Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

仮想通貨のFDV(Fully Diluted Value)とは?完全希薄化後時価総額の重要性

仮想通貨のFDV(Fully Diluted Value)とは?完全希薄化後時価総額の重要性

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2024.10.03 08:12
仮想通貨のFDV(Fully Diluted Value)とは?完全希薄化後時価総額の重要性

update 2024.10.03 08:12

仮想通貨(暗号資産)の将来性などを判断する指標の一つとして、FDV(Fully Diluted Value)があります。FDVは、現在のトークン価格と総発行枚数をかけた時価総額であり、日本語では「完全希薄化後時価総額」とも呼ばれています。

本記事では、FDVの概要や一般的な時価総額(MarketCap)との違い、FDVを確認する方法などを紹介します。また、FDVと時価総額が大きく乖離する仮想通貨の特徴も解説します。

FDV(Fully Diluted Value)とは

FDVの概要や、MarketCap(時価総額)との違いなどを解説します。

FDV(完全希薄化後時価総額)とは

FDV(Fully Diluted Value)とは、現在のトークン価格と総発行枚数をかけた時価総額のことです。日本語では「完全希薄化後時価総額」と呼ばれています。

仮想通貨(暗号資産)プロジェクトの中には、初期の投資家や創業者にトークンを分配し、市場に流通しないようにロックアップしていることがあります。また、今後の発行が予定されている未発行トークンがあるケースも存在します。

point ロックアップ

仮想通貨を一定期間売れないようにする仕組みです。プロジェクト開始初期に、大口投資家等が安価で多数のトークンを買うことがあります。そのトークンが一度に市場に放出されると価格が暴落する可能性があるため、売却を一定期間禁止します。

FDVは、それらのトークンも含めた総発行枚数で時価総額を算出します。

FDV(完全希薄化後時価総額) =
現在の仮想通貨の価格 × 総発行枚数

プラットフォームによっては、FDMC(Fully Diluted Market Cap)などと呼ばれることもありますが、意味は同じです。

MarketCap(時価総額)との違い

仮想通貨プロジェクトの規模を判断する際、一般的にはMarketCap(時価総額)が使われます。時価総額では、現在のトークン価格と市場での流通(供給)枚数をかけて算出します。

MarketCap(時価総額) =
現在の仮想通貨の価格 × 市場での流通(供給)枚数

仮想通貨の「時価総額ランキング」といった言葉をよく聞きますが、これはMarketCap(時価総額)をもとに作成されています。

時価総額では、計算時点でのトークン流通枚数を使用します。そのため、現時点での仮想通貨の規模や人気を測る際に役立つ指標だといえるでしょう。

FDVを確認する方法

FDVを確認するのは簡単です。CoinGecko(コインゲッコー)や、CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)などの価格追跡サイトで確認できます。

CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)

画像引用:CoinMarketCap

CoinGecko(コインゲッコー)

画像引用:CoinGecko

例えばビットコイン(BTC)の場合、当記事執筆時点(2023年6月13日)では約1,940万枚発行されています。1BTCの価格が約360万円なので、1,940万枚と360万円をかけた約70兆円が時価総額となります。

一方、FDVではまだ発行されていないBTCも計算に含めます。BTCの総発行枚数は2,100万枚なので、2,100万枚と360万円をかけた約76兆円がFDVとなります。

発行枚数の上限がない仮想通貨のFDV

イーサリアム(ETH)のように、あらかじめ発行上限が決まっていない仮想通貨も存在します。そういった仮想通貨の場合、今後新規発行されるトークンの枚数は不明です。

そのため、基本的には時価総額=FDVとなります。ただし、発行上限がない仮想通貨でも、全てが市場に流通していない場合、FDVと時価総額が異なるケースは存在します。

イーサリアム(ETH)の時価総額とFDV

画像引用:CoinMarketCap

仮想通貨においてFDVが重要な理由

仮想通貨(暗号資産)プロジェクトの将来性などを判断する上で、FDVは非常に重要です。主な理由を2つ紹介します。

  • 初期段階で開発者などにトークンが分配されている
  • プロジェクトによってトークノミクスが異なる

初期段階で開発者などにトークンが分配されている

仮想通貨プロジェクトは、初期段階で創業者や開発者などにトークンを分配しているケースが多いです。また、投資ラウンドで比較的安い価格でトークンを販売し、投資家から資金調達することもあります。

point 投資ラウンドとは

資金調達ラウンドとも呼ばれ、プロジェクト開始直後のベンチャー企業などによる資金調達を指します。規模が年々拡大し、1回の投資ラウンドで100億円を超える資金調達をする例もあります。ベンチャーキャピタルなどが資金提供に応じています。

