Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

イラン、国家主導の仮想通貨開発を決定

イラン、国家主導の仮想通貨開発を決定

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:27
イラン、国家主導の仮想通貨開発を決定

update 2021.08.31 15:27

SWIFTの代替となる決済システムを構築

世界200か国以上1,1000もの金融機関が利用する国際決済システムを提供する国際銀行間通信協会(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)【以下、SWIFTと称す】が、米国の経済制裁の影響で、イラン中央銀行の国際決済システムの利用を正式に禁止した。これを受けて、イラン政府は、国家主導の仮想通貨Crypto-Rialの開発を決定したことが明らかになった

イランはSWIFTネットワークから除外されたことにより、輸出入時の国際間決済手段が封じられた状況に追い込まれているが、その打開策として仮想通貨開発の動きが活発になったと考えられている。Crypto-Rialは、イラン中央銀行を中心に、民間の非公開企業のInfomatics Servies Corporation(本社:Marjan Building, No.6, Khajavi Junction, Madadkaran Street, Shah-Nazari Street, Madar Square, Tehran, Iran[1])【以下、ISCと称す】の協力のもと開発されているという。ISCのCEOであるSeyyed Abotaled Najafi氏によると、Crypto-RialはSWIFTと同様のメッセージングと決済機能を有しており、SWIFTを利用する必然性はもはや存在しないと述べている。報道によると、しかるべき時が来れば、イラン政府は、Crypto-Rialを発行し、商業銀行などで決済手段としての利用を開始するとのことだ。

Najafi氏は、Crypto-Rial開発の目的はもとより、ブロックチェーンテクノロジーや仮想通貨を軸とした、小売りから法制度までを網羅する全ての金融システムの可能性を模索することであり、構想や計画自体は以前から存在していたことを主張している。あくまでもこの度の経済制裁の回避策ではないことを強調しているが、この主張に関して一部のアナリストは懐疑的に捉えているようだ。

Crypto-Rialは、世界の外国為替市場で流通するイランリアルには影響を及ぼさないとされており、米ドルと実質的に交換するため発行されている法定通貨のイランリアルと、1対1の比率でその価値を保証されているという。なお、市場がCrypto-Rialの価値を認めた場合はこの限りではない。

このような国家主導の仮想通貨プロジェクトは、ブロックチェーン業界では話題のひとつとしては取り上げられていたものの、これまでほとんどの先進国で実際に取り組まれてこなかった。新興国の例では、今年ローンチされたベネズエラのペトロなどが注目を集めた。今年初めにロシアのプーチン大統領も、CryptoRubleを導入することにより、経済制裁を回避できる可能性があると言及している。

release date 2018.11.15

出典元:

ニュースコメント

信頼を得ることがCrypto-Rialの課題

仮想通貨を運営するにあたって、ユーザーや投資家の信頼を得るためのガバナンスやレギュレーションの構築は重要な要素として認知されているが、特に他国との取引での利用が想定されるCrypto-Rialは最重要課題だと言えるだろう。これまでに仮想通貨業界は、安定資産のリザーブと監査スキームを基盤としたステーブルコインなどで、信頼性の高い仮想通貨の開発を試みてきた。米ドルに連動したテザー(Tether)やジェミニドル(Gemini Dollar)、 ユーロや日本円に担保されるLCNEMなどがそれに該当する。10月中旬に6つの取引所で取り扱いが開始されたことが大々的に報道されたベネズエラのペトロも、同国に大量に埋蔵されていることが知れている原油を後ろ盾とした国家主導の仮想通貨として当時は期待されていた。しかしながら、実態は、詐欺通貨としての定評がついており、当初の目論見とはかけ離れたものとなった。国家主導のプロジェクトといえども信頼を得ることは容易ではないことは明白だが、イラン政府がCrypto-Rialでこの課題をどのように乗り越えていくか注目していきたい。


Date

作成日

2018.11.15

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

XMTradingへ仮想通貨入金をしてみた!安く・早く送金できるルートはどれ?

