Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

ビットコインとリブラ関連のツイート数で米国が首位に

ビットコインとリブラ関連のツイート数で米国が首位に

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:26
ビットコインとリブラ関連のツイート数で米国が首位に

update 2021.08.31 15:26

リブラに関する投稿は半数以上が反感的な内容

仮想通貨市場向けの市場予測サービスを提供するThe TIEが、Twitter(ツイッター)を対象とした感情分析を行った結果、ビットコイン(Bitcoin)やFacebook(フェイスブック)のリブラ(Libra)に関するツイートの大部分が米国から投稿されていることが明らかになった。[1]

The TIEの報告によると、ツイート数の割合では米国が全体の38.9%を記録し、次点で10.5%を占める英国およびそれに続くカナダ、トルコ、インド、オーストラリアと大きく差を付けたことがわかった。また、ツイートの内容に関しても、米国では61.5%の投稿がビットコインに好意的なものとなっており、世界平均である59.8%を上回っている。ビットコイン関連のツイート数で全体の0.5%以上の割合を記録した主要国の中では、順にペルー、マレーシア、インドネシア、ベトナム、イタリアが最も好意的な反応を示した国となったが、反対にベネズエラ、メキシコ、エストニア、ブラジル、アイルランドでは反感的な投稿の割合が多かったようだ。特に最下位のベネズエラでは、自国通貨のインフレをきっかけに仮想通貨への関心が高まっているにも関わらず、ツイートの62%が反感的な内容だったという。

これに加えてThe TIEは、先日Facebookが発表した仮想通貨プロジェクトのリブラに関しても、Twitterの感情分析を行っており、ツイート数で全体の43.8%を獲得した米国がフランス、カナダ、オーストラリアを抑えてトップとなったとの結果を伝えている。この数値は米国のビットコインに関するツイートの割合よりも高く、リブラに対する関心が同国市場に偏っていることを意味するが、その内容は決してFacebookの取り組みを支持するものばかりではない。The TIEによると、以前に比べて否定的な意見は減少傾向にあるが、それでもツイートの54.8%がネガティブな内容となっているようだ。

先日、英国ではFCAがFacebookにリブラの詳細情報を求めるなど、本格的な仮想通貨市場の拡大に対する危機感が高まっており、同仮想通貨に対するネガティブなツイートの割合が最大となっている。英国と比較すると幾分友好的ではあるが、米国やフランスの議会も同様の反応を示しているため、Twitter上でのトレンドは今後のFacebookの対応に大きく左右されることになるだろう。

release date 2019.07.05

出典元:

ニュースコメント

情報ソースとしての重要度が増すSNS

企業や要人の発表、メディアのニュース速報、個人投資家の見解など、SNSには様々な情報が集まることから、近年、その情報源としての重要度は増してきていると言えるだろう。実際に2017年頃には、米国のドナルド・トランプ大統領の発言内容に沿って取引を行うトランプトレーダーと呼ばれる個人投資家が登場し、SNSの影響力の高さを世間に印象付けた。また、最近ではビットコイン価格が2万ドルを目指す展望を示していることが話題となっているが、ビットコイン価格高騰の背景には、SNSを通して発信される情報によって投資家にもたらされるFOMO(機会を逃すことを嫌う投資家心理)効果が仮想通貨市場では無視できないほど大きな価格決定要素となっていることが指摘されている。一方、The TIEをはじめとするリサーチ企業は、その本質にいち早く気づき、ビッグデータや自然言語処理技術を駆使してSNS上の情報から市場心理を読み解く分析手法を確立している。その有効性に関しては議論の余地があるものの、既にこの分析手法に従って投資判断を下す新しいタイプのファンド商品などもリリースされており、実用的なサービスとして市場に取り込まれつつあるようだ。今回、The TIEの分析結果は、米国の仮想通貨市場に対する関心の強さを示すものとなったが、これが仮想通貨価格にどのような影響をもたらすのか、今後の展開に注目していきたい。


Date

作成日

2019.07.05

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Bitgetが代替手段に?Bybitが日本撤退で日本ユーザーの新規登録禁止

Bybitが日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。Bybitの代替取引所としてはBitgetが挙げられ、Bybitと遜色ないサービスを利用できます。本記事では、Bitgetの特徴や海外取引所への規制動向などを解説します。
update2025.11.25 19:00

海外FXとの仮想通貨入出金にはBitgetがおすすめ!FXトレーダーに最適なBitgetの使い方

海外FXの入出金に使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBitgetがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBitgetの使い方を紹介します。
update2025.12.12 19:00

XMTradingがロイヤルティプログラムを改悪?ステータスが下がったユーザーも

海外FX業者のXMTradingがロイヤルティプログラムの条件を変更しました。本記事では、変更前と変更後の条件を比較するほか、他社のポイントプログラムとも比較して、今回の変更が改悪といえるのかどうか説明します。
update2025.12.16 19:00

Bybitが日本向けサービス終了を発表!日本撤退で海外FXユーザーにも影響大か?

Bybit(バイビット)が2025年12月22日、日本居住者向けのサービス提供を段階的に終了すると発表しました。本記事ではBybitの発表内容や、仮想通貨入出金を利用する海外FXユーザーへの影響、Bybitの代わりとなる送金ルートなどを解説します。
New
update2025.12.24 19:00

【実測】Exnessのゴールドスプレッドで損しない!「最狭口座」はコレ一択

Myforex編集部では4ヶ月間にわたってExnessのゴールド(XAUUSD)のスプレッドを徹底調査しました。本記事では、Exnessのゴールド取引にかかるスプレッドだけでなく、どの口座タイプを選べばよいかまで解説します。
update2025.12.09 10:30

仮想通貨送金対応のBXONEは「使える」eウォレットなのか?海外FXユーザー目線で比較

仮想通貨対応オンラインウォレットとしてBXONEが一部の海外FXユーザーの間で注目されています。本記事では、BXONEが「使える」オンラインウォレットなのか海外FXユーザー目線で他社と比較します。
update2025.12.09 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

【話題】XMTradingが完全終了?利用者がいま押さえるべきポイントとは

2025年12月の半ば頃から、日本で最も知名度の高い海外FXブローカー「XMTrading」が、凋落の一途を辿る可能性を示唆する投稿がX上で突如話題となり、議論が巻き起こっています。当サイトMyforexは過度な不安視は不要と考えます。本記事ではその理由を説明します。
update2025.12.23 19:00

Funded7で出金が認められない事例が増加?ルールの不透明さが原因か

Funded7で出金拒否に関する投稿がSNS上で増加しており、利用者の間で不安が広がっています。「利益が取り消された」「短時間取引が理由で無効になった」などの報告が投稿されています。当記事では出金拒否の原因を整理し、他のプロップファームとFunded7のルールを比較します。
update2025.11.21 19:00

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル