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TradingView、Cryptoindexの仮想通貨指数を提供開始

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update 2022.04.19 12:52
TradingView、Cryptoindexの仮想通貨指数を提供開始

update 2022.04.19 12:52

ソーシャルメディア情報を参考にしたインデックスを配信

この度、マルチファイナンシャルデータを提供するTradingView(本社:470 Olde Worthington Rd., Suite 200 Westerville, OH 43082[1])とブルームバーグ、そしてトムソンロイターの3社が、マルタを拠点とし仮想通貨関連サービスを提供するCryptoindexが開発した仮想通貨インデックスをそれぞれの端末にて提供を開始することが明らかになった。

TradingViewを始め3社いずれかの取引端末を利用する顧客は、ソーシャルメディアやニュースなどで取り上げられた情報を考慮したトップ100の仮想通貨の値動きを確認できるようになるとのことだ。Cyproindexが提供する仮想通貨インデックスにおいては、トップ200の仮想通貨の中で3か月間継続的にポジションが保有された仮想通貨のみを対象とする他、複数の仮想通貨取引所に上場していることやソーシャルメディアでのフォロー件数を条件にしているところに特色を持つ。また、インデックスに組み込む仮想通貨を選別するための200以上の判断項目を抽出すべく、Zoraxと呼ばれる独自のアルゴリズムを用いて9つの仮想通貨取引所の数千万に上る取引データを分析すると共に、1,200種類の仮想通貨の値動き分析と33テラバイト超のデータ処理を行うという。

仮想通貨インデックスの提供開始に際し、CryptoindexのCEOであるVJ Angelo氏は以下のようにコメントしている。

今回提供する仮想通貨インデックスは、我が社が30年間に亘り培ってきた指数開発の経験を結集した最高傑作になります。私は、一般的に不明瞭で誤解も生じる仮想通貨分野において、高付加価値の投資情報への需要が高まっていると認識しております。そのことが仮想通貨インデックスを開発するきっかけとなり、我が社の指数はソーシャルメディアのセンチメント分析や膨大な量の取引データ分析、プリディクティブ・アナリティクス(予測分析)を採り入れています。

VJ Angelo, CEO of Cryptoindex - Crowdfundinsiderより引用

なおCryptoCompareはナスダックと協業し、仮想通貨価格のデータフィードサービスを開始することを発表するなど、仮想通貨分野の質の高い情報を求める投資家需要を満たすべく各社は関連サービスの強化を図っている状況だ。ただしAngelo氏は、これらの企業は既存の規制の制約も受けることで、市場のボラティリティが高まる際には多額の証拠金を要すると指摘する。また、仮想通貨デリバティブを提供する複数の仮想通貨取引所においては、常に適切な規制がなされていないという。そのため、機関投資家の間では規制を遵守した仮想通貨デリバティブ取引サービスへの需要があり、Angelo氏はCryptoindex社内の合意を取り付けていないものの、近い将来に適切なタイミングで機関投資家需要を満たすソリューションを提供する意向であるとコメントしている。そして今回、新たな仮想通貨インデックスの配信を開始するTradingViewを始めとする3社は、ユニークな特性を持ち付加価値の高い仮想通貨関連情報を提供することで、更なる顧客利用の拡大が期待できそうだ。

release date 2019.06.14

出典元:

ニュースコメント

テクニカル分析ツールのTradingView更なる高みへ

TradingViewは、HTML5で動作する高機能且つ多機能なチャートツールで、トレーダーと投資家のためのコミュニティ機能が搭載された多言語対応のオンラインプラットフォームである。現在、日本語を含む21の言語で展開しており、世界800万人以上の投資家が利用している他、先日TradingViewはReal Visionとの提携も発表している。また、TradingView日本の公式スタッフブログによると、日本でのアクティブユーザー数も月間10万を超えているという。このプラットフォームはマルチプラットフォームとなっており、初心者には直感的な操作で扱いやすく、上級者には多様なツールをカスタマイズしてチャート分析ができる他、トレードのアルゴリズムを自分で設定できるなどの特徴がある。加えて、機能性だけでなく取り扱い銘柄も充実しており、資源や金利からビットコインまで世界中の銘柄を網羅しているため、様々なトレーダーから幅広く支持を得ているが、Cryptoindexの仮想通貨指数も追加されることで更なる需要拡大が見込まれる。また、TradingViewは、サクソバンク証券と業務提携をし、ツール上から直接FXの注文を発注・管理できる取引機能のサービス提供を開始しており、着実に利用層の拡大を図っている。プラットフォームの強化を続ける同社の今後の展望に注目したい。


Date

作成日

2019.06.14

Update

最終更新

2022.04.19

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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