XMTradingへの仮想通貨入金に安く・早く送金できるルートを検証しました。XRP(リップル)を使えば、手数料は約40円、最短1分で送金が可能です。すぐに試せるように具体的な手順も詳しく解説しています。
update2026.03.03 19:00

HFMへ仮想通貨入金してみた!早い・安い・簡単の三拍子ルートを検証

HFMへ早く・安く・簡単に仮想通貨入金するならXRPがおすすめです。実際の操作画面の画像付きで最短1分・手数料数十円の入金方法を分かりやすく解説します。リアルな感想もぜひ参考にしてください。
update2026.04.16 19:00

XMTradingのアプリがなくなった!?独自アプリが利用不可に

XMTradingのスマートフォン向け独自アプリが、4月15日から利用できなくなりました。本記事では、今回のXMTradingの独自アプリ廃止に関する詳細のほか、代替手段について説明します。
update2026.04.17 19:00

有名アカウントによるMoonshot FXコピトレへの誘導が物議|「中の人交代疑惑」も浮上

Xフォロワー数1万人超のFX系インフルエンサーが、Moonshot FXのコピートレード案件を紹介していることが話題になっています。同社の公式サイトには怪しい点が多く、実体のある業者なのか疑問視する声も上がっています。この記事では、Moonshot FX公式サイトの不審な点や、海外FXユーザーが同社を警戒する理由などを説明します。
update2026.03.12 19:00

海外FXの入出金におすすめの仮想通貨ウォレットは?選び方や注意点も解説

海外FXでの仮想通貨入出金の重要性が高まっています。 ウォレット経由で送金する際、使用するウォレットの選び方にもポイントがあります。本記事では、海外FX入出金におすすめの仮想通貨ウォレットを紹介し、選び方や利用時の注意点なども解説します。
update2026.04.02 19:00

海外FXの国内銀行送金で同時多発的に口座が凍結される?情報共有システム導入による影響とは

マネーロンダリング対策として不正利用口座の情報を全国の金融機関で共有するシステムが2027年4月を目途に導入されます。本記事では、このシステムの導入によって海外FXユーザーにどのような影響が及ぶのか、なぜ国内銀行送金がさらにハイリスクになるのかについて解説します。
update2026.04.07 19:00

GMOコインからBitgetに送金してみた!送金手数料や反映時間も解説

Myforex編集部では、GMOコインからBitgetに仮想通貨を送金してみました。感想としては、送金自体は難しくなく、手数料無料で使いやすいものの、通貨によっては最低送金額が高いケースがあると感じました。この記事では、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2026.03.10 19:00

HFMがKATANA(カタナ)口座をリリース!Exnessキラーになるか?

HFMがハイスペック口座であるKATANA口座をリリースしました。最大の特徴は、無制限レバレッジと低スプレッドという、2つの要素を兼ね備えている点です。本記事では、KATANA口座のスペック・特徴を解説するほか、ExnessやXMTradingと条件を比較します。
update2026.05.07 19:00

メタマスクにJPYCが反映されないときは?正しいコントラクトアドレスでトークン追加

メタマスク(MetaMask)ではJPYCが画面上に標準で反映(表示)されないケースがあります。本記事では、メタマスクでJPYCが反映されないときの対処法や、反映させる手順などを紹介します。
update2026.05.26 19:00

STICPAYの出金が遅いとの投稿が増加|国外でも多数の遅延報告

2026年4月以降、STICPAYにおいて複数の出金遅延が報告されています。国外では数年前からSTICPAYによる同様の事例がレビューサイトに多数投稿されています。本記事では国内外で発生しているSTICPAYの出金トラブルのほか、同サービスの問題点について解説します。
update2026.04.23 19:30

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

当社コンテンツの著作権は当社に帰属します。当社が提供する共有機能や、SNSシェアや引用など、適切な範囲でのご利用は歓迎しております。ただし、商用利用や内容改変を伴う転載、当社と競合するサイトへの転載等、不正な再使用はご遠慮ください。なお、当社が不適切または不正な利用と判断した場合、当該コンテンツの削除その他必要な措置を講じる場合があります。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル
close
promotion
今すぐ参加する

次回から表示しない