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Brokeree、テルアビブ証券取引所とシステム統合

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update 2021.08.31 15:27
Brokeree、テルアビブ証券取引所とシステム統合

update 2021.08.31 15:27

高い流動性供給・集約やゼロレイテンシーを実現

ブローカー向けのソリューション開発を提供しているBrokeree Solutions(本社:Tornimae, 5, Tallinn, Estonia[1])【以下、Brokereeと称す】は、イスラエルのテルアビブ証券取引所(TASE)と流動性供給システムを統合したことを発表した。Brokereeを利用するブローカーにとっては、MetaTrader4【以下、MT4と称す】のプラットフォーム上で多くのリクイディティプロバイダー(LP、流動性の供給業者)を結び付け、高い流動性を供給していくことが可能となる。

この流動性供給・集約サービスは、Brokereeが開発したリクイディティプロバイダーを集約する機能などを持つリクイディティブリッジを活用して行われる。ブローカーにとっては、取引執行の際ゼロレイテンシー(遅延無し)を実現させることも可能となるようだ。

Brokereeが提供するMT4、MetaTrader5【以下、MT5と称す】リクイディティブリッジを活用することで、多岐にわたる高度なトレード執行を実現させると共に、効率的に流動性を集約することや、リスク管理を行うこともできるようになる。このブリッジには、先進的なアグリゲーションエンジンが搭載されていることから、多様なデータをMT4、MT5へ転送することができる他、集約されたリクイディティプロバイダーを使い分けることで流動性リスクも低減させることが可能である。

更に、今回のシステム統合により、未決済注文を着実に執行させる機能も付されている。これにより、テルアビブ証券取引所において直接未決済注文を処理できるようになるため、トレーダーによる積極的な市場参加・取引注文を促すことが期待できよう。

この度のテルアビブ証券取引所とのシステム統合に際し、BrokereeのCEOであるAndrey Kamyshanov氏は、以下のようにコメントしている。

テルアビブ証券取引所と直接流動性供給システムが接続されたことで、ブローカー各社は自社の広範な商品・サービスを提供すべく戦略地域としてイスラエル市場を位置づけることが見込まれます。我々は、顧客ニーズに柔軟に対応したテクノロジーソリューションであるリクイディティブリッジを開発しました。このリクイディティブリッジには高度な機能が付され、現状MT4、MT5、もしくはその両方において活用されており、お客様から高い評価を得ております。

Andrey Kamyshanov, CEO of Brokeree - Brokereeより引用

release date 2018.11.30

出典元:

ニュースコメント

遅延ゼロ取引注文を実現か?

テルアビブ証券取引所はイスラエルの唯一の公共市場である。今年5月にブロックチェーン技術を活かした証券賃借のプラットフォームを創設したが、仮想通貨業界では世界初の試みであったことから大きな話題となったのは記憶に新しい。このことから、ブロックチェーンはイスラエルが先駆けであるとも言われており、今後どのようなシステムを導入していくか、期待されていた。今回は、Brokereeが開発したリクイディティブリッジを採用し遅延ゼロ取引を実現することで、ブローカー各社に新たな戦略地域として注目してもらえるようなマーケットを開発することを目的としているようだ。一方、Brokereeは、MT5にPAMM機能を追加したり、MT5向けのコピートレードツールなど、次々と新機能をリリースするなど、非常に勢いのある企業であることが伺える。この度の発表は、積極的に最新技術を追い求める両者の思惑が一致するような展開となっており、今後も必然的に注目が集まるだろう。


Date

作成日

2018.11.30

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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