作成日
:2024.05.10
2024.06.02 03:05
仮想通貨(暗号資産)NINJAは、日本の有名NFTプロジェクト「CryptoNinja(クリプトニンジャ)」のキャラクターを利用して作られたミームコインです。特定のNFTホルダーに対するエアドロップの実施により、SNS上で盛り上がりを見せています。
当記事では、仮想通貨NINJAの特徴やX(旧Twitter)での評判、買い方などを解説します。
仮想通貨(暗号資産)NINJAは、日本のNFTプロジェクト「CryptoNinja」のキャラクターをテーマに作られたミームコインです。
画像引用:NINJA公式X
ミームコインはインターネットミーム(主にSNSで流行したネタなど)を元にしており、ジョークや遊びとして作られた仮想通貨全般を指します。
通貨のティッカーシンボルは「NINJA」ですが、犬のキャラクターを用いていることから「NINJAINU(ニンジャイヌ)」のプロジェクト名が付けられています。SNS上ではこの両方の名称が使用されていますが、本記事では主に「NINJA」の名称を使用します。
NINJAは、イーサリアムのレイヤー2であるAstar zkEVMで発行されています。Astar zkEVMは、日本人起業家の渡辺創太氏がファウンダーを務めるAstar Networkによって、2023年9月に立ち上げが発表されたブロックチェーンです。
画像引用:Astar Network
多くのブロックチェーンは、異なる役割を持つブロックチェーンが階層別に独立して相互通信する「レイヤー構造」になっています。基礎的な役割を担うブロックチェーン層をレイヤー1と呼び、レイヤー1の情報処理を助ける層をレイヤー2と呼びます。
NINJAは2024年4月25日にローンチされ、分散型取引所(DEX)のVery Long Swapで取引が可能です。
分散型取引所とはブロックチェーン上で仮想通貨を売買できる取引所であり、中央管理者が存在しません。分散型取引所を意味する「Decentralized Exchange」の頭文字をとってDEXとも呼ばれます。
NINJAのファウンダーや開発チームは匿名で活動しています。X(旧Twitter)の公式アカウントはありますが、個人やチームを特定できる情報は公開されていません。
画像引用:NINJA公式X
なお、CryptoNinjaのファウンダーであるイケハヤ氏は、NINJAの開発者と何度かコミュニケーションを取っているとXで述べています。イケハヤ氏によると、開発者は日本語の扱いに長けているため、おそらく日本人が開発に関わっているのではないかと推測できます。
仮想通貨(暗号資産)NINJAは、ローンチ前から様々なイベントが企画され、X(旧Twitter)を中心に話題となっています。
CNP(CryptoNinja Partners)やIkehaya Pass、The Mafia Animals SoldiersなどのNFT保有者に対してトークンが配布され、対象のNFTホルダー間で盛り上がりが見られました。
エアドロップとは仮想通貨の無償配布を指します。知名度向上などを目的として新規プロジェクトが実施する例が多く、仮想通貨をもらうには公式ツイッターをフォローすることなど一定の条件がつく場合もあります。
また2024年5月3日には、NINJAホルダーに対してCNPや他のNFTのギブアウェイを予定していることが発表されています。
仮想通貨NINJAは、CryptoNinja関連のプロジェクトを巻き込んで相互にエアドロップやギブアウェイ企画を行い、SNS上での話題を作っています。
画像引用:Gecko Terminal
仮想通貨(暗号資産)NINJAは、2024年4月25日の上場後に急騰を見せました。その後、一度下落したものの、4月28日には過去最高値の約0.09ドル(約14.6円)を記録しています。
その後、緩やかに上下しながら横ばいで推移していましたが、5月6日以降は下落トレンドに転じているようにも見えます。当記事執筆現在(2024年5月9日)では、約0.04ドル(約6.6円)付近の価格帯で推移している状況です。
仮想通貨(暗号資産)NINJAはあくまでミームコインであり、取り扱う際は以下のような点に注意したほうがよいでしょう。
NINJAに限らず、ミームコインは基本的にユーティリティがありません。つまり、目立った使い道がなく、ネタとして楽しむことが主な目的となっています。
NINJAの場合、ギブアウェイが予定されているため、NINJAを持ち続けることで今後恩恵を受けられる可能性はあるかもしれません。しかし、トークンとしての本質的な価値はほぼないと考えられるため、購入する際はその点を理解しておく必要があるでしょう。
NINJAの開発・運営者は匿名ではありますが、X(旧Twitter)での発信内容などから、一定程度は信用できるものと推測されます。
しかし、CryptoNinjaのファウンダーであるイケハヤ氏も「おそらくは大丈夫(=詐欺ではない)とは思うが、それでも扱う場合は自己責任で」ということを念押ししています。