こういった形で配布されたトークンは、流動性が低いタイミングでの売り圧を抑えるために一定のロックアップ期間が設けられます。ロックアップされている仮想通貨は市場に流通していないため、時価総額には反映されません。

つまり、時価総額を見るだけでは、現在のトークン価格が本当に適正なのか判断しづらいです。そういった際にFDVを確認することで、将来のトークン価格を予想しやすくなります。

point トークンのアンロック方式は2種類ある

一般的にトークンのアンロック(ロックアップ期間の終了)方式は、「クリフ型」と「ライナー型」の2種類があります。クリフ型は数ヶ月ごとにまとまった数量のトークンをアンロックし、ライナー型は少量のトークンを頻繁にアンロックします。クリフ型の方が供給量が一度に増えるため、投資家から警戒されています。

プロジェクトによってトークノミクスが異なる

仮想通貨プロジェクトによって、トークノミクスは大きく異なります。創業者などへのトークン分配割合やロックアップ期間もさまざまです。そのため、個別のプロジェクトをしっかり理解するためには、FDVの確認は必要不可欠でしょう。

point トークノミクスとは

トークノミクスとは、「Token」と「Economics」をかけあわせた造語です。仮想通貨プロジェクトにおけるトークンを利用した仕組みや経済圏のことを指しており、トークンの価値に大きな影響を及ぼします。トークノミクスでは、トークンの総発行枚数やユーティリティ、創業者などへのアロケーション(配分)などが決められています。

このようなトークンを活用した独特な仕組みがあるため、仮想通貨市場においてはFDVが重要視されています。

アンロックのタイミングを確認する方法

仮想通貨をトレードする上で、トークンのアンロックのタイミングが重要になる可能性があります。正確なロック期間を知るには、プロジェクトのホワイトペーパーを確認するのが確実です。しかし、ホワイトペーパーは英語で書かれていることが多く、確認するには時間もかかります。

point ホワイトペーパーとは

ホワイトペーパーとは開発チームが公開する文書であり、仮想通貨プロジェクトの全体像や将来像を示しています。ユーザーは、自己資金を投入する前にホワイトペーパーを読み込んで、プロジェクトの成功可能性やリスク等を確認します。

手軽にトークンのロック期間を確認するなら、Twitter(ツイッター)を活用するのが便利です。主要なプロジェクトがアンロックを行う前に、知らせてくれるアカウントなどが存在します。

また、トークンのロックアップ期間をまとめているサイトを活用するのも有効な手段です。例えば「TokenUnlocks」というサイトでは、さまざまなプロジェクトのアンロックをまとめて確認できます。

TokenUnlocks

画像引用:TokenUnlocks

FDVと時価総額が乖離する仮想通貨の特徴

FDVと時価総額が大きく乖離する仮想通貨は、以下のような問題が起きる可能性があります。

  • インフレを起こす可能性がある
  • 強い売り圧が発生する可能性がある

インフレを起こす可能性がある

FDVと時価総額が大きく乖離している仮想通貨は、今後多量のトークンが市場に流通することを意味します。つまり、将来的にインフレを起こす可能性があるでしょう。

FDVと時価総額の差が大きい・小さいと判断する基準はありませんが、取引をする際は注意が必要です。

強い売り圧が発生する可能性がある

FDVと時価総額の差が大きいと、アンロックを待っている投資家が多いと判断できます。そのため、トークンのアンロックが行われると、強い売り圧が発生する可能性があります。

売り圧が発生した例として、NFTゲーム「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」のガバナンストークン 、AXSが挙げられるでしょう。2022年10月25日、Axie Infinityは初期投資家やアドバイザーなどに対するアンロックを行い、合計2,100万枚以上のAXSが市場に放出されました。

2022年10月25日時点ではAXSは約1,250円を記録していたものの、約1ヶ月後の11月後半には約860円まで価格を下落させています。アンロック前から価格は低下傾向でしたが、アンロックによって価格下落がより確実になった可能性があります。

AXSの価格下落

画像引用:CoinMarketCap

FDVは今後の価格予想の参考に

FDVからは、時価総額ではわからないことを確認できます。特に、将来的なトークンのインフレや売り圧の発生を予想できます。FDVと時価総額が大きく乖離していないかどうかを確認することで、トレードを有利に立ち回れる可能性があるでしょう。


