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スイス当局がデューカスコピーのICO実施を許可

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update 2021.08.31 15:27
スイス当局がデューカスコピーのICO実施を許可

update 2021.08.31 15:27

国内の銀行としては初のICO試みとなる

スイス大手銀行のDukascopy Bank SA(本社:Route de Pre-Bois 20 ICC, Entrance H 1212, Geneva 15, Swizerland[1])【以下、デューカスコピーと称す】は、独自に開発を進める仮想通貨のデューカスコイン(Dukasscoin)のICO計画に関して、スイス金融市場監査局(Swiss Financial Market Supervisory Authority)【以下、FINMAと称す】から承認を受けたことを発表した。このことでデューカスコピーは、FINMAから正式にICO実施の承諾を得た初めての銀行となったという。[2]

デューカスコピーは、以前から仮想通貨に対して友好的な姿勢を示しており、今年9月、デューカスコピーはFINMAへICO認可の申請手続きを行っていた。FINMAによると、法規制上の障害は問題ない状態にあるが、デューカスコピーは、これからICO環境の決定や監査を実施する必要があるという。デューカスコインのICOは、2019年3月初旬ごろまでに行われることが予定されている。

このイニシアチブには、デューカスコインとデューカスノート(Dukasnote)という2つのトークン発行が含まれており、前者は発行上限のある決済通貨として利用され、デューカスコピーの製品やサービスを使用する新規クライアントへのインセンティブとしての役割も担う。一方、デューカスノートは、主にUSDコイン(USD Coin)やテザー(Tether)に代表される様なステーブルコインとしての特性を持っているようだ。その他のユースケースについての詳細は公開されていないものの、ホワイトペーパーによると、デューカスコピーの決済ソリューションを促進することが目的とされている。[3]

スイスでは、デジタル資産が広く受け入れられているにも関わらず、既存の銀行は、マネーロンダリングや取り締まりの強化を懸念して、仮想通貨に関わるビジネス展開を敬遠しているという。主要なスイス銀行が規制当局から厳しい監視を受ける仮想通貨関連企業とは距離を置く中、デューカスコピーは、今年6月に仮想通貨関連企業のビジネスアカウント開設を許可している。また、先月には、顧客に仮想通貨による資金の入出金をサポートすることを決定し、モバイルバンキングを利用する顧客同士の仮想通貨取引にかかる手数料を無料にするなど、デューカスコピーは更なる市場の獲得に動いているようだ。

今年2月初め、FINMAは、ICOガイドラインとトークンの分類に関する見解、フィンテックを促進する多くの目標を発表しており、安全を確保すると同時に先進的な仮想通貨市場の発展に尽力していることが伺える。

release date 2018.12.19

出典元:

ニュースコメント

FINMAの活躍で躍進するスイス市場

スイスは、クリプトバレーと呼ばれる都市のツークを中心として、多くのブロックチェーンや仮想通貨関連企業が活発に開発に取り組んでおり、先進的な市場を築いてきた。FINMAは、そんなスイス市場を監督するだけではなく、自由が損なわれないよう慎重に規制を行い、市場の発展に貢献しているようだ。これまでも、FINMAはオンライン銀行事業を主体とするスイスクォートのICO投資プラットフォームを認可するなど、企業の新しい試みに対して理解を見せている。同プラットフォームでは、工業用ダイヤモンドを生産する一般企業が最初のICO案件として選出されており、スイスでの非ブロックチェーン企業の仮想通貨を利用した資金調達の先駆けとなることが予想されるという。また一方で、昨年5月、FINMAは、Eコインと呼ばれる偽の仮想通貨を1年以上販売したことで、少なくとも400万スイスフランの利益を得た企業を摘発するなど、市場の監視役としての働きも見せている。今回、FINMAが、デューカスコピーの試みにゴーサインを出したことは、スイス国内の金融機関にとっても朗報となり、仮想通貨市場への参入を促すきっかけとなるかもしれない。


Date

作成日

2018.12.19

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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