仮想通貨の世界では、絶対に安心・安全と言い切れるプロジェクトはほぼありません。NINJAについても、売買をする際はスキャムやラグプルといった詐欺のリスクも想定した上で取り扱うようにしましょう。
ラグプルは、英語でRug Pullと書きます。日本語では出口詐欺と訳されます。開発チームが資金を集めた後にプロジェクトを放棄したり、資金を持ち逃げしたりする行為です。仮想通貨市場では、Play to EarnやDeFi(分散型金融)、NFTなどの分野で度々発生しています。
仮想通貨の中には、似たような名前の通貨が複数存在することがよくあります。特に「NINJA」や「Ninja」は日本的でキャッチーな名称であることから、本記事で解説している仮想通貨NINJA以外の通貨名としても使われています。
当記事執筆現在(2024年5月9日)、CoinMarketCapでティッカーシンボルが「NINJA」となっている仮想通貨(プロジェクト)を検索すると、以下のようなものが見つかります。
上記はいずれも通貨名が「NINJA」となっているプロジェクトです。
本記事で解説しているNINJAを売買する際は、NINJA公式による発信、あるいはCryptoNinja関連の発信を日頃から行っているアカウント(NinjaDAOのコミュニティマネージャーやモデレーターを務めている人)の情報を参考にして、間違いがないように気をつけましょう。
仮想通貨(暗号資産)NINJAの買い方について、以下の2ステップで解説します。
仮想通貨NINJAを購入するには、まずイーサリアム(ETH)をAstar zkEVMにブリッジする必要があります。
以下のリンクをクリックし、Astar Networkの公式ページにアクセスします。
画面右上にある「Astar Portal」をクリックします。
以下の画面が開くので、「Agree」をクリックします。
「Keep me on the Portal」をクリックします。
ネットワークの選択画面で「Astar zkEVM(L2)」を選択し、「Select Wallet」ボタンをクリックします。
接続するウォレットを選択します。
ここでは例として、「MetaMask」をクリックします。クリックするとメタマスクが立ち上がるので、画面に沿って接続してください。
メタマスクの接続が完了したら、画面左側の「Bridge」をクリックします。
今回は例として、Native Bridgeでブリッジを行います。画面右側の「Native Bridge」をクリックしてください。
Fromに「Ethereum」、Toに「Astar zkEVM」を選択します。ブリッジしたいイーサリアムの数量を入力したら、「Bridge」をクリックします。
その後、メタマスクが立ち上がるので「確認」をクリックすれば、ブリッジは完了です。
Astar zkEVMにETHをブリッジできたら、Very Long SwapでNINJAを購入します。
以下のリンクをクリックし、Very Long Swapの公式ページにアクセスします。
画面右上の「Connect Wallet」をクリックします。サイトを日本語表記にしたい方は、「Connect Wallet」の左にあるアイコンから変更できます。
接続するウォレットを選択します。
ここでは例として、「MetaMask」をクリックします。クリックするとメタマスクが立ち上がるので、画面に沿って接続してください。
メタマスクを接続できたら、画面上部の「スワップ」をクリックします。
画面右側のスワップの枠内にある「USDC」をクリックします。
スワップするトークン選択画面が表示されるので、「NINJA」をクリックします。
スワップするETHの数量を入力します。数量を入力したら「スワップ」をクリックします。
内容に間違いがないことを確認し、「スワップの確定」をクリックします。
ガス代の見積もりを確認し、問題がなければ「確認」をクリックします。
以下の画面が表示されれば、NINJAの購入は完了です。メタマスクにNINJAを表示させたい場合は、「ウォレットにNINJAを追加」をクリックすれば追加できます。
仮想通貨(暗号資産)NINJAは、日本の有名NFTプロジェクト「CryptoNinja」をベースとしている点が特徴的なミームコインです。
2021年以降、日本でもDeFiやNFTのブームは起きた一方で、ミームコイン人気はそれほど高まりを見せていないのが実情です。そのような中でNINJAは、CryptoNinjaやそのコミュニティに関心を持つユーザーを巻き込むことで、ミームコイン人気の火付け役となるかもしれません。
しかし、開発者はあくまで匿名であることから、購入する際はスキャムやラグプルに十分気をつけるように心がけましょう。
作成日
:2024.05.10
最終更新
:2024.06.02
フリーランスのWebライター。ブロックチェーンがもたらす非中央集権的な世界観に惚れ込み、暗号資産・NFT・ブロックチェーンゲームなどweb3のジャンルにしぼって記事を執筆。自らの暗号資産投資やNFT売買の経験を活かし、暗号資産の投資情報をできる限りわかりやすくお届けします。
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