Date

作成日

2023.06.21

Update

最終更新

2024.10.03

Myforex編集スタッフー仮想通貨担当ー

2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

海外FXで出金できなくなる?2026年6月のクロスボーダー収納代行規制に伴いトレーダーがとるべき対策とは

海外FXで出金できなくなるリスクが高い人について説明します。2026年施行の「クロスボーダー収納代行規制」により、これまで通りの国内銀行送金による出金が難しくなるとみられています。本記事では出金リスクを抑える方法もご紹介します。
update2026.03.30 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXにおける国内銀行送金のリスクが高まっており、海外FXユーザーは入出金手段の見直しを迫られています。そんな中、代替手段として注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXとの仮想通貨入出金の方法や送金ルート、注意点などを解説します。
update2026.06.02 19:00

海外FXに海外取引所経由で入出金できなくなる?仮想通貨の金商法移行で無登録業者への規制が強化

仮想通貨の金商法移行に伴い、金融庁は無登録業者である海外取引所への規制強化を進める見込みとされています。本記事では、金融庁の規制強化の方針や、代替となるウォレット経由の送金ルートなどを紹介します。
update2026.06.09 19:00

「海外FXは終わり」は誤解!規制後もトレードを続けるには

海外FXが終わりといわれている背景には法改正によるクロスボーダー収納代行規制があります。たしかに規制によって国内銀行送金による入出金は難しくなるとみられていますが、海外FXというサービス自体が終わるわけではありません。本記事では、今後も海外FXを使い続けるために最低限やっておくべき準備について解説します。
update2026.06.01 19:00

XMTradingのアプリがなくなった!?独自アプリが利用不可に

XMTradingのスマートフォン向け独自アプリが、4月15日から利用できなくなりました。本記事では、今回のXMTradingの独自アプリ廃止に関する詳細のほか、代替手段について説明します。
update2026.04.17 19:00

HFMへ仮想通貨入金してみた!早い・安い・簡単の三拍子ルートを検証

HFMへ早く・安く・簡単に仮想通貨入金するならXRPがおすすめです。実際の操作画面の画像付きで最短1分・手数料数十円の入金方法を分かりやすく解説します。リアルな感想もぜひ参考にしてください。
update2026.04.16 19:00

海外FXの国内銀行出金は6月以降も使える?改正資金決済法の施行で何が変わるのか

2026年6月1日に改正資金決済法が施行されたことで、ユーザーの間では「いよいよ出金できなくなるのでは?」と不安が広がっています。本記事では、改正資金決済法の施行が海外FXに与える影響や、6月以降も国内銀行送金が使えるのかを解説します。
update2026.06.10 19:00

HFMがKATANA(カタナ)口座をリリース!Exnessキラーになるか?

HFMがハイスペック口座であるKATANA口座をリリースしました。最大の特徴は、無制限レバレッジと低スプレッドという、2つの要素を兼ね備えている点です。本記事では、KATANA口座のスペック・特徴を解説するほか、ExnessやXMTradingと条件を比較します。
update2026.05.07 19:00

海外FXの入出金におすすめの仮想通貨ウォレットは?選び方や注意点も解説

海外FXでの仮想通貨入出金の重要性が高まっています。 ウォレット経由で送金する際、使用するウォレットの選び方にもポイントがあります。本記事では、海外FX入出金におすすめの仮想通貨ウォレットを紹介し、選び方や利用時の注意点なども解説します。
update2026.04.02 19:00

JPYCの送金に必要なガス代とは?ガス代無料で送金・交換する方法も

ウォレットにあるJPYCなどの仮想通貨を送金したり、交換したりするには、ガス代と呼ばれる手数料が必要です。本記事では、JPYCの送金等に必要なガス代の概要や仕組み、一部ガス代を無料で取引する方法などを解説します。
update2026.06.02 19:30

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

当社コンテンツの著作権は当社に帰属します。当社が提供する共有機能や、SNSシェアや引用など、適切な範囲でのご利用は歓迎しております。ただし、商用利用や内容改変を伴う転載、当社と競合するサイトへの転載等、不正な再使用はご遠慮ください。なお、当社が不適切または不正な利用と判断した場合、当該コンテンツの削除その他必要な措置を講じる場合があります。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル
close
promotion
今すぐ参加する

次回から表示しない