Select Language

GAIN、5月期業績を発表、取引量は前月比23.2%増

GAIN、5月期業績を発表、取引量は前月比23.2%増

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.06.07 11:43
GAIN、5月期業績を発表、取引量は前月比23.2%増

update 2022.06.07 11:43

前年比で見るとFX取引量は依然大きく減少

米国最大のFXブローカーであるForex.comを運営するGain Capital Holdings Inc(本社:135 US Highway 202/206, Suite 11 Bedminster, NJ 07921[1])【以下、GAINと称す】は、2019年5月期の業績を報告した。GAINの4月期取引量は前月比13%減であったが、5月期業績に関しては前月比プラスで着地した。

GAINの2019年5月期の店頭取引(OTC取引)のうち、外国為替取引量は1,803億ドルと、4月期の1,463億ドルから23.2%増加したが、前年比ベースで見ると、2018年5月期の2,433億ドルから25.9%減少と軟調な結果に終わった。1日当たりの平均取引量(ADV)は78億ドルと、4月期の67億ドルから16.4%増加したものの、前年同月比では29.7%減少と低迷しており、GAINの業績は引き続き不安定な状況になっていると推察できる。

他方で先物取引に目を移すと、2019年5月期の取引高は7,967,899枚と、4月期からプラス52.6%と急増しており、前年同月と比較した場合2018年5月期の694,481枚から14.7%増加する良好な結果であった。また1日当たりの平均先物取引高は36,223枚となり、前月比45.7%増加、2018年平均である31,567枚と比較しても14.7%増加であったことから、先物取引に関しては堅調な取引動向であったといえよう。

なおGAINは2019年度第1四半期業績も発表しており、前年同期の1,190万ドルの黒字から2,840万ドルの赤字に転落する厳しい内容の業績開示であった。足元、GAINのFXと先物取引は前月比ベースで見ると業績が上向き始めており、回復傾向を持続させるためにも、顧客需要を喚起するような画期的なサービスが開発されることを期待したい。

release date 2019.06.06

出典元:

ニュースコメント

国内FX業者としてのForex.com

GAINは世界180か国で12,000種類以上の金融商品を提供する大手企業であり、日本国内では東京にオフィスを構えるゲインキャピタル・ジャパンが2009年にForex.com(フォレックス・ドットコム)をリリースし、サービスを提供している。日本法人は関東財務局長の登録を行っており、国内FX業者の位置付けとして、海外FX業者同等の商品ラインナップを国内基準の安全性の高い取引環境で利用できる点で定評がある。 Forex.comは豊富な通貨ペアやインディケータ、EAを提供し、国内に拠点を構えるブローカーでMetaTrader4を利用できることから、国内投資家から一定の支持を集めている。加えて、充実したカスタマーサポートも高評で、わかりやすい操作マニュアルを公開するほか、金融コンサルタントによるMT4セミナーを定期的に開催している。一方で、他社と比較してスプレッドが広いことや、情報源がロイターの一社のみで物足りなさを感じている顧客も多く、安全性を求めるFX初心者や、情報の取捨選択ができる投資家向けのブローカーであるという印象を受ける。 近年、各国金融当局の規制が強化され、各ブローカーがプロ投資家向けに従来通りの取引環境を提供することで収益の確保に奔走している中、Forex.comのような、金融ライセンスを取得し高い安全性を謳うブローカーが規制の枠組みの中でどのような顧客獲得策を打ち出すか、今後の施策に期待したい。


Date

作成日

2019.06.06

Update

最終更新

2022.06.07

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

XMTradingがおみくじプロモ2025を実施!総額1,000万円越えのキャンペーン

海外FX業者XMTradingは、1月2日~1月31日までの期間限定で「おみくじプロモ2025」を実施すると発表しました。賞金総額は1,000万円以上であり、抽選で100名に最大75万円の現金がキャッシュバックされます。
update2025.01.06 19:00

このローソク足あと何秒!?残り時間を表示するMT4/MT5のインディケータを比較

MT4やMT5でトレードする際、インディケータを使えばローソク足が確定するまでの残り時間を表示できます。アラート機能付きや残り時間以外の情報も表示するインディケータもあります。本記事では、MT4・MT5にローソク足の残り時間を表示するインディケータを紹介します。
update2024.12.12 19:30

SONYのレイヤー2「Soneium」がIP侵害を理由にミームコインをブラックリスト化

ソニーグループによるイーサリアムレイヤー2のSoneium(ソニューム)が、メインネットローンチの同日に、IP侵害のあるミームコインをブラックリスト化し、SNSで話題となっています。本記事では、Soneiumの概要やブラックリスト化の内容、SNSでのユーザーの声などを解説します。
update2025.01.17 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル