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eToro、米国で仮想通貨コピートレード関連商品をリリース

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update 2022.04.19 12:41
eToro、米国で仮想通貨コピートレード関連商品をリリース

update 2022.04.19 12:41

現状は32州でサービス展開し、順次地域を拡大していく見通し

ソーシャルトレーディング・プロバイダーのeToro(UK)Ltd.(本社:24th floor, One Canada Square Canary Wharf E14 5AB London, United Kingdom[1])【以下、eToroと称す】は、米国にてCopyTrader(コピートレーダー)と呼ばれる仮想通貨コピートレード関連商品をリリースしたことを発表した。

2019年3月にeToroが米国で仮想通貨取引サービスを開始したことから、およそ6か月後に新たな基幹商品の提供を開始することになる。CopyTraderはソーシャルネットワークの形成及びリアルタイムに他のユーザーの投資戦略をコピートレードすることができ、現在140か国でサービス展開している。また、仮想通貨やコモディティ、株式、債券など1,500種類以上の金融商品取引をコピーすることが可能で、CopyTraderとCopyPortfoliosの双方で1,000万人の顧客基盤を誇っている模様だ。

米国においては32州でCopyTraderを提供し、規制当局の認可を取得次第、他の州にもサービス拡充を図る意向である。なお、eToroは同商品を米国の仮想通貨取引を行う投資家へ積極的にプロモーションすべく、アメリカテレビ業界において最高峰の栄誉といわれるプライムタイムエミー賞を受賞した俳優であり、プロデューサー兼監督のAlec Baldwin氏とマーケティングパートナーシップ契約を締結したという。

コピートレード商品のリリースに際し、eToroの共同創業者兼CEOのYoni Assia氏と同社米国子会社マネージングディレクターを務めるGuy Hirsch氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

CopyTraderは、全ての投資戦略を効率的に共有する我が社のコミュニティの形成強化に寄与いたします。トレーダーは、全てのアセットクラスにおいて各自の投資アイデアを発信することも、他のトレーダーと投資戦略を共有し、コピートレードすることも可能となります。我々は、世界中の投資アイデアを提供する付加価値の高いソーシャルトレーディングプラットフォームを開発いたしました。

Yoni Assia, co-founder & CEO of eToro - FinanceMagnatesより引用

CopyTraderはシンプル且つ透明性のある手法で、資産形成を図るトレーダーにとって役立つツールであります。仮想通貨取引を拡大させたいユーザーは、わずかな時間と投資経験であったとしても、CopyTraderという単一のプラットフォーム上で、確固たる運用成績を誇る投資家を探し、自動的に取引をコピーすることが容易にできるでしょう。

Guy Hirsch, US Managing Director of eToro - FinanceMagnatesより引用

eToroはこれまで米国当局からのライセンス取得がネックとなり、同国において仮想通貨取引サービスをソフトローンチする形をとっていたが、市場で人気の高いコピートレード関連商品をリリースしたことで、今後はロビンフッド(Robinhood)やコインベース(Coinbase)など、米国で確固たるプレゼンスを確立している主要プレーヤーと本格的に競合していくことになる。eToroがCopyTraderを活用することで、競合ひしめく米国市場において、どれほどまで仮想通貨取引の拡大に結びつけられるか、今後の業績動向に注目したい。

release date 2019.10.31

出典元:

ニュースコメント

人気高まるソーシャルトレーディング

今回、eToroが米国の仮想通貨取引ユーザー向けにコピートレードサービスの提供を開始したほかにも、ズールトレードがエキサイトワンと提携し、新たなコピートレードツールを開発したことに加え、NordFXがMetaTrader4(MT4)上でPAMMを提供開始するなど、多くの海外FXブローカーが投資家の間で人気の高まるコピートレード関連ソリューションの開発に注力している状況だ。このような市場環境下において、eToroはUFCと提携し、同社が得意とするスポーツクラブとのスポンサー契約の締結を通じた効果的なマーケティング戦略を推進させるほか、eToroは仮想通貨関連のツイートに連動するファンドを公開し、商品ラインナップの拡充を図るなど、米国を始めとする仮想通貨市場でのプレゼンス拡大を模索している。そして今回、投資家からの需要が拡大するコピートレード機能を仮想通貨取引向けに提供することで、潜在的に大きな可能性を秘める米国市場での更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。


Date

作成日

2019.10.31

Update

最終更新

2022.04.19

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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