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金融庁、コインチェックを交換業者として登録へ

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update 2021.08.31 15:27
金融庁、コインチェックを交換業者として登録へ

update 2021.08.31 15:27

マネックスが牽引した業務改善が実を結ぶ

報道によると、金融庁(Japan Financial Services Agency, JFSA)が、コインチェック株式会社(本社:東京都渋谷区渋谷3-28-13 渋谷新南口ビル3F[1])【以下、コインチェックと称す】の申請を承認することで、同社を仮想通貨交換業者として登録する方針を固めているという。金融庁の正式発表は、年内には行われる見通しだ。[2]

これに対して、コインチェックの親会社となったマネックスグループ株式会社(本社:東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル25階[3])【以下、マネックスと称す】は、確定的な情報ではないとの意を示しているが、コインチェックの申請が金融庁のレビュー待ちの状況となっていることは間違いではないようだ。また、マネックスは、コインチェックの金融庁への登録に関して、公開必要な情報があれば、適時かつ適切な方法で報告するとのコメントを出している。

これまで、コインチェックは、正式な登録業者ではないものの、金融庁への申請が審査される間、一時的な許可を与えられるみなし業者として、合法的に事業を継続させていた。現時点で200もの企業が営業許可を待っている状態なため、金融庁によるコインチェックの正式な登録は、検討されている新しい規制法案の成立を待たずに実施されることが予測されている。

日本最大の仮想通貨取引所となっていたコインチェックはハッキングにより、今年2月に5億1,100万ドルにも達する被害を受け、存続の危機に立たされていた。今年4月、約3,300万ドルでマネックスはコインチェックを買収しており、同社の仮想通貨交換事業を立て直すことと共に、仮想通貨市場を深耕することを決定した。マネックスは、セキュリティーやコンプライアンス体制の確認を実施した後、コインチェックの事業再開を果たしており、最近では、米国市場での金融機関向けサービスの立ち上げも発表している。

release date 2018.12.20

出典元:

ニュースコメント

大手金融企業の参入によって再編が進む市場

2018年に立て続けに発生したコインチェックとZaifのハッキングによる仮想通貨の不正流出事件は、日本の仮想通貨市場に大きな影響を与えた。どちらも、被害を受けた顧客に対しては、補填の目処が立っているようだが、業界への信頼は揺らいでおり、政府や自主規制団体を中心とした規制検討が進むきっかけとなった。しかし、コインチェックを買収したマネックスグループや、Zaifの事業を継承したフィスコグループなど国内大手金融企業の市場参入は、業界にとってもプラスの変化を与えてくれるかもしれない。これまで、新興企業やテクノロジーベンチャーなどの活躍によって、仮想通貨市場は発展を遂げてきたが、成熟する過程で、企業倫理や内部統制の弱さ、法令遵守意識の低さなどの問題が目立ち始めていた。米国市場では、すでに大手金融企業が参入しており、仮想通貨ベンチャーへの投資や事業立ち上げにも積極的で、仮想通貨市場の再編が進んでいる。日本市場は信頼回復が課題とされているが、更なる大手金融企業の参入はあるのか、その動きに注目である。


Date

作成日

2018.12.20

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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