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Skrill、米サッカークラブLA10とスポンサー契約を締結

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update 2021.08.31 15:26
Skrill、米サッカークラブLA10とスポンサー契約を締結

update 2021.08.31 15:26

巨大市場米国にてブランド力向上を模索

オンライン決済サービス会社であるペイセーフグループが運営するSkrill(本社:Floor 27 25 Canada Square London E14 5LQ United Kingdom[1])は、米国サッカー独立リーグUPSL(United Premier Soccer League)所属のクラブであるLA10とスポンサーシップ契約を締結したことを発表した。Skrillはこの度のスポンサー契約を通じ、グローバル決済市場の中でも最も高い成長を遂げている市場の1つである米国にてブランド認知度の向上を図る意向だ。

ロサンゼルスを拠点とするLA10は、元イタリア代表にしてサッカー界のレジェンドでもあるアレッサンドロ・デル・ピエロ(Alessandro Del Piero)氏が2018年からオーナーとしてタクトを振るサッカークラブで、従来のLAローマFCから名称変更している。現在44歳のデル・ピエロ氏は、イタリア1部リーグセリアAのユヴェントスで優勝6回、UEFAチャンピオンズリーグの優勝にも1回輝くと共に、3度出場したFIFAワールドカップでは2006年ドイツ大会で母国イタリアの優勝に貢献している。また、国際サッカー連盟FIFA創立50周年を記念して2004年に実施された過去50年間で最も優秀な欧州サッカー選手50名を選出するUEFAジュビリーアウォーズ(UEFA Golden Jubilee Poll)にも選ばれている、イタリア屈指のファンタジスタだ。なおデル・ピエロ氏は、日本が世界に誇るサッカー漫画であるキャプテン翼を愛読し、日本語のブログを開設するほどの親日家としても知られている。

SkrillとLA10の間で交わされたスポンサー契約に関する金額や期間などは明かされていないものの、SkrillはLA10の多様なコミュニケーションチャネルを通じ多くのマーケティング機会を手に入れることが期待されている。とりわけ、LA10のユニフォームやデル・ピエロ氏の限定シャツなどにSkrillブランドを載せ、非常に大きな決済市場規模を誇る米国市場にて積極的にマーケティング活動を行っていく見通しだ。

SkrillとLA10のスポンサー契約の締結に際し、Skrill, Neteller and Income AccessのCEOであるLorenzo Pellegrino氏とデル・ピエロ氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

この度のスポンサー契約は、我が社とペイセーフグループの成長戦略を遂行していくうえで、非常に重要なマーケティング投資であります。アレッサンドロ氏とスポンサー契約を締結し、協働していくことは大変素晴らしく、何百万人というグローバルなお客様に対し、我が社のコーポレートブランドをアピールできると確信しております。そして我が社はLA10と共に成長の歩みを進め、米国にて多くのファンを魅了するサッカーの試合を演出できるよう、アレッサンドロ氏をサポートしていく考えであります。

Lorenzon Pellegrino, CEO of Skrill, Neteller and Income Access - APnewsより引用

Skrillとのパートナーシップを締結して以降、Skrillが誇るテクノロジーやお客様へ提供するサービスの質に感銘を受けており、LA10のスポンサーに就任することを喜ばしく思っております。この度のスポンサー契約により、SkrillとLA10の認知度が大きく向上して、世界中のサッカーファンがデジタルウォレットサービスや使い勝手が良くコスト効率の良い決済サービスを提供するSkrillにより親しみを持つようになるでしょう。

Alessandoro Del Piero, Italian International Soccer Star - APnewsより引用

なおペイセーフグループは、Skrillに加えNETELLER、MeritCard、Paysafecard、payolution、Income Access、FANS Entertainmentといった決済関連を中心とした多岐に亘る事業を運営しているほか、Skrill walletを利用した仮想通貨売買サービスも提供している。この度Skrillが提携したLA10のオーナーであるデル・ピエロ氏は、東日本大震災の復興支援プロジェクトを手掛けるなど、1サッカー選手としてでなく温かみのある優れた人間性も持ち合わせており、世界中のサッカーファンから愛されている。Skrillにとってはデル・ピエロ氏が持つ抜群の知名度を活かし、米国市場にて新たな顧客層の開拓を図ることが期待されよう。

release date 2019.03.15

出典元:

ニュースコメント

米国市場にて新たなビジネスチャンスを掴めるか

Skrill(スクリル)は、英国のMoneybookers(マネーブッカーズ) Ltd.にて提供されているオンライン資金移動サービスであり、その利便性から海外へ資金を移動するツールとして、世界の各種業界で広く利用されている。Neteller(ネッテラー)に並び、オンラインカジノやブックメーカーの決済では業界トップシェアを誇っているが、日本在住のユーザーに対しては、2016年9月15日以降のギャンブル目的(オンラインカジノ、ブックメーカー、海外FX取引を含む金融サービスなど)の送金を停止しており、現在はサービスの提供を終了している。この背景としては、ICT(情報通信技術)の発展に伴い、各国の金融規制当局がマネーロンダリング及びテロ資金供与規制への取り組みに厳しいスタンスで臨むようになり、ヨーロッパ圏外からの撤退を求める圧力が高まったことが考えられる。また、ソーシャルメディア上の広告を巡っては、より一層の透明性を向上するため、厳格化が推し進められている。このような状況の中、今回の米サッカークラブLA10とのスポンサー契約は、新たな分野でのマーケティング効果に繋がることが大いに期待できるだろう。なお、Skrillは欧州の未認可ブローカーの取締りを強化したり、親会社のPaysafeはVISAのプリンシパルメンバーシップを取得して、需要拡大が期待されるプリペイドカードの発行を見込むなど、さまざまな対応を行っている。


Date

作成日

2019.03.15

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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