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ハードフォークを前にイーサリアムクラシック価格が高騰

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update 2021.08.31 15:30
ハードフォークを前にイーサリアムクラシック価格が高騰

update 2021.08.31 15:30

投資家は9月中旬に迫る大型アップデートに期待

人気の仮想通貨であるイーサリアムクラシック(Ethereum Classic)は、来月中旬に控えるアトランティス(Atlantis)という名称のハードフォークを前に、価格が一時的に約19%も高騰した。

今月23日、イーサリアムクラシックは1通貨あたり6ドル付近で取引されていたが、同日の明け方ごろに価格が一気に上昇し、7ドル台半ばに迫る水準にまで達している。[1]現在、イーサリアムクラシック価格は7ドルを少し上回る程度に落ち着いているが、ハードフォークに向けて期待感が高まれば、再び大きな上昇を見せる可能性もあると言えるだろう。

次期ハードフォークのアトランティスは877万2,000番目のブロックで有効化されることが決定し、これによりイーサリアムクラシックは機能性および安定性が向上するという。このアトランティスには過去にイーサリアム(Ethereum)が実装したビザンチン(Byzantine)やスプリアスドラゴン(Spurious Dragon)と呼ばれるアップデート内容が盛り込まれており、イーサリアムクラシックが同仮想通貨との互換性を更に強める方向に動いていることがうかがえる。イーサリアムクラシックは独立した仮想通貨だが、イーサリアムとの互換性を高めることでスマートコントラクトのデバッグツールなど、ソフトウェアを共用化する狙いがあるようだ。

2016年のDAO事件をきっかけに誕生したイーサリアムクラシックは、オリジナルのイーサリアムブロックチェーンを基礎に開発を進めており、現在では仮想通貨の時価総額ランキングで15位に位置する人気の仮想通貨として広く流通するようになった。ある関係者はブランドイメージを確立するために、名称の変更を行うことを示唆するなど、イーサリアムクラシックの積極的なサービス改善への姿勢を示している。今年5月には、コミュニティの合意を得られなかったことを原因とし、イーサリアムクラシックのハードフォークが延期されたこともあり、来月に控えたアトランティスの実施に市場の注目が集まっている。今後も引き続きイーサリアムクラシックの動向を見守っていきたい。

release date 2019.08.23

出典元:

ニュースコメント

スケーラビリティに課題もPoW型のシステムを堅持

業界最大のICO(イニシャルコインオファリング)プラットフォームとして数々の仮想通貨プロジェクトを支えてきたイーサリアムだが、同仮想通貨のネットワークにかかる負荷が肥大化し、現在、ブロックチェーンにおけるスケーラビリティの改善が急務となっているという。これを見越してイーサリアムはより効率的なPoS(プルーフ・オブ・ステーク)型のシステムへの移行準備を着々と進めており、先日の定例会ではイーサリアムの次期ハードフォークの内容が決定されたばかりだ。このことはイーサリアムクラシックにも無関係ではないと考えられるものの、同仮想通貨は従来のコンセンサスアルゴリズムであるPoW(プルーフ・オブ・ワーク)型のシステムを変更するつもりはないと発表している。イーサリアムクラシックは今年4月にハードフォークの詳細が決定した際にも21%の価格上昇を記録しているが、今回の上げ相場はいつまで持続するのか、今後も同仮想通貨の開発活動や値動きには注目していきたい。


Date

作成日

2019.08.23

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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