提供を開始するなど、新商品の開発にも力を入れており、FXおよびCFDの世界的プロバイダーとして急速に成長している。Pepperstoneが今後も今年度のような目覚ましい業績を残すことができるのか、またさらなる成長を遂げることができるのか、Pepperstoneに引き続き注目していきたい。


Date

作成日

2018.11.06

Update

最終更新

2022.05.30

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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