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Plus500、自社株買いを実施

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update 2022.06.23 17:26
Plus500、自社株買いを実施

update 2022.06.23 17:26

今後も自社株買いを継続させる見込み

英国・ロンドンを拠点とするFX・CFDブローカーであるPlus500UK Ltd(本社:78 Cornhill, London EC3V 3QQ[1])【以下、Plus500と称す】が11月16日、自社株買いを実施したことが明らかとなった。

Plus500が今回実施した自社株買いでは、Plus500株式を平均株価12.744ポンドで30,455株の買い戻しを行い、金額にすると388,119ポンドに上るとのことである。これにより、現在実施している自社株買いプログラムでは、Plus500株式を38,610株、合計金額にて493,000ポンド超(634,000ドル)の資金を自社株買いに注ぎ込んでいることになる。Plus500は10月下旬に発表された2018年第3四半期決算発表において、1,000万ポンドに上る自社株買いを計画していることを発表していることから、今後も自社株買いを継続させる見込みであることが伺えよう。

Plus500の株価は8月初頭に20ポンドの高値を付けたものの、業績悪化を主な要因として、その後は40%ほど株価が低迷している。Plus500の2018年第1四半期決算は、主に仮想通貨関連取引が業績をけん引し、売上高が2億9,700万ドル、EBITDA(Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation and Amortization, 利払前・税引前・減価償却前利益)は2億3,700万ドルに上る驚異的な業績を叩き出した。しかしその後の第2四半期、第3四半期において、売上高がそれぞれ1億6,800万ドル、1億ドルへと落ち込みを見せたことが投資家に嫌気された模様だ。特に第3四半期に至っては、欧州証券市場監督局(The European Securities and Markets Authority, ESMA)が8月1日より導入した新規制により、主要FX通貨ペアとCFDは最大レバレッジ30倍、仮想通貨に関しては最大レバレッジ2倍へと制限された影響を受け、Plus500を始め他の有力オンラインFX・CFDブローカーの取引高が軒並み大きく落ち込む結果となっていた。

一方で、Plus500の株価が大幅下落したことを受け、割安と判断した複数の機関投資家によりPlus500株式の購入も進められている。9月には、世界最大の資産運用会社であるブラックロックがPlus500株式を取得(持ち分にして7.02%)したほか、ルクセンブルク拠点の独立系資産運用会社であるAxxion S.A.もPlus500株式を5%取得したことが明らかとなっている。Plus500による株価下支え策動向に加え、今後Plus500株式の新たな買い手となる機関投資家が再び現れるのか注目したい。

release date 2018.11.20

出典元:

ニュースコメント

軌道修正まであと少しのPlus500

Plus500が自社株買いを実施したが、先月、米国最大のFXブローカーであるForex.comを運営するGainも大量の自社株買いを実施した。自社株買いは、低迷する株価を下支えする目的から、特に業績下落した海外FXブローカーの回復手段の一つとなっているのではないだろうか。2018年の上半期は好調な業績であったPlus500は、ESMAの影響で大きな打撃を受けた後、現在は既存顧客と新規顧客の拡大に加えて、高価値顧客の獲得に引き続き注力していくなど、新規制の環境下においても、現状の市場予想を上回る業績向上に向けて、様々な策略を打ち出している。また、今回に引き続き今後実施されるであろう自社株買いにより、会社の評価を下げてしまう可能性もあるが、投資妙味を高め、発行済み株式数を減らすことで1株利益を押し上げることが可能となることから、再び良好な地位を築きあげることができるのではないだろうか。


Date

作成日

2018.11.20

Update

最終更新

2022.06.23

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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