Select Language

Setanta、Playtech株式を大量取得

Setanta、Playtech株式を大量取得

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:22
Setanta、Playtech株式を大量取得

update 2021.08.31 15:22

機関投資家はPlaytech株を割安と判断

アイルランド・ダブリンを拠点とするバリュー投資家Setanta Asset Management(本社:Beresford Court, Beresford Place, Dublin 1, Ireland[1])【以下、Setantaと称す】が、オンラインゲーム業界と金融業界のビッグカンパニーであるPlaytech PLC(本社:2nd Floor, St George's Court, Upper Church Street, Douglas, Isle of Man IM1 1EE, United Kingdom [2])【以下、Playtechと称す】の発行済み株式総数の3%に当たる株式を取得したことが明らかとなった。

Setantaは1998年にダブリンの地で設立され、長期にわたるアクティブ運用を実践し、ファンダメンタルズを重視した投資を行っている。2018年6月時点で99億ポンドの運用資産を誇るが、この度取得したPlaytech株式の時価総額が約4,750万ポンド(6.160万ドル)になることから、さらなる運用資産の拡大を達成したといえる。

Playtech株式を巡っては、1ヶ月ほど前に英国・ロンドンを拠点とするヘッジファンドOdey Asset ManagementがPlaytech株を5%取得している。Odey Asset ManagementやSetantaといった機関投資家が、Playtech株式に触手を伸ばしている背景として、Playtech株式の株価が大きく変動していることが挙げられる。極東地域のゲーム関連事業が低迷する中で、Playtechの業績が軟調な結果となったことが投資家に嫌気され、ここ数週間でPlaytech株式は50%ほど大幅に下落している。こうした状況から、機関投資家達はPlaytech株式を割安だと判断しているようだ。

なお、Playtechの創業者であるTeddy Sagi氏は、セカンダリー市場での株式売却を進めており、直近では2017年6月に売却を行い、現時点でPlaytech株式を6%保有するに留まっている。

Setantaは、市場の非効率性を指摘し、合理的な価値より割安な価格で株式を購入・保有することを投資理念とする、徹底したバリュー投資家である。また同社は、カナダの保険会社で金融コングリマリットであるGreat- West Lifeco(本社:100 Osborne Street North Winnipeg, Manitoba R3C 1V3 Canada[3])傘下のCanada Life Group(U.K.)Limited(本社:Canada Life Place Potters Bar Hertfordshire EN6 5BA[4])の完全子会社となっている。

release date 2018.10.5

出典元:

ニュースコメント

プレイテック株は買い時か

プレイテックの2018年上半期の調整後純利益は前年同期から35%の減少となったものの、B2B事業においては2018年上半期の業績は大幅な伸びを見せており、健全な成長を示している。プレイテックは、今後も買収などを進めていくなど、グループ全体の収益拡大のための事業戦略を積極的に行っていくとしている。こうした中、OdeyやSetantaなどの機関投資家による株式取得が相次いでいる。両社はともにプレイテックが上半期の業績を発表し、株式の価値が目減りしたタイミングで株式の購入に至っていることからも、こうした機関投資家達は、常に市場の動向を注視し、株式購入のベストなタイミングを見計らっていることが伺える。また今回、割安株と判断されての株式取得となるが、将来値上がりする可能性を評価されているということだ。プレイテックは下半期には前年比80%の収益を見込んでおり、B2B事業も引き続き好調であることから、同社の下半期の業績に注目が集まる。


Date

作成日

2018.10.05

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

オオカミコイン(OKM)は怪しい?オオカミプロジェクトの特徴やSNSでの評判

オオカミコイン(OKM)は、オオカミカードを発行するオオカミプロジェクトの仮想通貨です。海外取引所のMEXCに上場していますが、SNS上では怪しいという声も見られます。本記事では、オオカミコインの特徴、SNSでの評判、怪しいポイントなどを紹介します。
update2025.04.11 19:00

Exnessの海外入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExnessで海外送金による銀行口座の凍結が発生している事例を取り上げていきます。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

またコピトレ詐欺か?WeekendFXにAmazingTick型の詐欺疑惑

WeekendFXのコピートレードに参加したユーザーが、「出金できなくなった」と次々に声を上げ始めています。AmazingTickの詐欺事例との類似点も多く、同じ手口のコピトレ詐欺なのではないかという疑惑が持ち上がっています。
update2025.06.23 19:00

ワールドコイン(WLD)の換金方法は?日本円に現金化する手順を解説

ワールドコイン(WLD)は、OpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏らが手掛ける仮想通貨プロジェクトです。登録したユーザーには、仮想通貨WLDが無料配布されます。当記事では、ワールドコインを日本円に換金する手順や、換金時の注意点などを解説します。
update2025.04.16 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2025.06.10 20:00

初めてのバックテストでも安心!MT5ストラテジーテスターの使い方ガイド

MT5のストラテジーテスターでは、バックテストによりEAのパフォーマンスを確認できます。バックテストの開始手順や注意点を解説します。
update2025.06.17 19:00

Exnessの出金遅延はなぜ起きた?オンラインカジノ規制の影響とは

海外FX業者のExnessでは、国内送金の遅延が度々問題になっており、決済代行会社に関連したトラブルと言われています。なぜオンラインカジノ規制が海外FXに波及したのか説明するほか、今後考えられる影響も解説します。
update2025.05.28 19:00

【速報】イラン・イスラエル停戦報道でビットコイン反発、一時10万6,000ドル突破

2025年6月23日、トランプ大統領がイラン・イスラエル間の停戦を自身のSNSで発表しました。これにより中東での地政学リスクが後退し、ビットコイン(BTC)の価格は一時10万6,000ドルまで急反発しました。
update2025.06.24 19:00

SBI VCトレードからBybitに送金してみた!手数料や送金時間も解説

Myforex編集部では、国内取引所のSBI VCトレードからBybitに仮想通貨を送金してみました。本記事では、送金手順や手数料、送金時間などを紹介します。
update2025.06.11 19:30

【スリトレ堂安氏の約3倍】本田圭佑×Titan FX、SNSフォロワー数379万の影響力は?

海外FX業者のTitan FXがサッカー選手の本田圭佑氏をグローバルアンバサダーに起用したことを発表しました。なぜTitan FXは「本田圭佑」を選んだのか、SNSの反応や業界の過去事例からその影響力を読み解きます。
update2025.06.09 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル