Select Language

VeryLongSwapとは?特徴やシンプルステーキングの使い方を解説

VeryLongSwapとは?特徴やシンプルステーキングの使い方を解説

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2024.06.04 11:42
VeryLongSwapとは?特徴やシンプルステーキングの使い方を解説

update 2024.06.04 11:42

VeryLongSwap(ベリーロングスワップ)は、Astar zkEVM上で開発されている分散型取引所(DEX)です。2024年5月16日、シンプルステーキングと呼ばれる独自のステーキングサービスが実装され、X(旧Twitter)などで話題となっています。

当記事では、VeryLongSwapの特徴や機能、SNS上で評判、シンプルステーキングの使い方について解説します。

VeryLongSwapとは

VeryLongSwapは、Astar zkEVM上で展開している分散型取引所です。

VeryLongSwapとは

画像引用:VeryLongSwap

分散型取引所とは、中央管理者が存在しない仮想通貨(暗号資産)取引所であり、「Decentralized Exchange」の頭文字をとってDEXとも呼ばれます。

なお、Astar zkEVMは、Astar Networkがポリゴン(MATIC)と協力して立ち上げた、イーサリアム(ETH)のレイヤー2ネットワークです。Astar Networkは、日本人起業家の渡辺創太氏によって創業された日本発のブロックチェーンプロジェクトです。

point レイヤー2とは

多くのブロックチェーンは、異なる役割を持つブロックチェーンが階層別に独立して相互通信する「レイヤー構造」になっています。基礎的な役割を担うブロックチェーン層をレイヤー1と呼び、レイヤー1の情報処理を助ける層をレイヤー2と呼びます。

レイヤー2とは

Astar zkEVMが基盤であることに加え、日本のNFTプロジェクト「CryptoNinja」をテーマにした仮想通貨NINJAを取引できることから、VeryLongSwapのユーザーは比較的日本人が多い印象が見て取れます。

VeryLongAnimalsのコンセプトに基づいている

VeryLongSwapは、日本発のNFTプロジェクト「VeryLongAnimals」のコンセプトに基づいたプロジェクトでもあります。VeryLongAnimalsからIPの使用許諾も得ているようです。

VeryLongAnimals

画像引用:VeryLongAnimals公式X

VeryLongAnimalsは、顔の長い動物をモチーフにした日本発のNFTコレクションです。2022年のプロジェクト開始以来、二次創作文化の発展など独自のコミュニティを形成し、多くのファンを獲得してきました。

VeryLongAnimalsのファウンダーであるAkim氏はナイジェリア在住であり、ナイジェリアには多くのVeryLongAnimalsのファンが存在します。VeryLongSwapは、発生した収益の一部を同国のユーザーに還元しており、持続可能で直接的な社会貢献活動の構築を目指しているようです。

VeryLongSwapが提供する機能

VeryLongSwapでは、以下のような機能を利用可能です。当記事執筆現在(2024年5月20日)、IDOローンチパッドはまだ提供されていません。

  • スワップ
  • ファーミング
  • IDOローンチパッド
  • シンプルステーキング

スワップ

VeryLongSwapでは、トークンの交換(スワップ)ができます。ETHやASTR、USDTなどの主要通貨のほか、日本国内で話題となっているNINJA(NINJAINU)などのスワップが可能です。

ファーミング

VeryLongSwapでは、トークンの流動性供給を行い、報酬を稼ぐファーミングができます。イールドファーミングとも呼ばれており、分散型取引所でのトレードで発生した取引手数料が報酬の原資となります。

また、所定の期間中は流動性を供給することで、エコシステムへの貢献度を表すポイントも獲得できます。将来的には獲得したポイントに応じて、独自トークンのVLSがエアドロップされる予定です。

IDOローンチパッド

VeryLongSwapは、今後IDOローンチパッドを実施する予定です。IDOが開始されれば、ユーザーは新規上場する仮想通貨のプレセールに参加できます。

point IDOとは

IDOはイニシャルDEXオファリングの略称で、DEX(分散型取引所)を通じた新規の仮想通貨販売を意味します。取引所が実施するIEO(イニシャルエクスチェンジオファリング)と比較して、案件数が多いことが特徴的です。

