作成日
:2025.04.04
2025.04.04 08:01
3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、トランプ米大統領が発表した「相互関税」を受けたリスク・オフの円買い・ドル売りで145.20円まで下落後、146.52円付近まで反発した。ユーロドルは、欧州市場の高値1.1144ドルから1.1016ドル付近まで下押しした。
本日の東京外国為替市場のドル円は、トランプ米政権による「相互関税」や自動車・鉄鋼・アルミニウムなどへの関税発動を受けて、関税スタグフレーションへの警戒感が高まっていることで、下値を探る展開が予想される。
昨日は、トランプ関税が世界的な株安を誘発して「暗黒の木曜日」の様相を呈したが、本日も同様のリスク回避(株安・円高)の地合いが継続すると思われる。
4月1日時点のアトランタ連銀の予測モデル「GDPナウ」では、米国第1四半期GDPの予想が-3.7%となっている。米国を軸にした貿易戦争が激化した場合、2四半期連続のマイナス成長、すなわち、テクニカル・リセッション(景気後退)の可能性が高まるため、米連邦公開市場委員会(FOMC)への利下げ圧力が高まることになる。
3月の日銀金融政策決定会合やFOMCでは、トランプ関税が「不確実性」と警戒されていたが、やや払拭されたことで、6月の日銀会合やFOMCで金融政策の変更があるのか否か、今後の関係筋の発言に警戒しておきたい。
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」が示している追加利下げ時期は、6月FOMC(-0.25%=4.00-25%)、7月FOMC(-0.25%=3.75-4.00%)、10月FOMC(-0.25%=3.50-75%)、12月FOMC(-0.25%=3.25-50%)となっている。
今夜発表される米3月雇用統計の非農業部門雇用者数は前月比+13.5万人で2月の同比+15.1万人から増加幅の減少、失業率の予想は2月と変わらずの4.1%が見込まれている。しかしながら、今後は米政府効率化省(DOGE)による連邦政府職員の削減、トランプ関税や報復関税により民間部門の雇用削減が見込まれるため、雇用情勢は悪化していく可能性が高いと思われる。
トランプ米政権は、貿易赤字の削減を標榜してトランプ関税を打ち出した。しかし、貿易相手国が報復関税を打ち出して貿易戦争が勃発した場合、貿易赤字の削減は遅々として進まないかもしれない。そこで、貿易赤字削減の第2弾として、ミラン米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長やベッセント米財務長官が目論んでいると噂されているドル安誘導策、財政緩和と金融緩和を背景にした「マールアラーゴ合意」には警戒しておきたい。
トランプ米大統領の執務室の壁には、尊敬するレーガン第40代米大統領の肖像画が飾られているが、貿易赤字削減のための1985年の「プラザ合意」の顰に倣った「プラザ合意II」(=「マールアラーゴ合意」)を打ち出す可能性が、今後のリスクシナリオとなるのかもしれない。
(山下)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.04.04
作成日
:2025.04.04
最終更新
:2025.04.04
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
仮想通貨GUNの将来性は?AAAゲーム向けレイヤー1「GUNZ」の特徴や評判を解説
2025.04.04 19:00
メタマスクが勝手に開く現象が多数報告!原因や対処法は?
2025.04.03 19:45
半導体ブームに陰り?株式市場は転換点か
2025.04.02 19:00
海外FX業者のXアカウントが凍結?金融庁による働きかけの可能性も
2025.04.01 19:30
FXONのスプレッドは狭い?他社との比較で分かった意外な結果
2025.03.28 19:00
キャプテン翼-RIVALS- がJOHNトークンのエアドロを発表!LINEなどで遊べるMini Appの独自トークン
2025.03.27 19:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー