Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

ベネズエラ政府が仮想通貨ペトロで年金を支給

ベネズエラ政府が仮想通貨ペトロで年金を支給

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:27
ベネズエラ政府が仮想通貨ペトロで年金を支給

update 2021.08.31 15:27

受給者の合意なく口座の法定通貨を変換

現地メディアのCaracas Chroniclesによると、ベネズエラ政府が、独自に発行する仮想通貨のペトロ(Petro)での年金支給を実施していることが明らかになった。[1]

今月7日、年金受給者は、Motherlandと名付けられた専用ウォレットサービスを通して、1,800ボリバルを一旦受け取ったものの、同日中に「ペトロでの預金」との但し書きと共に受給者の合意なく口座から資金が引き出され、代わりにペトロが支給されたようだ。ペトロは、銀行取引では利用できず、自国の法定通貨であるボリバルへの両替にも複雑なプロセスがあり、簡単には現金化できないのが現状だ。

それにもかかわらず、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は、政府のイニシアティブで積極的な利用拡大を目指すことを表明しており、今年8月には、ペトロを給与支払いや年金分野で採用することを決定している。それ以前には、国民のパスポート取得手続きの手数料をペトロで支払うことを義務付けており、更には、政府機関の従業員に対する給与支払いでもペトロを利用することが現在計画されているようだ。

米国のドナルド・トランプ大統領は、同国が南米諸国に課す金融制裁に反するとして、米国でのペトロの取引を禁止している。経済学者であるSteve Hanke氏によると、今の所、ペトロの取引をサポートする世界の金融機関は現れておらず、ペトロを「存在しない偽物」と痛烈に批判した。[2]ペトロは、一国の通貨としては悪手なもので、ボリバルのハイパーインフレーションを加速させる可能性があり、ベネズエラ経済を更に苦しめる結果を招くと考えられている。

release date 2018.12.17

出典元:

ニュースコメント

ハイパーインフレーション対策に導入される仮想通貨

ベネズエラ政府の主張によると、ウォレットサービスのMotherlandと政府が推し進めるペトロの利用は、進行するハイパーインフレーションが根源となる負の連鎖から脱却するための施策だという。政府は、国民にペトロでの資産保有を推奨すると同時に、政府機関を中心に国内での実利用も推し進めているが、銀行取引や国際決済に利用できないことから、代替通貨としての機能は期待できない状況となっている。一方で、今年5月には、ベネズエラ同様にハイパーインフレーションに悩まされるアフリカのジンバブエで、金融機関での仮想通貨関連業務が禁止されるという対照的な動きが見られた。これまで、ジンバブエでは、輸入商品への代金支払いなどをビットコインを中心とした仮想通貨に依存していたため、この決定は大きな衝撃となった。現在では、国内大手取引所Golixの提訴により、禁止措置は無効となっているようだが、政府の決定以来、仮想通貨の流通は滞ったままだという。ベネズエラは、国家主導のプロジェクトとして取り組んでいるという点でジンバブエとは異なるが、ペトロに関して早くも国民の不満が噴出しており、現時点では、思い描く成功には程遠い状況だと言えるだろう。


Date

作成日

2018.12.17

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

海外FXで出金できなくなる?収納代行規制までにトレーダーがとるべき対策とは

海外FXで出金できなくなるリスクが高い人について説明します。2026年施行の「クロスボーダー収納代行規制」により、これまで通りの国内銀行送金による出金が難しくなるとみられています。本記事では出金リスクを抑える方法もご紹介します。
update2026.03.30 19:00

USDTを日本円に換金する方法は?税金や手数料などの注意点も解説

海外FXの仮想通貨入出金ではステーブルコインのUSDTを使うケースが多く、利益などを出金する際はUSDTを日本円に換金する必要があります。本記事では、USDTを日本円に換金する方法に加え、税金や手数料などの注意点を解説します。
update2026.04.13 19:00

XMTradingへ仮想通貨入金をしてみた!安く・早く送金できるルートはどれ?

XMTradingへの仮想通貨入金に安く・早く送金できるルートを検証しました。XRP(リップル)を使えば、手数料は約40円、最短1分で送金が可能です。すぐに試せるように具体的な手順も詳しく解説しています。
update2026.03.03 19:00

有名アカウントによるMoonshot FXコピトレへの誘導が物議|「中の人交代疑惑」も浮上

Xフォロワー数1万人超のFX系インフルエンサーが、Moonshot FXのコピートレード案件を紹介していることが話題になっています。同社の公式サイトには怪しい点が多く、実体のある業者なのか疑問視する声も上がっています。この記事では、Moonshot FX公式サイトの不審な点や、海外FXユーザーが同社を警戒する理由などを説明します。
update2026.03.12 19:00

Galaxy DAOが運営停止を発表|GEMFOREXユーザーの資金回収が一層困難に

Galaxy DAOが運営を停止することを発表しました。GEMFOREXユーザーの資金返還を巡っては不透明な対応が続いていましたが、今回の発表により、元ユーザーが資金を取り戻すことはさらに困難になる可能性があります。本記事では、Galaxy DAOの運営停止の理由やGBONDの扱いについて説明します。
update2026.02.11 19:00

海外FXの国内銀行送金で同時多発的に口座が凍結される?情報共有システム導入による影響とは

マネーロンダリング対策として不正利用口座の情報を全国の金融機関で共有するシステムが2027年4月を目途に導入されます。本記事では、このシステムの導入によって海外FXユーザーにどのような影響が及ぶのか、なぜ国内銀行送金がさらにハイリスクになるのかについて解説します。
update2026.04.07 19:00

JPYC対応のおすすめウォレットは?海外FXユーザー向けの選び方や注意点を解説

海外FXユーザーの間では仮想通貨入出金が代替手段として注目されており、日本円ステーブルコインJPYCにも期待が集まっています。当記事では、JPYC対応のおすすめウォレットに加え、ウォレットの選び方や利用する上での注意点などを解説します。
update2026.03.16 19:00

XS.comとExnessのゴールドのスプレッドがある日を境に逆転していた。実測値で確認

XS.comのゴールドのスプレッドは狭いのか、実測データを基に詳しく調査してみました。調査の結果、ある日を境にXS.comのゴールドのスプレッドが狭くなっていることが判明しました。ただし、安定性に関してはSNS上の情報と異なる部分もあります。本記事では調査結果やXS.comへの乗り換えを検討すべきかどうかについて解説します。
update2026.04.10 19:00

XMTradingの利益出金で新たな懸念?負け越しがあるユーザーは収納代行規制後も出金できるのか

「XMで負け越しているトレーダーは利益を出金できなくなるのでは」という懸念が一部のXMTradingユーザーの間で広がっています。背景にはXMTradingの出金ルールと金融庁によるクロスボーダー収納代行規制があります。本記事では、なぜ仮想通貨送金に切り替えても規制後に利益を出金できなくなる可能性があるのか説明します。
update2026.02.19 19:00

海外FX×仮想通貨入金の税金はどうなる?交換・円転の見落としに注意

海外FX業者の入出金に仮想通貨送金を使用する場合、銀行送金と比較すると、確定申告に若干手間がかかりますが、「総平均法」を用いることで損益計算をある程度簡略化できます。本記事では、仮想通貨送金を利用した際の損益計算の方法や、確定申告で損をしないためのポイントを説明します。
update2026.02.02 19:30

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル
close
promotion
今すぐ参加する

次回から表示しない