Select Language

仮想通貨のスワップとは?スワップができる場所や注意点も解説

仮想通貨のスワップとは?スワップができる場所や注意点も解説

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2024.07.02 10:01
仮想通貨のスワップとは?スワップができる場所や注意点も解説

update 2024.07.02 10:01

仮想通貨(暗号資産)のスワップとは、保有している仮想通貨を別の仮想通貨に交換することを指します。スワップができる取引所にはいくつかの種類があり、それぞれメリット・デメリットが異なります。

この記事では、仮想通貨のスワップの概要やスワップができる場所、スワップする上での注意点などを解説します。

仮想通貨のスワップとは

まずはじめに、スワップの仕組みやメリットについて説明します。

スワップの仕組み

仮想通貨(暗号資産)のスワップとは、自身が保有している仮想通貨を別の仮想通貨に交換することを指します。

たとえば、保有しているビットコイン(BTC)の代わりに、イーサリアム(ETH)を入手したいと考えていると仮定します。その際、スワップサービスを提供する取引所でスワップをすれば、交換元のビットコインとほぼ等価のイーサリアムと交換できます。

スワップは、円をドルに交換するといった法定通貨の両替に似た仕組みといえます。

スワップのメリット

スワップのメリットとして、スワップのタイミングを見定めることで利益を狙える点が挙げられます。

具体的には、保有している仮想通貨の相場が上がったときにスワップすることで、利益を得られる場合があります。

また、仮想通貨のポートフォリオを多様化できる点もスワップのメリットといえます。

仮想通貨は価格変動が激しい金融資産です。そのため、保有している仮想通貨の種類が1種類のみ、もしくは少ない場合、価格の下落やラグプルなどが原因で損失が発生するリスクが高くなります。しかし、スワップによって複数種類の仮想通貨を分散保有しておけば、そのようなリスクを軽減できます。

仮想通貨のスワップとブリッジの違い

スワップと混同しがちな言葉として「ブリッジ」が挙げられます。仮想通貨(暗号資産)のスワップとブリッジにはどのような違いがあるのでしょうか。

スワップはここまで説明してきたとおり、ある仮想通貨をほかの仮想通貨に交換することを指します。

一方でブリッジとは、ある仮想通貨を2つ以上のブロックチェーンで利用できるようにする仕組みを指します。たとえば、イーサリアム(Ethereum)ブロックチェーン上にあるイーサリアム(ETH)を、ポリゴン(Polygon)ブロックチェーン上に移動することをブリッジと呼びます

スワップは仮想通貨の「交換」、ブリッジは仮想通貨の「移動」という点で、この2つは異なります。

仮想通貨のスワップができる場所

スワップは通常、仮想通貨(暗号資産)取引所で行います。スワップができる取引所は、主に以下の2種類があります。

  • CEX(中央集権型取引所)
  • DEX(分散型取引所)

それぞれの特徴を解説していきます。

CEX(中央集権型取引所)

Coincheckのロゴ

画像引用:Coincheck

CEX(中央集権型取引所)は、企業をはじめとする中央組織が管理・運営している取引所のことです。

CEXを利用すると、プラットフォーム上で、ある通貨と別の通貨をスワップできます。

CEXでスワップする場合は口座開設が必要です。その際、個人情報の提示および本人確認が求められます。また、ウォレットの秘密鍵はCEXが管理します。そのため、秘密鍵の紛失が原因でウォレットにアクセスできなくなる心配がありません。

一方で、CEXがサイバー攻撃などを受けた場合、秘密鍵が漏えいする可能性があります。また、CEXが破綻した場合には、預けていた資産にアクセスできなくなるリスクもあります。

日本国内のCEXには、以下のようなものがあります。

  • Coincheck(コインチェック)
  • GMOコイン(ジーエムオーコイン)
  • bitbank(ビットバンク)

DEX(分散型取引所)

PancakeSwapのロゴ

画像引用:PancakeSwap

DEX(分散型取引所)とは、中央集権的な管理者を必要とせず、ユーザー同士で仮想通貨を直接取引できる取引所のことです。

DEXは、ブロックチェーン技術を基盤にしたスマートコントラクトと呼ばれる機能を利用しています。この機能により、第三者を介することなく取引ができます。

また、DEXでは個人情報を登録する必要がなく、ウォレットを接続するだけでスワップができます。秘密鍵の管理もユーザー自身が行うため、ハッキング被害にあわないように自分自身でリスク管理をすることもできます。

しかし、ほとんどのDEXでは、日本円をはじめとする法定通貨を使って仮想通貨を購入することができません。そのため、元手となる仮想通貨はあらかじめCEXで購入しておく必要があります。

DEXの例として、以下のようなものが挙げられます。

  • PancakeSwap(パンケーキスワップ)
  • Uniswap(ユニスワップ)
  • SushiSwap(スシスワップ)

スワップする上での注意点

スワップする上での注意点として、以下の2つがあります。

  • 手数料やガス代がかかる
  • 税金が発生することがある

それぞれについて詳しく解説します。

手数料やガス代がかかる

スワップを行う際は基本的に手数料がかかります。そのため、利益が発生した場合も、利益のすべてが手元に残るわけではありません。

CEXでのスワップ手数料は、取引ペアの種類や取引量などによって異なります。また、DEXではガス代(トランザクション手数料)が発生します。ガス代は、DEXの基盤となっているブロックチェーンの種類やトランザクション量、時間帯などによって変動します。

