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MetaQuotes、MT5取引プラットフォームをアップデート

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update 2022.01.04 09:54
MetaQuotes、MT5取引プラットフォームをアップデート

update 2022.01.04 09:54

Pythonの活用など多岐に亘る機能を追加

ロシアのソフトウェア会社MetaQuotes Software Corp.【以下、MetaQuotesと称す】は、MetaTrader5【以下、MT5と称す】取引プラットフォームに新機能を追加しリリースしたことを発表した。[1]

MT5の最新版となるビルド2085は、高水準プログラミング言語であるPython(パイソン)を用い、プロセス間通信機能を活用して効率的且つ迅速にMT5端末から直接取引データを入手することを可能にするAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)を追加したとのことだ。このAPIは機械学習(Machine Learning, ML)やプロセス自動化、データ分析、ビジュアライゼーション(データなどの可視化)といったソフトウェアライブラリを実装しており、入手したデータの統計化や機械学習に利用することができる。また内蔵された機械学習プログラムはスペイン語や中国語、ポルトガル語、ドイツ語など30か国以上の言語に翻訳され、ユーザーが過去にMT5端末で利用していないアクションに限りヒントを出現させると共に、トレーニング・プログレスバーをツールバー上にシームレスに表示させるという。

またトレーディングロボットやコピートレードサービスのアプリケーションストアであるMQL5(MetaQuotes Language5言語)マーケットも最適化され、マーケット及びシグナルセクションの処理速度を7倍にまで向上させることに加え、macOSやLinux、UbuntuといったUNIX(ユニックス)オペレーティングシステム(OS)を使用するトレーダーも利用でき、Wine(ユニックス系のOS上でWindowsアプリケーションを動作させるためのオープンソース・ソフトウェア)のマーケットやシグナル、サーチセクションをサポートするとのことだ。

更にMT5上に、ブローカーのニーズに応じて利用できる新オプションとして、デモ・予備口座開設時における携帯電話や電子メールアドレス認証機能を追加した。データ認証オプションを利用する場合、口座開設時に数分間のみ有効な認証コードが自動的にトレーダーへ送信されると共に、特別なフィールドコードがダイアログボックス内に表示されるという。その他にも、Paypal(ペイパル)を利用したMQL5.community決済オプション機能を拡張し、ワンクリックでMetaQuotesのアプリケーションソフトを購入することができる。またストラテジーテスターも大幅な機能改良を図り、ローカルエージェントなどの最適化や新たなタスクパッケージの自動作成機能の追加、MQL5クラウドネットワークを活用したログイン最適化、クラウドテストエージェント機能のアップデートが行われた。なお今回のMT5への多機能追加に加えて、6月初頭にはMetaQuotesはiOS用MT5モバイルアプリをアップデートしており、顧客にとっての使い勝手が増すことで、更なる利用拡大が期待できそうだ。

release date 2019.06.14

出典元:

ニュースコメント

MT4からMT5へシフトさせたいMetaQuotes社

MetaQuotes社が積極的にMT5のアップデートを行うものの、依然としてFXブローカーはMT4を選好しており、普及は思うように進んでいないようだ。理由としては、MT4のカスタムインディケータやEAがMT5で使用できないなど互換性が乏しく、新たにMT5に対応したプログラムの制作コストが発生するため、ブローカーでの導入が進んでいないことが考えられている。また、既存のMetaTrader4(MT4)でも約定力が十分に高いため、利用者が新たなプラットフォームに移行する必要性を感じていない点も挙げられるだろう。今回のMT5アップデートでは、初心者向けトレーニング・プログレスバーを多言語対応させたり、デモ口座作成時のわずらわしさを軽減させたりするなど、新規顧客が初めからMT5を利用するように促す意向が表れており、改めてMetaQuotes社のMT5優遇策に対する専心ぶりをうかがうことができる。


Date

作成日

2019.06.14

Update

最終更新

2022.01.04

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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