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豪投資会社VivCourt、Itivitiとの提携を継続

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update 2021.08.31 15:29
豪投資会社VivCourt、Itivitiとの提携を継続

update 2021.08.31 15:29

中国、ブラジル、EMEAのテクノロジー機能活用を模索

オーストラリアを拠点とする投資会社Vivienne Court Trading(本社:Level 1, 188 Oxford St Paddington, NSW 2021 Australia[1])【以下、VivCourtと称す】が10月14日、スウェーデン・ストックホルムを拠点とするフィンテック企業であるItiviti Group AB(本社:Kungsgatan 36, 5th floor, P.O. Box 7742 Stockholm SE-103 95 Sweden[2])【以下、Itivitiと称す】との提携関係を継続させることが明らかになった。

VivCourtは株式やデリバティブ、金利、通貨、コモディティなどグローバル金融商品への投資を手掛けており、アジアを拠点に中国、ブラジル、EMEA(Europe, Middle East and Africa, and Asia operations)地域への拡大を模索している。同社は2011年よりItivitiのオプション取引関連テクノロジーを活用しており、今後は他の金融市場やアセットクラスのトレーディングテクノロジーも利用していく意向だという。

両社の提携関係の継続に際し、VivCourtの創業者兼マネージングディレクターであるRob Keldoulis氏とItivitiのAPAC地域ヘッドを務めるOfir Gefen氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

我々が求めているアルゴリズムやゲートウェイという観点から、先進的でカスタマイズ可能なオプションプライシングやリスク管理機能を提供するItivitiの取引システムに信頼を置いております。継続的に事業を拡大させていくうえで、我々のニーズを的確に把握すると共に、最先端の取引ソリューションや強固な販売サポート及びサービス体制を構築しているItivitiのようなベンダーと協働していく必要があると考えております。

Rob Keldoulis, Founder and Managing Director, Vivienne Court Trading - Itivitiより引用

我々はVivCourtと協働することを大変誇らしく思うと共に、我が社のソリューションに変わらず信頼を置いて頂いていることに感謝をしております。我々が誇る先進的テクノロジーとアーキテクチャは高い柔軟性を有しており、これによりVivCourtは取引に必須の機能やユニークな投資戦略を実践することが可能になります。VivCourtやアジアの他の企業がいち早く投資機会を獲得するために我々を選び、共に強固なパートナー関係を構築していけることを楽しみにしております。

Ofir Gefen, SVP, Head of APAC at Itiviti - Itivitiより引用

両社の提携が継続されることで、グローバル投資を拡大させるVivCourtにとっては、マルチアセットクラスのトレーディング環境を向上させることが期待できる。一方で、Itivitiは積極的な提携戦略を実践し、更なる業績拡大を期待できそうだ。

release date 2019.10.16

出典元:

ニュースコメント

驚異的な実績を積み重ねるItivitiに注目

現在、競争差別化を図りたい海外FXブローカーと、テクノロジーの有効活用を目指すフィンテック企業による戦略的提携が活発化しており、その中でも多くのブローカーから選好されているフィンテック企業の代表格がItivitiだ。直近数か月の間だけでも、ItivitiはSeed CXとの提携を発表したほか、ItivitiはBlaze Portfolioと提携し、Atlantic EquitiesがItivitiのOMSへ変更を行っている。Itivitiは戦略的提携を積極的に推し進めることに加え、ブルームバーグ(Bloomberg)のSSEOMSプラットフォームから、マルチアセットクラスに対応したItivitiのOMSへの切り替え案件など数多くの実績を積み重ねており、海外FXブローカーの間でItivitiが誇るテクノロジーをもとにした付加価値ソリューションに高い注目が集まっていると推察される。フィンテック革命により金融業界とテクノロジー業界の垣根が無くなりつつあるなか、今後も両業界が融合を図り、革新的なサービスが生み出されると期待されているが、その中心にいる企業の1社としてItivitiの動向に注目したい。


Date

作成日

2019.10.16

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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