作成日
:2024.08.02
2024.08.21 08:45
仮想通貨(暗号資産)BONSAICOINは、BONSAI NFT CLUBがサポートする、リアルの盆栽をエコシステムに組み込んだコミュニティトークンです。Astar zkEVM上で発行されており、リリース後に価格が上昇していることからSNS上でも話題となっています。
当記事では、仮想通貨BONSAICOINの概要や特徴、X(旧Twitter)での評判、買い方などを解説します。
仮想通貨(暗号資産)BONSAICOINは、「We make Bonsai.」をテーマとしている、リアルの盆栽をエコシステムに組み込んだコミュニティトークンです。盆栽を世界中が熱狂するコンテンツにすることを目的としたNFTプロジェクト、BONSAI NFT CLUBによってサポートされています。
画像引用:BONSAICOIN
BONSAICOINは、イーサリアム(ETH)のレイヤー2ネットワークであるAstar zkEVM上で発行されています。Astar zkEVMは、日本発のブロックチェーンプロジェクトAstar Networkが開発しています。
画像引用:Astar Network
多くのブロックチェーンは、異なる役割を持つブロックチェーンが階層別に独立して相互通信する「レイヤー構造」になっています。基礎的な役割を担うブロックチェーン層をレイヤー1と呼び、レイヤー1の情報処理を助ける層をレイヤー2と呼びます。
BONSAICOINは、Astar Networkが2022年9月に日本経済新聞の広告で「Japan as No.1 AGAIN」というメッセージを打ち出したことを取り上げ、「日本発祥である盆栽を、日本からもう一度世界に届けたい」といった思いからAstar zkEVMを採用したとしています。
なお、BONSAICOINは2024年7月12日に正式ローンチされ、当記事執筆現在(2024年8月1日)、分散型取引所(DEX)のVery Long Swap(ベリーロングスワップ)で取引が可能となっています。
BONSAI NFT CLUBは、リアルの盆栽 × NFTの可能性を模索している日本のNFTプロジェクトです。
画像引用:BONSAI NFT CLUB
「盆栽を世界中のアート好きが熱狂するコンテンツへ」をテーマに掲げており、盆栽とNFTを組み合わせることで、盆栽業界に新たなブームを起こすきっかけになると考えているようです。
2022年5月には、100体限定のメンバーシップNFTの販売を行い、NFTホルダーがプロから盆栽の育成を学べるコミュニティ「BONSAI NFT CLUB」の運営や、NFT保有者に特典として本物の盆栽を配送するなどのユニークな取り組みを行っています。
BONSAICOINの特徴は、リアルの盆栽をエコシステムに組み込んでいる点です。
具体的には、提携している盆栽園、盆栽ショップの販売益の一部を利用してBONSAICOINを市場から購入し、バーン(焼却処理)することで、トークンの価値向上を目指すとしています。
また、BONSAICOINの時価総額が1億ドル以上に成長した上で、一定の条件を満たしているユーザーには、季節に合わせた本物の盆栽が毎シーズン贈られるなど、リアルとデジタルを融合させた取り組みを行う予定です。
画像引用:BONSAICOIN
BONSAICOINの活動には、多くのWeb3プロジェクトが賛同しています。代表的なプロジェクトとして、以下などが挙げられます。
なお、これら賛同プロジェクトのNFTを保有している方や、BONSAI NFTホルダーにはBONSAICOINのエアドロップが行われました。賛同プロジェクトのNFTホルダーにエアドロを行うことで、BONSAICOINのコミュニティを拡大させたい意図があったと考えられます。
仮想通貨(暗号資産)BONSAICOINは、ローンチから価格上昇が続いていることもあり、X(旧Twitter)上で話題となっています。
しかし、価格面以外でも、BONSAICOINに期待する声や前向きな投稿が見られます。例えば、短期間で多くのBONSAICOINホルダーを獲得していることや、Animoca Brands(アニモカブランズ)と提携したことなどを言及しているユーザーが見られました。
また、「海外での盆栽人気を考慮すれば、価格上昇の伸びしろはまだまだあるのではないか」と推測するユーザーもいるようです。
画像引用:Gecko Terminal
仮想通貨(暗号資産)BONSAICOINは、2024年7月12日に上場してからしばらくの間、継続的な価格上昇を見せました。7月21日には過去最高値となる約0.00000011ドル(約0.000017円)を記録しています。
その後、7月28日頃まで下落傾向にあったものの、再び価格反転の兆しを見せています。当記事執筆時点(2024年8月1日)では、約0.00000008ドル(約0.000012円)付近の価格帯で推移しています。
