作成日
:2018.11.30
2021.08.31 15:27
ブローカー向けのソリューション開発を提供しているBrokeree Solutions(本社:Tornimae, 5, Tallinn, Estonia
)【以下、Brokereeと称す】は、イスラエルのテルアビブ証券取引所(TASE)と流動性供給システムを統合したことを発表した。Brokereeを利用するブローカーにとっては、MetaTrader4【以下、MT4と称す】のプラットフォーム上で多くのリクイディティプロバイダー(LP、流動性の供給業者)を結び付け、高い流動性を供給していくことが可能となる。この流動性供給・集約サービスは、Brokereeが開発したリクイディティプロバイダーを集約する機能などを持つリクイディティブリッジを活用して行われる。ブローカーにとっては、取引執行の際ゼロレイテンシー(遅延無し)を実現させることも可能となるようだ。
Brokereeが提供するMT4、MetaTrader5【以下、MT5と称す】リクイディティブリッジを活用することで、多岐にわたる高度なトレード執行を実現させると共に、効率的に流動性を集約することや、リスク管理を行うこともできるようになる。このブリッジには、先進的なアグリゲーションエンジンが搭載されていることから、多様なデータをMT4、MT5へ転送することができる他、集約されたリクイディティプロバイダーを使い分けることで流動性リスクも低減させることが可能である。
更に、今回のシステム統合により、未決済注文を着実に執行させる機能も付されている。これにより、テルアビブ証券取引所において直接未決済注文を処理できるようになるため、トレーダーによる積極的な市場参加・取引注文を促すことが期待できよう。
この度のテルアビブ証券取引所とのシステム統合に際し、BrokereeのCEOであるAndrey Kamyshanov氏は、以下のようにコメントしている。
テルアビブ証券取引所と直接流動性供給システムが接続されたことで、ブローカー各社は自社の広範な商品・サービスを提供すべく戦略地域としてイスラエル市場を位置づけることが見込まれます。我々は、顧客ニーズに柔軟に対応したテクノロジーソリューションであるリクイディティブリッジを開発しました。このリクイディティブリッジには高度な機能が付され、現状MT4、MT5、もしくはその両方において活用されており、お客様から高い評価を得ております。
Andrey Kamyshanov, CEO of Brokeree - Brokereeより引用
release date 2018.11.30
テルアビブ証券取引所はイスラエルの唯一の公共市場である。今年5月にブロックチェーン技術を活かした証券賃借のプラットフォームを創設したが、仮想通貨業界では世界初の試みであったことから大きな話題となったのは記憶に新しい。このことから、ブロックチェーンはイスラエルが先駆けであるとも言われており、今後どのようなシステムを導入していくか、期待されていた。今回は、Brokereeが開発したリクイディティブリッジを採用し遅延ゼロ取引を実現することで、ブローカー各社に新たな戦略地域として注目してもらえるようなマーケットを開発することを目的としているようだ。一方、Brokereeは、MT5にPAMM機能を追加したり、MT5向けのコピートレードツールなど、次々と新機能をリリースするなど、非常に勢いのある企業であることが伺える。この度の発表は、積極的に最新技術を追い求める両者の思惑が一致するような展開となっており、今後も必然的に注目が集まるだろう。
作成日
:2018.11.30
最終更新
:2021.08.31
国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Milton Marketsが夏トク15%入金ボーナスキャンペーンを開催!
2023.06.21 19:30
XMTradingがF1チームスクーデリア・アルファタウリとスポンサーシップを締結
2023.03.28 20:00
海外FX業者で取引できるエネルギー銘柄は?取引の種類やメリットを解説
2023.02.27 20:00
仮想通貨HOOKとは?将来性は?Hooked Protocolが提供するWild Cashも解説
2022.12.13 21:00
Huobi(旧Huobi Global)は日本居住者向けサービスを停止していない?
2022.12.08 19:30
分散型取引所dYdXの使い方をイチから解説!注意点も紹介
2022.12.01 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー