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Finior Capital、UAE・アブダビでFXブローカレッジサービスを提供開始

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update 2022.06.29 15:20
Finior Capital、UAE・アブダビでFXブローカレッジサービスを提供開始

update 2022.06.29 15:20

仮MT5やLD4ダイレクトコネクションなど快適な取引環境を整備

海外FXブローカーのFinior Capital(本社:7th Floor Sila Tower, Al Maryah Island, Abu Dhabi, UAE[1])は、新たにアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビでFXブローカレッジサービスの提供を開始することを発表した。

Finior Capitalがリリースしたウェブサイトによると、同社はFX、コモディティ、インデックス取引サービス体制を構築し、特にプロフェッショナル投資家向けには、全ての金融商品に関して狭いスプレッドを提供するという。今回、アブダビでブローキング業務を開始するに当たり、アブダビグローバルマーケット(Abu Dhabi Global Market, ADGM)と金融サービス規制庁(Financial Services Regulatory Authority, FSRA)よりライセンスを取得したとのことだ。また、同社を通じてトレードを行う顧客は、MetaQuotesの最新の取引プラットフォームであるMetaTrader 5をデスクトップ、ウェブ、モバイル経由でアクセスすることができるほか、LD4ダイレクトコネクションの活用やティア1(トップクラス)の銀行と提携した直接入金システムを利用することが可能であるという。

同社は香港を拠点とする証券ブローカーBlackwell Global出身のMehdi Chennour氏がCEOとして率い、PhillipCapitalやADSSなど欧州、中東、アジアの金融機関で10年以上にわたる業務経験を誇る人材を擁している。Chennour氏によると、Finior Capitalは世界中のプロフェッショナル顧客層のニーズを満たすべく、革新的な投資ソリューションを開発しているという。また、日々先進的なテクノロジーと優れたサービスを提供することで成長すると共に、サービスの拡充と数年単位の戦略プランを遂行し前進を続けていく意向とのことだ。加えて、同社の取締役会会長を務めるLijun Zhu氏は、Finior Capitalの成長プランの遂行を実践するChennour氏に対し感謝の意を述べると共に、Chennour氏が推し進める戦略を実行すべく多大な経営資源の投入をコミットすると述べている。アラブ諸国ではFX市場の拡大が加速していることが知られており、今後さらなる市場拡大が見込まれる中東・北アフリカ(Middle East and North Africa)【以下、MENAと称す】地域において、Finior Capitalが最新のテクノロジーを活用した快適な取引環境を提供することで、今後多くの顧客を獲得することを期待したい。

release date 2019.10.04

出典元:

ニュースコメント

MENA地域で確固たるプレゼンス確立を目指すFinior Capital

MENA地域に新たに生まれた海外FX・CFDブローカーであるFinior Capitalでは、60種類を超えるFX通貨ペアの取引が可能であり、最低預入金額やスプレッド等に応じてスタンダード口座とプロ口座、VIP口座の3つの口座タイプを設けている。特にVIP口座には、他の口座にはない取引シグナルの利用や各種金融イベントへの招待などプラスアルファのサービスが用意されている。また、イスラム教徒が多いMENA地域の顧客獲得を見据え、シャリア(イスラム法)に則ったスワップ・フリー口座も開設することが可能だ。一方で、Equiti Groupがサウジアラビアのリヤドバンクと提携したほか、Windsor Brokersがヨルダンに子会社を設立するなど、市場拡大が見込まれるMENA地域に進出する海外FXブローカーも増加している状況である。競争激化が見込まれるMENA地域のFX市場はオフライン拠点開設が成功の鍵といわれており、中東の一大FX拠点として位置づけられるUAEに実店舗を構えたFinior Capitalが、順調に顧客獲得を進められるか注目したい。


Date

作成日

2019.10.04

Update

最終更新

2022.06.29

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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