税金が発生することがある

日本国内では、以下のような仮想通貨(暗号資産)取引が課税対象になります。したがって、スワップにより利益が出たケースも課税対象に該当します。

  • 仮想通貨を売却(日本円に換金)したとき
  • 仮想通貨で商品やサービスの決済をしたとき
  • 仮想通貨を別の仮想通貨に交換したとき
  • マイニングやステーキング、レンディングなどにより仮想通貨を取得したとき

スワップにより利益が発生しても、その利益を日本円に換金しなければ税金は発生しないと考えるかもしれません。しかし実際は、日本円に換金していなくても、利益が発生していれば課税対象となります。

このルールを知らずに仮想通貨取引を行っていると、適切な申告を行わなかったとみなされ、追徴課税や加算税などのペナルティを課される可能性があります。仮想通貨取引を行う際は、税務上のルールを理解し、適切な申告を行うことが重要です。

スワップにより損失が出ることも

仮想通貨(暗号資産)のスワップでは、タイミングを見定めることで利益を狙える一方、損失が発生する可能性もあります。

損失をできる限り回避するには、スワップをする前に、仮想通貨の価格変動を十分に確認することが重要です。また、仮想通貨を初めてスワップする場合は、万が一損失が発生しても気にならない程度の額から始めたほうがよいでしょう。


Date

作成日

2024.06.21

Update

最終更新

2024.07.02

Myforex編集スタッフー仮想通貨担当ー

2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

FXDDが破綻間近か?サポートや口座開設の受付が停止

2024年9月24日現在、FXDDがサポートや口座開設の受付を停止しています。MT4のライブ口座へはアクセスできるものの、取引サーバーに接続できなくなるのも時間の問題かもしれません。
update2024.09.20 20:00

Vantage Tradingがプレミアム預金を開始!最大年率13%の資金運用が可能

海外FX業者のVantage Tradingが2024年8月19日から新たにVプレミアム預金を開始しました。Vプレミアム預金では、規定量の資金および取引量を達成することで、最大年利13%の資金運用が可能です。
update2024.09.17 19:00

Milton Marketsが9月の1万円FXチャレンジとXリポストキャンペーンを開催!

Milton Marketsで、9月の1万円チャレンジが開催されます。この記事では、開催期間や上位入賞の条件、これまでの1万円チャレンジと変わった点などを解説します。
update2024.09.12 19:00

Titan FX が9月のデモトレードコンテストを開催!賞金最大30万円

海外FX業者のTitan FXが、「長月トレードコンテスト」を9月16日から開催することを発表しました。コンテストでは専用のデモ口座を使用するため、自己資金をリスクにさらすことなく参加できます。上位入賞者には賞金も贈られます。
update2024.09.10 20:00

Milton Marketsがボーナスキャンペーンや口座タイプを一新!

2024年9月1日からMilton Marketsがサービス内容のリニューアルを実施しました。この記事では、新たにリニューアルされた口座開設ボーナスや入金ボーナス、口座タイプなどを解説します。
update2024.09.10 19:00

仮想通貨DOGSの将来性は?テレグラム発のミームコインについて解説

仮想通貨(暗号資産)DOGSは、TONブロックチェーンを基盤とした、テレグラム...
update2024.09.06 19:00

Vantage Tradingが6種類の仮想通貨CFD銘柄を追加!取引時間も24時間365日に

Vantage Tradingは、2024年8月31日から日本円建ての仮想通貨CFD銘柄を6種類新たに追加します。また同日に仮想通貨CFDの取引時間が24時間365日体制に延長され、いつでもVantage Tradingで仮想通貨CFD取引をできるようになります。
update2024.09.03 20:00

XMTradingがシルバーウィーク100%ボーナスプロモを開催!

XMTradingが、シルバーウィークプロモを開催します。今回のキャンペーンでは、期間中に入金したユーザーに付与率100%のボーナスが付与されます。期間は2024年9月3日から9月30日までです。
update2024.09.03 19:00

仮想通貨ORDERの将来性は?DEX向けインフラのOrderly Networkの仕組みや評判を解説

仮想通貨ORDERは、DEX向け取引インフラを提供するOrderly Networkの独自トークンです。2024年8月26日にTGEを予定しており話題となっています。当記事では、仮想通貨ORDERの評判や将来性、使い道、Orderly Networkの特徴などを解説します。
update2024.08.23 19:30

BybitのコピートレードProのやり方|従来のコピートレードとの違いやメリット・デメリットも解説

2024年6月、Bybitはコピートレードの最新プラットフォーム「コピートレードPro」の提供を開始しました。リスクの低い現物取引への対応やシンプルな設定など、従来のコピートレードに比べて初心者でも利用しやすいサービスとなっています。BybitのコピートレードProの仕組みや従来のコピートレードとの違い、メリット・デメリット、やり方を解説します。
update2024.08.23 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル