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XM、新ブランドTrading.comを始動

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update 2022.05.12 15:35
XM、新ブランドTrading.comを始動

update 2022.05.12 15:35

様々な新機能を提供し更なる業容拡大を模索

キプロスを拠点にXMブランドを運営するTrading Point Group(本社:12 Richard & Verengaria Street Araouzos Castle Court, 3rd Floor 3042 Limassol, Cyprus[1])【以下、XMと称す】が22日、更なる業容拡大を図るべく、新ブランドTrading.com[2]を始動させたことが明らかになった。

2019年6月末には既に、XMの英国子会社であるXM UKが顧客口座をTrading.comへ移管する方針が示されていた。顧客口座の移管に伴い、Trading.comでは新たなウェブサイトや取引プラットフォーム、モバイルアプリ、教育コンテンツを提供することに加え、investor zoneと呼ばれる会員ページを通じて様々な機能を利用できるようになるとのことだ。また、既存ブランドのXMと同様に、Trading.comも英国金融行動監視機構(Financial Conduct Authority, FCA)統制下にてサービスを提供するという。

なお、XMはTrading.comを立ち上げ欧米市場開拓を推進させる意向を明らかにしている。2019年1月、米国にてリテールブローキング業務を営むべく全米先物協会(National Futures Association, NFA)にライセンス申請を行っているが、7か月ほど経った現在も当局による審査中の状態である。米国リテールFX市場が拡大局面に入る兆しを示す中、Trading.comがライセンスを取得後に画期的なソリューションを提供することで、ターゲットの一つとして定める米国市場を開拓し更なる業容拡大が期待できそうだ。

release date 2019.07.23

出典元:

ニュースコメント

ブランドイメージの刷新で狙う米国進出

今年3月、XMはイギリスの経済紙World Financeによって選出されるベストFXブローカー賞を、ヨーロッパとオーストラリアの2地域で受賞した。この賞はロンドン証券取引所も後援に参画することで知られており、XMにとってヨーロッパエリアでの受賞は3年連続、オーストラリア地域では初めての快挙であった。同社は充実した取引環境や独自のXMポイント(XMP)の導入、入金ボーナスなど顧客のニーズにマッチしたサービスの提供によって、高い評価を得ており、新ブランドにおいてもこれまでの経営ノウハウを生かしたサービス体制が期待されている。現在Trading.comのウェブサイトは、既存のXMブランドと比較してデザインが一新され、サービス内容も従来のボーナス等のインセンティブをメインとしたビジネスモデルとは異なり、シンプルな取引形態を推進しているようだ。米国進出を見据えてローンチされたTrading.comが、既存ブローカーとどのような差別化を図っていくのか、今後の施策に注目したい。


Date

作成日

2019.07.23

Update

最終更新

2022.05.12

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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