作成日
:2021.08.23
2023.07.14 14:28
ウェブベースのチャート作成ツールを提供するTradingViewは8月13日、銘柄によっては100年以上前まで遡るヒストリカルデータを追加したことを発表した。
これにより、金価格チャートであれば187年前まで遡れる他、ダウ工業株30種平均(Dow Jones Industrial Average, DJI)は1896年から参照することができる。その他にも、Coca-Cola(コカ・コーラ)やIBMなどの個別銘柄は50年以上前まで遡れる他、ビットコイン(Bitcoin)は2010年からの価格チャートが利用可能だ。ユーザーはTradingViewの検索ボックスにGOLDやSPXといったティッカーを入力後、指定の期間を選択することで、長期のヒストリカルデータを確認することができる。
TradingViewは継続的に機能を改善している。例えば、2021年5月にTradingViewはMac向けM1プロセッサーに対応した他、デスクトッププラットフォームでLinuxのSnap Store(スナップストア)を利用できるようになった。また7月に、TradingViewでは米連邦準備制度(Federal Reserve System)【以下、FRSと称す】の経済データが利用できるようになった。同データは、107種類のソースを基にした81万5,000種類の時系列データで構成されている。ユーザーは検索ボックスにFREDと入力することでFRSデータを利用できる。
TradingViewは継続的に機能を改善し、利便性を高めることで、更なる顧客基盤の拡大が期待できそうだ。
release date 2021.08.23
出典元:
ニュースコメント
各取引ツールを利用できる海外FXブローカーを概観
TradingViewは1,500万人以上のトレーダーが利用する人気のソーシャルネットワークであると共に、マルチアセットに対応した高機能チャートを提供する使い勝手の良い取引ツールだ。しかしながら、同社は日本語対応の海外FXブローカーと提携しておらず、6種類の仮想通貨CFDを追加したTitan FXや、海外FXブローカーとしては日本人シェアNo.1のXMTrading(エックス エム)などの有力海外FXブローカーの利用者から、TradingViewとの提携を希望する声が挙がっている状況だ。唯一、BVI FSCライセンスを追加したeasyMarketsが、TradingViewのサイトから直接注文を出す機能はないものの、easyMarketsのプラットフォーム上でTradingViewのチャートを提供している。また、Spotwareが開発したcTraderは、日本語・日本時間に対応し、裁量トレード向けの様々な機能が搭載されている。同取引プラットフォームに関しても、導入している海外FXブローカーは限定的であるが、世界170か国に展開する欧州大手の海外FXブローカーであるFxPro(エフエックスプロ)や、ハイスペックなトレード環境を構築するTradeview(トレードビュー)などで利用できる。そして、世界標準の取引プラットフォームとなっているのが、MetaQuotesが開発したMetaTraderだ。特に、高機能が付帯された最新版のMetaTrader5(MT5)を導入する海外FXブローカーが増加傾向にある。使い勝手の良いTradingViewとcTraderに関しては、更に多くの海外FXブローカーによる導入が期待されているが、各社が如何なるプラットフォーム戦略を講じるか今後も注目したい。
作成日
:2021.08.23
最終更新
:2023.07.14
国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Milton Marketsが夏トク15%入金ボーナスキャンペーンを開催!
2023.06.21 19:30
XMTradingがF1チームスクーデリア・アルファタウリとスポンサーシップを締結
2023.03.28 20:00
海外FX業者で取引できるエネルギー銘柄は?取引の種類やメリットを解説
2023.02.27 20:00
仮想通貨HOOKとは?将来性は?Hooked Protocolが提供するWild Cashも解説
2022.12.13 21:00
Huobi(旧Huobi Global)は日本居住者向けサービスを停止していない?
2022.12.08 19:30
分散型取引所dYdXの使い方をイチから解説!注意点も紹介
2022.12.01 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー