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GAIN、4月期業績を発表、取引量は前月比13%減

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update 2022.06.07 11:45
GAIN、4月期業績を発表、取引量は前月比13%減

update 2022.06.07 11:45

OTC、ADV、口座数の全てが前月比で減少

米国最大のFXブローカーであるForex.comを運営するGain Capital Holdings Inc(本社:135 US Highway 202/206, Suite 11 Bedminster, NJ 07921[1])【以下、GAINと称す】は、2019年4月期の業績を報告した。

GAINの2019年4月期の店頭(OTC)外国為替取引量は1,460億ドルとなり、2019年3月期の1,690億ドルから13%減少し、2018年4月期の2,220億ドルからは34%超の大幅な縮小となった。1日当たりの平均取引量(ADV)は67億ドルと、2019年3月期の80億ドルから16.3%減少となり、前年同月と比較した場合37%急減した。また2019年4月期のリテールFX部門アクティブ口座数は120,515口座となり、2019年3月期の120,641口座から若干落ち込み、2018年4月期からは7.9%ほど減少した。2019年3月期のGAINの取引量が前月比で改善の兆しを示していたものの、4月期に再び軟調な結果に終わったことを踏まえると、GAINの取引量水準は依然低迷していることが伺い知れる。加えて先物取引高に関しては、2019年4月期が522,132枚となり、2019年3月期の622,194枚から16%落ち込んだ。

なお2019年4月末に、GAINは2019年度第1四半期業績を発表していたが、困難な市場環境の影響を受け赤字に転落する厳しい内容の業績発表であった。GAINの2019年度第1四半期の純営業収益は3,840万ドルとなり、前年同期の9,840万ドルから実に60%急減し、前期の7,990万ドルと比較しても大幅に減少した。また純損益に関しては2,840万ドルの損失となり、前年同期の1,190万ドルの黒字から赤字に転落する結果に終わった。

GAINの2019年4月期業績は、確認した全ての項目が前月比で減少となる非常に厳しい内容であったことに加え、直近の四半期業績も芳しくない状況だ。これらの結果を勘案するに、GAINが会社全体で抜本的な経営改革を求められていることは明らかであろう。

release date 2019.05.10

出典元:

ニュースコメント

業績低迷のGAIN

Forex.comを運営するGAINは、世界180か国でFXを含む12,000種類もの金融商品を提供しているグローバルなリーディングカンパニーだ。日本では東京にオフィスを構え、2009年9月16日よりサービスを開始し、日本で初めて取引単位を1,000通貨単位で提供した。また、2010年には、ゲインキャピタル・ジャパンのセールスポイントである「高い約定能力」と「素早い約定スピード」を魅力的に伝える方法として、「ゴルゴ13」をイメージキャラクターに起用しているとてもユニークなマーケティング戦略を取っている。ゲインキャピタル・ジャパンの親会社であるGAINは、総合金融商品取引量では世界第2位の規模を誇っているが、同グループの4月期の業績は全ての部門において前月比で減少が見られた。金融市場では規制強化なども加わり、めまぐるしく移り変わるFX業界には強い向かい風が吹いている。業績回復の兆しには様々な角度から向き合い、その時々の情勢を見極めていくことが重要だろう。今後のGAINが打ち出すであろう経営戦略に期待したい。


Date

作成日

2019.05.10

Update

最終更新

2022.06.07

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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