仮想通貨(暗号資産)BONSAICOINには、以下のような注意点があります。
BONSAICOINの総発行枚数のうち、75%はコミュニティに割り当てられています。コミュニティに割り当てられた75%のうち、1%がTGE(トークン生成イベント)時に発行済みであり、残りの74%は今後毎年1回以上の頻度で新規発行されます。
画像引用:BONSAICOIN
つまり、BONSAICOINは未発行トークンの割合が多く、今後多量のBONSAICOINが市場に流通するようになると考えられます。将来的にインフレを起こし、BONSAICOINの価格に影響が出る可能性があるため、今後のトークン発行に関する動向には注意した方がよいでしょう。
仮想通貨の中には、似たような名前の通貨が複数存在することがよくあります。
BONSAICOINは「盆栽」という特徴的なワードを用いている仮想通貨ですが、類似した名称の仮想通貨は他にも見られます。具体的には、以下のようなものがあります。
いずれも「Bonsai」という綴りが、BONSAICOINと共通しています。BONSAICOINを購入する際には、誤ってこれらのトークンを購入しないように注意しましょう。
仮想通貨(暗号資産)BONSAICOINは、以下の2ステップで購入できます。
仮想通貨BONSAICOINを購入するには、まずイーサリアム(ETH)をAstar zkEVMにブリッジする必要があります。
以下のリンクをクリックし、Astar Networkの公式ページにアクセスします。
画面右上にある「Astar Portal」をクリックします。
以下の画面が開くので、「Agree」をクリックします。
「Keep me on the Portal」をクリックします。
ネットワークの選択画面で「Astar zkEVM(L2)」を選択し、「Select Wallet」ボタンをクリックします。
接続するウォレットを選択します。
ここでは例として、「MetaMask」をクリックします。クリックするとメタマスクが立ち上がるので、画面に沿って接続してください。
メタマスクの接続が完了したら、画面左側の「Bridge」をクリックします。
今回は例として、Native Bridgeでブリッジを行います。画面右側の「Native Bridge」をクリックしてください。
Fromに「Ethereum」、Toに「Astar zkEVM」を選択します。ブリッジしたいイーサリアムの数量を入力したら、「Bridge」をクリックします。
その後、メタマスクが立ち上がるので「確認」をクリックすれば、ブリッジは完了です。
Astar zkEVMにETHをブリッジできたら、Very Long Swap(ベリーロングスワップ)でBONSAICOINを購入します。
以下のリンクをクリックし、Very Long Swapの公式ページにアクセスします。
画面右上の「Connect Wallet」をクリックします。サイトを日本語表記にしたい方は、「Connect Wallet」の左にあるアイコンから変更できます。
接続するウォレットを選択します。
ここでは例として、「MetaMask」をクリックします。クリックするとメタマスクが立ち上がるので、画面に沿って接続してください。
メタマスクを接続できたら、画面上部の「スワップ」をクリックします。
画面右側のスワップの枠内にある「USDC」をクリックします。
スワップするトークン選択画面が表示されるので、「BONSAICOIN」をクリックします。
スワップするETHの数量を入力します。数量を入力したら「スワップ」をクリックします。
内容に間違いがないことを確認し、「スワップの確定」をクリックします。
ガス代の見積もりを確認し、問題がなければ「確認」をクリックします。
以下の画面が表示されれば、BONSAICOINの購入は完了です。メタマスクにBONSAICOINを表示させたい場合は、「ウォレットにBONSAICOINを追加」をクリックすれば追加できます。
BONSAICOINは、リアルな盆栽をエコシステムに組み込んでいる仮想通貨(暗号資産)です。国内Web3プロジェクトからも支持を得ており、日本の仮想通貨市場に新たな視点をもたらす可能性があります。
しかし、未発行トークンの割合が多いなどの注意点も存在します。BONSAICOINに興味がある方は、リスク面も考慮した上で投資判断をすることが重要だといえそうです。
作成日
:2024.08.02
最終更新
:2024.08.21
フリーランスのWebライター。ブロックチェーンがもたらす非中央集権的な世界観に惚れ込み、暗号資産・NFT・ブロックチェーンゲームなどweb3のジャンルにしぼって記事を執筆。自らの暗号資産投資やNFT売買の経験を活かし、暗号資産の投資情報をできる限りわかりやすくお届けします。
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