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Capital Com、新たにベラルーシのライセンスを取得

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update 2022.09.19 17:12
Capital Com、新たにベラルーシのライセンスを取得

update 2022.09.19 17:12

間もなくサービス提供を開始する予定

キプロスに拠点を置き、Capital.comを運営するCapital Com SV Investments Limited(本社:28 Oktovriou, 237 Lophitis business Centre Ⅱ, 6th floor Limassol, Cyprus, 3035[1])【以下、Capital Comと称す】が、ベラルーシの中央銀行であるベラルーシ国立銀行によりライセンスを取得したことが明らかとなった。

Capital Comは既にベラルーシの規制要件に対応した形の新たなウェブサイトCapital.comを立ち上げており、サイト上には間もなく公開するとのメッセージを掲載している。ベラルーシは金融市場が拡大すると共に、新規参入するブローカー も増加傾向にあり、Capital Comは14番目にライセンスを取得した企業になるとのことだ。ロシア中央銀行が複数ブローカーのライセンスを剥奪し、自国のリテールFX業界から一掃する決断を下したこととは対照的に、ベラルーシ国立銀行が推し進める金融政策は競争的な市場環境を生み出すものと見受けられる。

FX市場は、欧州証券市場監督(European Securities and Markets Authority, ESMA)が新規制を導入したことをきっかけに、欧州全域で取引量が大幅に落ち込んでいる他、通常よりもボラティリティが大きく低下している状況だ。そのような市場環境下においてFX・CFDブローカー各社が難しい経営のかじ取りを余儀なくされる中、Capital Comはベラルーシへ進出し新市場開拓を試みることになる。ベラルーシがブローカーに対し積極的に門戸を開き、競争原理が働くことが期待できる市場であることから、市場拡大を図るCapital Comが進出先として選択するのは最も合理的な判断であったと言えよう。なおベラルーシに進出する企業は、FX店頭取引の透明性向上と取引関連情報の収集及び分析を担うNational Foreign currency Center(NFC)に55,000ドルの積立金を預けることで、顧客サービスの提供を開始することができるとのことである。

また欧州の規制当局と足並みを揃える形で、VISAが無認可ブローカーの取締を強化することに加え、マスターカードなども無認可ブローカーへのサービス提供を停止している。更にはGoogleも23億件の広告を差し止めするなど厳格な広告規制を導入しており、ブローカー各社は世界的に事業再構築を図るべく新たな市場開拓を模索せざるを得ない状況とも言える。直近では、Equiti.comがケニアで新ブランドFXPesaを始動し、アフリカ市場の開拓を試みる見通しであることが発表されている。

なおCapital Comは、兼ねてよりCFDやデリバティブなどリスクを伴うトレーディングに関する投資教育を積極的に行ってきていることに定評があり、機械学習(Machine Learning)を活用した投資行動パターンの分析や顧客の投資意思決定に役立つ情報を提供するツールの内製化にも成功している。今回、Capital Comは市場拡大が見込まれるベラルーシに進出することで、更なる顧客取引の増大が期待できよう。

release date 2019.04.19

出典元:

ニュースコメント

顧客重視の革新的なサービスを提供するCapital Com

Capital Comは、FCAおよびCySECによる承認を受けたフィンテック企業で、コモディティ、仮想通貨、株、FX通貨ペア、CFD等の取引をシンプルかつ安全に行えるプラットフォームを提供している。同社のプラットフォームは、ウェブとスマートフォンの両方で利用することができ、2,000種類を超える市場においてApple、Facebook、FTSE 100、EUR/USDなど幅広い銘柄の取引が可能である。革新的で利便性の高いサービスは、顧客からの定評を有しており、現在では36万人を超えるユーザーを抱えている。更に、UK Forex Awards等においての受賞歴もあり、加えて2017年には顧客にとってより有益な取引を可能とすべく、AI学習技術を導入している。昨今の規制強化の流れの中、欧州ブローカーにとって、Win-Winの関係構築が可能な顧客重視のサービスが求められている状況で、このような取り組みが顧客の満足度向上、そして取引量拡大に繋がることを期待したい。


Date

作成日

2019.04.19

Update

最終更新

2022.09.19

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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