シンプルステーキング

シンプルステーキングは、VeryLongSwapで指定の仮想通貨を預けると、エアドロップにつながるポイントを獲得できる機能です。WETHやASTR、USDT、NINJAなど、VeryLongSwapで取り扱いがある複数の銘柄に対応しています。

独自トークンのVLSを発行予定

VeryLongSwapは、VLSと呼ばれる独自トークンを発行予定です。VeryLongSwapにおけるガバナンストークンとして機能し、保有者は投票を通じてプロジェクトの意思決定に関与できます。

point ガバナンストークンとは

ガバナンストークンとは、DeFi(分散型金融)のサービスにおいて、プロジェクトの新しい機能の追加・削除・変更や、開発などの方針の提案(投票)を行う権利を持つトークンのことです。ガバナンストークンを多くの利用者に配ることは、プロジェクトの分散化を目的としており、保有者はDeFiサービスの運用に関わることができます。

VLSの総発行枚数は100億VLSとなっており、そのうちの10%がエアドロップに割り当てられます。VeryLongSwapはポイント制度を導入しており、エコシステムへの貢献度を表すポイントの獲得数に応じて、エアドロップを実施する予定です。

ポイントは、ファーミングやリファラル(紹介)、シンプルステーキング、dApp Stakingといった機能を利用して獲得できるとされています。

X(旧Twitter)上での評判

VeryLongSwapは、Astar zkEVMで開発されていることや、CryptoNinjaをテーマにしたミームコインNINJA(NINJAINU)を取引できることから、日本人ユーザーの間で話題になっているようです。

当記事執筆時点(2024年5月20日)では、主にシンプルステーキングや今後実施予定のVLSトークンのエアドロップに期待する投稿などが多く見られます。

シンプルステーキングの使い方

VeryLongSwapのシンプルステーキングの使い方を解説します。

手順1

以下のリンクをクリックし、VeryLongSwapの公式ページにアクセスします。

手順2

画面右上の「Connect Wallet」をクリックします。サイトを日本語表記にしたい方は、「Connect Wallet」の左にあるアイコンから変更できます。

Very Long Swapのトップページ
Very Long Swapのトップページ

手順3

接続するウォレットを選択します。

ここでは例として、「MetaMask」をクリックします。クリックするとメタマスクが立ち上がるので、画面に沿って接続してください。

ウォレットの選択画面

手順4

ウォレットを接続できたら、画面上部にある「Simple Staking」をクリックします。

ウォレット接続後の画面
ウォレット接続後の画面

手順5

ステーキングしたい銘柄の「詳細」をクリックします。今回は例として、「NINJA」をステーキングしていきます。

シンプルステーキングのトップ画面
シンプルステーキングのトップ画面

手順6

「ステーキング」をクリックします。

シンプルステーキングの銘柄選択画面
シンプルステーキングの銘柄選択画面

手順7

「STAKE AMOUNT」欄にステーキングしたいトークンの数量を入力し、「有効にする」をクリックします。

シンプルステーキング数量の入力画面

手順8

ウォレットが立ち上がるので、トークンのカスタム使用上限を設定して「次へ」をクリックします。

カスタム使用上限の設定画面

手順9

トランザクション手数料の金額を確認し、「承認」をクリックします。

カスタム使用上限のトランザクション画面

手順10

「確定」をクリックします。

シンプルステーキングの確定画面

手順11

ウォレットが立ち上がったら、ガス代の金額を確認して「確認」をクリックします。

シンプルステーキングのトランザクション画面

手順12

ステーキングが完了すると、画面右上に「ステーキング済み!」というポップアップが表示されます。また、「あなたのステーク済み量」の箇所でステーキングしたトークン数量を確認できます。

シンプルステーキングの完了画面
シンプルステーキングの完了画面

日本での盛り上がりの中心となるか

VeryLongSwapは、今後エアドロップを実施予定ということもあり、日本人ユーザーの間で話題となっています。ミームコインのNINJAもシンプルステーキングに対応していることから、CryptoNinja関連のコミュニティでも注目されているようです。

今後、VeryLongSwapが国内の仮想通貨(暗号資産)市場でさらに知名度を獲得できるのか注目です。


Date

作成日

2024.05.23

Update

最終更新

2024.06.04

タモ | tamo

Web3ライター

arrow
タモ

フリーランスのWebライター。ブロックチェーンがもたらす非中央集権的な世界観に惚れ込み、暗号資産・NFT・ブロックチェーンゲームなどweb3のジャンルにしぼって記事を執筆。自らの暗号資産投資やNFT売買の経験を活かし、暗号資産の投資情報をできる限りわかりやすくお届けします。

【X(Twitter)】
https://twitter.com/tamo_1985
【note】
https://note.com/tamo_1985

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Exnessでシステムエラーによる入出金の不具合が発生?SNSでも報告が相次ぐ

2025年10月、海外FX業者Exnessで入出金エラーが発生し、SNSでも不具合報告が相次ぎました。銀行振込やbitwalletで送金できない事例が確認されており、復旧後も不安の声が続いています。
update2025.10.16 19:00

日本でも税率20%でビットコインのトレードが可能?IG証券がIBIT・ETHAのCFD取扱い開始

IG証券がブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、イーサリアム現物ETF「ETHA」のCFD取引を提供開始し、SNSで話題になっています。本記事では、IG証券の発表内容やSNSでの反応、国内の仮想通貨税制、海外FXとの比較などを紹介します。
update2025.10.10 19:30

XMTradingが新銘柄GAUUSDを追加!取引コストはGOLDより割高か

XMTradingが新たにGAUUSDなど4種類のゴールド銘柄を追加し、グラム単位で少額取引が可能になりました。この記事では、従来のGOLDとの取引コストやスワップを比較します。
update2025.10.10 19:00

SwiftTraderが資金難?SNSで出金トラブル報告が増加

2025年以降、SwiftTraderで出金拒否・遅延の報告がSNSで相次いでいます。本記事では報告されている出金トラブルのほか、GEMFOREXとの類似点やSwiftTraderをおすすめしない理由を説明します。
update2025.10.16 19:30

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

Exnessがスプレッドを最大30%OFF!仮想通貨・株価指数で大幅縮小

海外FX業者のExnessが主要銘柄のスプレッドを縮小しています。BTCUSDは16%、ETHUSDでは23%の縮小が確認されています。本記事では縮小後のExnessスプレッドを主要なブローカーと比較しました。
update2025.10.02 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

暗号資産担保ローンのメリットとリスクは?ビットコイン担保に日本円を借りる動きに注目集まる

BTCなどを担保に日本円を借りられる「暗号資産担保ローン」が話題を集めています。SNSでは、仮想通貨を担保にJPYCを借り入れる動きにも関心が集まっています。本記事では暗号資産担保ローンの仕組みやメリット、リスクなどを解説します。
update2025.10.15 19:00

PayPayを使って海外FXとの入出金が可能に?Binance JapanとPayPayが提携を発表

Binance JapanとPayPayが業務提携を発表し、PayPayマネーを使った仮想通貨購入サービスの提供などが検討されています。本記事では、Binance JapanとPayPayの提携内容や、PayPayを使った海外FXとの入出金フローなどを解説します。
update2025.10.17 19:00

【要注意】堀江氏・テスタ氏のディープフェイク広告が急増中?国内で詐欺の事例も

ディープフェイク技術を使った詐欺広告が世界的に増加しており、国内でも有名人を装った広告が出回っています。広告は精巧で、違和感に気づけないケースもあるため、真偽を見抜くのは簡単ではありません。本記事では、出回っているディープフェイク動画の広告主を調査しました。
update2025.10.08 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル